つれづれの記

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知事の不適切発言

2024年04月15日 07時12分17秒 | 日記

  2024年4月15日(月) 知事の不適切発言

 

 

◉不適切発言

 先日の4月1日、静岡県の川勝知事が、新たに県庁に入ってきた新人を前に、以下のように述べたという。

    (参照:“職業差別”発言で辞任の「川勝知事」に学ぶ…世の管理職が「スピーチで絶対にやってはいけない」たったひとつのこと(デイリー新潮))

 

 

 

 野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりする人たちと違って、県庁の人たちは、いわば、シンクタンクとして機能しなければならない、と言ったようだ。

 新人達を激励するために言った言葉と思われるが、職業差別発言と受け止められたようだ。

 「県内の色んな職業の人達の意見も聞きながら、県の発展のために尽力して欲しい」、などと言えば、なんの問題も無かっただろうに---------。

 

知事は、発言の反響の大きさに驚き、この部分を取り消す、としたようだが、過去の数多くの舌禍の前歴もあり、元には戻せなかったようだ。 

 

◉辞任劇

 川勝知事(下図)は、4月10日、県議会議長に辞表を提出し、受理されたという。

 辞任の理由は、上述の不適切発言なのだろうか、定かではない。

  

 

  これを受けて、静岡県知事選が動き出すが、川勝氏は、立候補はしないと、明言したようだが、今後、変わるかも知れない。

 立候補を表明している人物が2人程おり、現在の予定では、5月9日告示、5月26日投開票という。

 

 

◉リニア新幹線

川勝知事は、南アルプスにリニアのトンネルを開通させると、大井川などの周辺の水系に異変を来たし、「命の水」が守れないとし、流れ出る水を元に戻せと、注文を付けているようだ。

 

問題の静岡工区のルートを、変更し、南アルプスを迂回する、下図のルートも検討されているようだ。

 

 

 下図にある東海道新幹線は、首都圏と、名古屋圏と、関西圏を結ぶ動脈として活躍中だが、現状で手一杯で、これ以上の増便は出来ない状況という。

そこで、首都圏と、名古屋圏と、関西圏を結ぶ、我が国の新たな動脈として、リニア新幹線に期待するところは、極めて大きいのだが、地域との調整がつかず、当初計画より、開業目標が、ずるずると、遅れているようで、主管するJR東海は、東京―名古屋間の1927年開業を断念したようだ。(夢の超特急「リニア新幹線」期待も懸念も…2027年開業断念で今後の行方は?)

 名古屋までの開業が遅れることで、名古屋ー大阪間についても、地元と調整を図りながら、ルートの選定や環境アセスメントを行い、駅も決定するなど、作業は山積しており、予定している2037年の開業は、絶望的という。

 

 下図のように、東海道新幹線、リニア中央新幹線に加えて、北陸経由で、首都圏と関西圏を結ぶ、遠大な構想もあるという。(参照・リニアの国 研究所|リニア中央新幹線リーくん&にあちゃんのリニア大冒険.html)

  

 

 ルート図を見て知ったのだが、静岡県には、駅が無いのだ。

 地元にして見れば、駅が作られず利用するメリットが全く無いのに、しわ寄せだけを強いられる訳で、環境保護のため、前述のように、命の水問題などとして、注文を付けたくもなる心境だろうか?

 

 

◉新知事の誕生

この5月の選挙で、静岡県知事が、川勝氏から変われば、リニアに関する状況などに変化があるのか否か、注目されるところである。

コメント
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