陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

西瓜の香り

2006-06-04 00:32:03 | 釣りの話
西瓜の香り?
はて、西瓜に香りなどあったかな?
そう思う人も多いでしょうね。

我が家近くの川の鮎釣りが解禁になった。
初夏の風物ですね。
釣りキチの自分だが、鮎釣りは性に合わず、やらない。
今日は橋の上から、人の釣りを見ていました。
まあそれでも飽きないものです。
でも全然釣れていなかったですね。
みんな口々に、やれ、鮎の性格が悪い、だの、
今日は寒かったからだの、色々と原因を言ってました。
TVなどでは、他県の解禁風景が流れていて、たくさん釣れていたようですが。

釣りをしない人には分からないと思いますが、魚にも性格があるんですよ。
鮎という魚は縄張りを持ちます。
その習性を利用したのが、鮎の友釣りです。
縄張りに侵入しようとする鮎を追う気性の激しさと言うのでしょうか、
これが産地によってかなり違います。
と言っても、放流される鮎は殆ど琵琶湖産か海産ですが・・・。

鮎釣りをしない僕にとっては、専ら食べる方。
塩焼き、田楽、背越し、うるか・・・おいしいですね。

食べると言えば、最近は魚を上手に食べる人が少ないですね。
鮎は1年で死んでしまう年魚。その儚い命、キレイに食べてあげて下さい。
箸を使って上品になんか食べなくていいんです。
両手でガシと持って齧り付いてみて下さい。
鮎なら頭から丸ごと食べられます。
最近は骨抜きされた魚が売っている始末です。
お年寄りにはいいですが、そんなもの子供になんか食べさせてはいけません。
それこそ骨抜きな子供に育ってしまいます。

タイトルは、西瓜の香りでしたね・・・
普通の人は生の鮎など触らないでしょうが、
機会があったら、是非その香りを嗅いでみて下さい。
ホントに西瓜の香りがします。

爽やかな初夏の香りが通り抜けていきますよ。