天皇陛下ご退位問題です。
マスコミの論調は実にぶしつけで、要するに天皇が歳をとって仕事がきつくなったから辞めてもいいのではという感じです。
その前にやることがあります。
それは陛下がご高齢になられたら体力や健康問題が出るのは想像できたはずなのに何もしなかったこと。
このことで宸襟を悩ませたことは恐懼の至りとまず反省すべきです。
ところで今上陛下がご譲位やむを得ずとなった場合でも気になることがあります。
それは生前譲位の制度を作ってもくれぐれも悪用されないようにすること。
経営者や政治家の病気引退などでも実は無理やり辞めさせられた陰謀とかはよくある。
さらに最悪、以下のようなことが起こるかも。
近未来、とある陛下が病気などの理由で退位。
すると左翼は君側の奸をあやつるなどして、退位後は日本には天皇は要らない、私が退位してからは共和制でよい、などと退位にあたってお言葉を操作する。
これは極端な想定ですが、ご譲位の結果今まで受け継がれてきた天皇のおられる日本の姿が大きくゆがめられる危険性もあります。
日本会議のような保守団体は総じて天皇生前ご退位に否定的です。
ただその主張は保守によくある弱点でまとめ方がヘタで明確性に欠けますが、要するに先述のようなことを懸念しているなら慎重になるのも一理あります。
この点皮肉ですが現行憲法は国防では九条が邪魔になっているが、象徴天皇であっても国体護持にはある程度の防壁の役割を果たしている。
話がややこしくなりそうなのでここで終わり。