「便利で誰でも乗れる」をうたい文句にして「空を飛ぶ自動車」に人気が集まっているが、本当に「便利で誰でも乗れる」のであろうか。
これはかなり昔から実用化をしようと試行錯誤をしながら多くの人が開発を試みるも、今だに実用化のめどはたっていない。
今回の大阪万博でもデモ飛行が予定されるも、それもトラブル発生で中止に。
が・・・・。
ほとんどの人が気が付かないのか、あえて話題にしないのか、根本的な部分に大きな弱点を抱えているので、本当に実用化など出来るのであろうか。
まず初めに、「誰でも乗れる」というが、乗客としては誰でも乗れるかもしれないが、運転(操縦)は誰でもできるわけではない。
地上を走る車ですらまだ自動運転はできない。
空を飛ぶ自動車ともなるとさらに自動運転は無理。
が、それよりさらに重大な問題が立ちはだかるのだ。
それは・・・・。
「風」である。
何百人も乗れる大形のジェット機だって強風下では離陸も着陸も出来ない。
大形のヘリだって無理。
そう、小型のヘリよりもさらに小さいのだから、ちょっとした風でもすぐに影響を受けて飛ぶことなどとてもできない。
離陸時は無風だったとしても、天候が急変したらどうするのか。
空中に信号機は設置できない。
他人の家の上を飛べば「プライバシー」の問題も出る。
操縦ミスを犯したら・・・・。
こう考えてくると・・・・。
正に、「問題山積み」で、これらをどうするのか。
そう、この問題に触れる人などほとんどいないのだ。
2025.04.27.
追記です。
書くのを忘れていたが、そもそも、大阪万博でのデモ飛行。
想定外の破損で飛行が中止されたが、破損する前の飛行自体もかなり危うそうな感じが。
殆ど無風に近い状態のようだったが、それでもバランスを取るのに苦労ぃている感じも。
が・・・・。
それよりも、すでの様々な規制がかけられて話題にも上らなくなった「ドローン」と同じ運命をたどらなければよいのだが。
ドローン。
初めは面白がって人気も高かったが、予想以上に多くの問題が噴出し、今ではまともに飛ばせるところは少ない。
ドローンと空を飛ぶ自動車。
「無人か有人か」の違いだけで、基本的な構造は同じである。
となると・・・・。
同じ問題が出るはずだが・・・・。