ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

“妙案はない”と、“あーとで”

2016-03-01 06:45:27 | 日記
菅官房長官は消費税率10%への再増税について、
『税率を上げて税収が上がらないようなところで、消費税率を引き上げることはあり得ない』
と、26日の記者会見で述べ、税収減が予想される場合などには見送りもあり得るとの
認識を示しました。

えっ!なになに。
と、言いたくなります。

安倍首相は、再増税を延期するケースとして、リーマン・ショックや、
東日本大震災のような事態が起きた場合を挙げていましたが、
24日の衆院財務金融委員会では、世界経済の「大幅な収縮」が起きれば中止する政治判断も
あり得るとの認識を示しています。

家計費からいえば出費が減ることは助かりますが、
「消費税アップ」の当初の目的はどうなってしまったのでしょう。

衆院選挙制度改革については、昨日の衆院予算委員会で、民主党の岡田代表とも論戦に
なりましたが、安倍首相は、「衆院選挙制度に関する調査会」の答申を先送りにしたいようです。
〈アダムズ方式による議席配分の見直しを伴う大規模な選挙区の見直しは、
20年の大規模国勢調査の結果により行われる〉ということです。
ひと言でいれば、
《選挙制度に関する答申、やりますよ、あーとで》
ということ。
憲法の解釈も、勝手気ままに行った首相ですから、「衆院選挙制度に関する調査会」答申を
骨抜きにするぐらいは朝飯前のことかもしれません。

2015年簡易国勢調査の速報値で、日本の総人口は、国勢調査開始以来初めて減少に
転じたのことです。
安倍首相は26日の衆院総務委員会で
  『少子化が始まってから、どこかの段階で人口減に直面するのは予測できた。
   人口1億人維持に正面から取り組み、しっかり進める決意をした』
と語り、加藤勝信一億総活躍担当相は記者会見で
  『1億総活躍で少子高齢化、人口減少に対応する』
と改めて強調はしています。

でも、
  『今のところ〈こうすればいい〉という妙案はない』
と、二階俊博自民党総務会長が述べています。
これが実状であり、ホンネなのかもしれません。

29日、衆院予算委員会でも取り上げられたネットでの投稿【保育園落ちた人】。
表現には、いささか抵抗がありますが、その通りです。
   “何なんだよ日本
    一億総活躍社会じゃねーのかよ
    昨日見事に保育園落ちたわ
    どうするんだよ私、活躍できね―じゃねーか
    ………………………………………
    ………………………………………
    ………………………………………”
                  (一部だけの、抜粋です)

国会中継、見る度につかれます。
   “何なんだよ国会
    昨日、中継見たわ
    答弁になっていないんじゃねーのかよ
    衆参同時選挙やる気かよ”
                                   〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする