ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

“〈おにぎり〉を土足で踏めない 何のリクツでもなく 踏めない”

2017-10-29 06:24:16 | 日記
  《国連総会第1委員会(軍縮)は27日、日本政府が提案した核廃絶決議案を144カ国の
   賛成を得て採択した。昨年の賛成票167から支持を23カ国減らした。》
                       (毎日新聞2017年10月28日 11時44分)
と、報じられました。
今年7月に採択された「核兵器禁止条約」を、日本は支持しなかったのですから、
当然の成り行きかと思います。
唯一の被爆国の国民の一人としては、情けない思いに駆られます。

また、
  《政府・与党は27日、来月1日召集の特別国会で、安倍晋三首相による所信表明演説と
   各党による代表質問を行う調整に入った。》
とも。
こちら、当然と言えば当然のこと。
「森友・加計(かけ)学園をめぐる疑惑」には、しっかり対応してもらわなければなりません。

いろいろ失言の多い麻生副総理、またまた自民党議員のパーティーで、衆院選の自民大勝に
関して、
「明らかに北朝鮮のおかげもありましょうし、・・・・・」
などと述べ、「おかげ」という言葉が問題視されているようです。
でも これ、ホンネではないでしょうか。
安倍首相は、最大限に「北の脅威」を演出してみせたではありませんか。

何となく気ぜわしい日々が多かったのですが、昨日は鬱陶しい曇り空の一日でしたので、
録画して置いた、【 NHK Eテレ (10月放送)100分de名著 『歎異抄』 】
を、じっくり見ました。
講師は、如来寺住職・相愛大学教授、釈 徹宗氏です。

『歎異抄』、過去何回か読んだり講座を受けたりはしましたが、釈 徹宗氏の解説に、
あらためて開眼させられる思いの「言葉」を頂きました。
  『弥陀の五劫思惟(ごごうしゆい)の願を よくよく案ずれば ひとへに親鸞一人
   (いちにん)が為なり』(歎異抄後序より)
の、解き明かしとして、
  《「この物語は 私の為にこそあった」と、そういう物語と出会ったときに人は救われる。》
と。
そして、「物語」と「情報」の違いについては、
  《「物語」は、出会ってしまうと出会う以前に戻ることができない・・・という力を持っている。》
とも。

また、
  《現代人は宗教という情報を扱っているに過ぎない。
   自分が今、抱えている苦しみに都合のいい宗教情報を求めている。
   宗教情報の〈つまみ食い〉は、リミッターがきかない、狂気に陥りやすい》
と。

私は、キリスト教徒ですが、いろいろ得ることの多い講座でした。
そして司会の伊集院光氏の次の言葉が、素朴なだけに心に残りました。
  『じぶんは、無宗教だと思っているが、
   “〈おにぎり〉を土足で踏めない 何のリクツでもなく 踏めない”』
この方、この番組で、時々、講師に勝るほどの はっとさせられる〈ことば〉を発します。
                             〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
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