老人クラブ

　日本の昨年9月の高齢化率は25％とある。国際基準でいえば、高齢社会を通り越して超高齢社会である。
　ただ、平均寿命が延びている日本の場合は、65歳の高齢化の国際基準はあくまでも参考値にして、実態の高齢化の指数は70歳いや後期高齢者医療制度の75歳でよいのではないか。
　
　ところで、これだけ高齢者が増えているのだから「老人クラブ」は盛況だろうと思っていたが、全国的にクラブ数も加入者数も減少しているらしい。
　趣味や価値観は年齢に関係なく人それぞれだ。それなのに老人をキーワードに一山いくらとしたようなものだから加入に抵抗があるはず。殊に団塊の世代は画一性を嫌うのではないか。クラブの名称もいただけない。
　
　早晩老人クラブは地方消滅よりも先に消滅するだろう。