「日本を今一度洗濯し候」と。

何だかとんでもない惨事がありました。
「京都アニメーション」第1スタジオでの放火事件です。
これほどの方が亡くなってしまって・・・コトバもありません。
ただただ、合掌するのみです。

洗濯どうしようかな、と迷っていましたが、時折日差しもありましたので、遅ればせ
でしたが洗濯に着手、ベランダに干しました。
一回で洗うには洗濯物の量が少な過ぎます。
「せんたくするもの　ある？」
大声で連れ合いに訊きましたら、
『ない！』
と、素っ気ない返事が返って来ました。

懐かしい絵本を思い出しました
作・絵：さとう　わきこ　福音館書店刊　『せんたくかあちゃん』です。

　　　　　　

　　　洗濯が、だいだい大好きな母さんは洗濯板で家中のモノを何でも洗ってしまいます。
　　　子どもたち、ネコ・犬までゴシゴシゴシと。
　　　干された子どものヘソを狙って落ちて来たカミナリサマまで、ゴシゴシゴシ。
　　　カミナリサマの顔からは目も鼻も口も、すっかり洗い流されてしまいました。
　　　だから、カミナリサマに新しい顔を描いてあげました。
　　　それは　それは　いい男に描いてあげたのです。
　　　さて、次の日。
　　　ピカッ！　ゴロ　ゴロ　ゴロ
　　　カミナリサマが、それはそれはたーくさん、洗濯をして貰いにやって来て・・・と、
　　　楽しい絵本です。


参院選も残すところ二日。
改憲について、年金について、それこそ沢山自分のこととして考え、政治を選択
（洗濯）しなければいけないのですが、国民の関心は、いまいちかな、と。
参院選に向け、投票率をアップするために〈投票済み証明書などを示せば商品を
割り引く〉などと言う店もあるとか。
ちょっと淋しい気もします。
選挙は、私たち国民の「権利」です。
大切に行使しなければと。
竜馬の様に、「日本を今一度洗濯し候」などと、洗濯物を干しながら、ちょっと力んで
みた〈ばーば〉でした。