それは それで いいかも。

連れ合いがクルマの免許証を返納してから一年となります。
クルマの無い暮らしに慣れた、とも言いきれません。
慣れようが慣れまいが、これで行くしかないのです。

近隣に住む長女が一週間に一度、曜日を定めて、日用品その他の買い物にクルマを
出してくれますし、用事がある時は随時付き合ってくれますので、まったく困る、
ということではありません。
でも、クルマがあった時と比べますと、それは　もう比べようもないことは確かです。

自分の足で買い物へ行くために、あった方が便利かと思い、ショッピングカートを
通販で買い求めました。
サイズ　重さ　その他カタログで調べた上で買ったのですが、品物が届けられ、手にして
みましたら使いにくいのです。
と、言っても使用したわけではなく、梱包を解き、手に触れた時点で私の身体に合わない
ことが分かりました。
持ち手ハンドルの位置が私の背丈に対して高すぎるのです。
調節機能はついていません。
知人で欲しいという方もなく、そのまま放置するより売ってしまおうと、
リサイクルショップＭ店に持参しました。
引き取って下さった金額は、何と１０円。
元々の値段が送料込みで３０００円ちょっとですから、高価な品物ではありません。
でも、新品だから１００円くらいになるかと思っていました。
何だか、笑いたくなってしまいました。
これも、通販での買い物の仕方として学んだ出費だったと思い一件落着に。

こうした店に品物を持って行ったのは初めてです。
ですから、相場というものもよく分かりません。
〈時代についていけない自分〉を、実感しました。

外務省のロシア課長が、セクハラが理由で国家公務員法に基づき、停職９カ月の
懲戒処分に処せられたと報じられました。
詳しい処分理由など知りたいとも思いませんが、財務省の決裁文書改ざんがらみで
処分を受けた前国税庁長官・佐川宣寿氏の停職３か月は、相対的には処分が
軽すぎはしまいかと。
セクハラで国家公務員として著しく信用を傷つけたということですが、決済された公文書の
改ざんは、国会・国民の信頼を大きく裏切ったということではないでしょうか。
もちろん、官僚にのみ責任を押し付けている政権の罪状はもっと、もっと重いと思いますが。

午後、一人でいましたら、
ピン　ポン　と、玄関のチャイムがなりました。
出てみましたら、
『世帯主の方は　いらっしゃいますか』と、にこやかに営業風の男性から訊ねられました。
「居りますけど、何か？・・・行政関係の調査で？」と聞き返しましたところ、
家庭用ソーラーシステムの販売員の男性とのこと。
おばあちゃんでは、話にならないので「世帯主は在宅か？」と口にしたのでしょう。

世間的には、名実ともに、そうした年代を生きている自分を実感した６月６日でした。
まぁ、それはそれでいいかも。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈ゴマメのばーば〉