ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

歯ぎしり続行。

2015-09-15 08:04:38 | 日記
国会中継を見ました。
疲れた、そのひと言です。

いつものことですが、中谷防衛大臣の、二転・三転という失点ぶり。
“まぁ、かなりきついのであろう”と、気の毒にも思えますが、ここは重責な立場にある方です。
しっかり答えて頂かなければなりません。

安倍総理も、ホルムズ海峡の機雷掃海に関しては、何とも、しどろもどろの感がありました。

14日の【報道ステーション】で、
元最高裁判事・入江俊郎(故人)が書かれたメモに関するニュースが報じられました。
入江氏は、憲法を作成した中心人物で、『砂川判決』を出した最高裁判事の一人です。
自宅にある『最高裁判所判例集』の上部にメモの書き込みがありました。

メモには、砂川判決に関して、
  《自衛のための措置をとり得る、とまでいうが、
   「自衛の為に必要な武力、自衛施設をもってよい」とまでは云わない》
  《他国への安全保障を求めてもよく、その結果として、アメリカ駐留軍がいても、
   それは、わが戦力ではないということを明らかにした》
と、書き込まれていたのです。

政府は、「砂川判決」を持ち出して、安保関連法案の合憲性を訴えています。
つまり、砂川判決の「自衛の為の措置」には集団的自衛権行使も排除せずと。
しかし、このメモを見る限り、
〈自衛隊の存在自体について、砂川判決は、なんら判断していない〉
ということであり、
〈アメリカ駐留軍がいても、それは、わが戦力ではないということを明らかにした〉
ということに過ぎないのではないでしょうか。

憲法学者の木村草太氏は
  『砂川判決が根拠にならないことは、今回はっきり分かってもらえたと思う。
   これをわざわざ持って来たということは、その程度の根拠しかないということを示している』
と、スタジオでコメントしました。
的確なコメントだと思います。

このメモに関して、多分 政府は、
「個人的なメモに過ぎないので、コメントは差し控えさせていただきます」
と、一蹴するのでしょう。

14日夜、国会前では、4万5千人の安保法案への抗議集会が持たれ、
大江健三郎氏や、佐高 信氏も
“憲法の精神に立ち戻る・それしかない”
と、訴えました。

私〈ゴマメのばーば〉も、歯ぎしりを続けます。
コメント
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