つれづれの記

日々の生活での印象

くじらの話 2

2012年09月06日 11時56分13秒 | 日記

2012年9月6日(木) くじらの話 2 

 

 くじらに関する前稿、

      くじらの話 1 (2012/9/5) 

で取り上げられなかった、幾つかのトピックスを、以下に集めた。 

 

○ ホエール・ウオッチング 

 クジラくん達には、これまでは、食料資源として、舌を楽しませて貰うことのでお世話になった訳だが、これからは、観光資源として一役買ってもらい、壮快な ホエール・ウオッチング(Whale  Watching)で、目を楽しませて貰うのが相応しいだろうか。 

単に、呼吸するだけなら、潮を噴き上げればいいわけだが、海面から大きく飛び上がるのは、なんのためだろうか。 雌を巡るPR合戦か、それとも、人様に見てもらうためかな?!      

   

 ホエール・ウオッチングについては、国内でも、南紀(太地と勝浦)や南房総(和田)等の他、土佐湾一帯、沖縄、知床羅臼などでも、盛んに行われているようだ。 機会があれば、是非、体験したいものである。 

 8月末の28日には、日本国内で、ニホンカワウソの絶滅が確認された、という、淋しいニュースがあったが、地球上最大の動物と言われるシロナガスクジラなどが、この地球から消え去り、雄姿が見られなくなる日が来る、などは、何としても避けねばならない。 

 

○ 鯨という漢字 

 くじらは、漢字では、魚偏(うおへん)に京で、鯨となっている。 海に住んでいるので、姿・形から、魚の仲間と思われ、魚偏になるのは、ごく自然だろう。

これまでは、鯨という漢字には、特別な印象は無かったのだが、最近になって、右の旁(つくり)の京は、数の単位の、千、万、億、兆、京、垓 ------の京ではないか、と、ふと思ったのである。

         

 漢字を発明した中国の先人達は、くじらの余りの大きさから、京を持って来たのではないか。 くじら一頭を捕獲すると、その村は、1年間潤った、などと言う話もある位なので、それに近い驚きと嬉しさを表現している、という、なんとも楽しい珍説ではある。

  

○よさこい節 

 有名な高知県民謡の、「よさこい節」の中に、

     ♪ 言うたち(言うても)いかんちゃ(だめだが) 

       おらんくの(我が家の)池(太平洋のこと)にゃ

       潮吹く魚(くじらのこと)が泳ぎよる(泳いでいる) 

と言うくだりがあり、難解な土佐弁と共に、くじらが登場するのだ。(Delightful life in KOCHI:高知の言葉 - livedoor Blog(ブログ).

それも、土佐湾と太平洋を、我が家の池に譬えるあたり、気宇壮大な(ホラ吹きではない!?)土佐人の気質が感じられて面白い。(『おらんくの池 の 魚。』 - ♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

 

 又、戦後大ヒットした、ペギー葉山の歌、「南国土佐を後にして」(武政英策 詞・曲)の中で

     ♪ 国の父さん室戸の沖で、鯨釣ったと言う便り 

と、くじらクンが登場するが、身体を張ったくじら捕りを、かつおの一本釣りの様なイメージで、軽く捉えているところが、同様の気質を表している、と言えるだろうか。

 どちらも、くじらと共に生きて来た、現地の人達の生き様を彷彿とさせる、ユニークな表現だ。

コメント
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