ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「超異常」な光景。

2015-09-18 06:32:21 | 日記
《参院平和安全法制特別委員会は、17日午後4時半過ぎ、
 安全保障関連法案の採決を強行で行い、与党などの起立多数で可決した》
と、報じられますと、
「あぁ、そうでしたか」
となってしまいそうですが…………。

私は、16日から、ずっと中継を見ていました。
その内容たるや、上記の報告記事などに収められる状況ではありませんでした。
17日午後4時半過ぎのドタバタは、中継を見ていて何がどうなったのか皆目不明。
ただ、
《安保法案 参院特別委で可決》
のテロップが流れて、やっと状況の理解が出来たのです。
「異常」などではなく、「超異常」な光景でした。
この法案の持つ「異常」さ、そのものかもしれません。

あの騒乱の中、安倍首相は平然と退席。
やっぱり、おじいさま・岸信介氏の「血」を感じてしまった一場面でした。
でも、見た目の強さは、内なる弱さの表れかもしれません。

佐藤正久・参院特別委員会の与党筆頭理事は、
『この法案は国民の命と幸せな暮らしを守るために必要な法案であり、
 可決させることができ、ひとまず安堵している』
と、安倍首相の代弁のようなコメントしました。

この方の“もの言い”には、かって私が幼い頃に経験し、
国・社会から強要された言葉「非常時」と同質のきな臭さを覚えてしまうのです。

この方、イラク先遣隊長を務め、ヒゲの隊長と呼ばれていました。
今回も、大分 目立った活躍をなさったようです。
憶測ですが、多分、〈国を愛する気概〉に満ちている方なのかもしれません。
しかし〈国を愛する気概〉は、また、個々の国民に「国家の倫理」を強要させる危険性も
内包しているのです。
失礼な言い方ですが、「提灯持ち」という言葉が浮かんできました。

民主党の福山幹事長代理は
『法案の可決は認められない。あのような暴力的な採決では、民主主義は死んでしまう』
と、述べました。
中継を見ている限り私も、「民主主義の死」を覚えました。

【(法案)賛成議員を落選させよう】
こんな合言葉が、
安保関連法案に反対する人々が集まる国会前で、
各地の街頭で、
ネット上で、
野火のように広がっているそうです。

そうありたい。
そうあらねば、との思いを私も強くしました。

安保法案、廃案を望んでいます。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント (1)
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