へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

子供の学力低下について思うこと

2010年02月06日 03時42分25秒 | Weblog
かなり前から問題になってはいるのだが、私が最も気になっていることは「学力低下の原因を教育現場にばかり押し付けている」と言うことなのです。
私が常々思っているのは「勉強は学校でするだけではない」と言う事で、私たちの年代以前であれば「普段の生活の中で自然に覚えていた」と言うことが、テレビやゲームの発達で覚える時間が無くなり、そんなことまで学校で教えなければいけないのだから無理な話なのです。
「赤ん坊は泣くのが商売(仕事)」などと言うことが言われるのだが、これは子供にも言えることで、「子供は遊ぶのが商売」と言うことになるのだが、それなら「ゲームで遊んでいる」と言う人もいるだろうが、ここで言う「遊ぶ」は「ゲームで遊ぶ」と言う事とは全く意味が違い、特に屋外で遊ぶ場合は「人間関係、自然観察、状況に適応する力、・・・・」と、学校では学ぶ事が難しいことまで学ぶ事が出来るのです。
人間の脳細胞は「刺激を与える事によって発達する」と言う性質があり、ゲームのような限られた状況しか起きない状態では脳細胞の発達が阻害されてしまうのだが、屋外で遊ぶ場合は「1日として同じ日は無い」と言うように、常に新しい状況に遭遇する事になり、その度に新しい刺激が入ってくるのです。
「子供の理科離れ」もこのような状態で加速され、テレビが普及し始めた頃に言われた「テレビは人間を白雉化させる」と言うことが現実の事になっているのですが、実際には「親の学力も低下している」と言うことにも目を向ける必要があるだろう。
「この親にこの子あり」「親を見れば子供がわかる」と言うように、親の学力が低ければ子供の学力が低くなるのは「当然の成り行き」と言わなくてはならないだろうが、もっと恐ろしいのは「今の子供が親になった時」で、その先は更に・・・・、と考えると憂鬱にならざるを得ないだろう。
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