blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

女系天皇論に思う

2005年11月15日 | 想い
ブサイク紀宮が結婚したという。相手は都庁に勤めるアキバ系。権力に歯向かうことを売り物にしている大谷昭宏や勝谷誠彦までもが、この挙式を賞賛している。この国にはジャーナリズムというのはもうないのかね。

まあ、こんなのはどうでもいいんだけど、天皇のことについて日本人はどう考えているんだろうか?

三笠宮の女系天皇に対しての反対論が報じられている。

三笠宮寛仁さま、女性天皇容認に疑問…会報にエッセー
三笠宮寛仁さま(59)が、自身が会長を務める福祉団体の会報で「女性天皇」に触れ、「歴史と伝統を平成の御世(みよ)でいとも簡単に変更して良いのか」と、疑問を投げかけられていることがわかった。(読売新聞2005年11月3日)


内容はこんな感じ────。

世間では、「女帝問題」がかまびすしいので私の意見を、「ともさんのひとり言」として聞いて頂きます。本来は首相傘下の審議会に諮られていますので政治問題であり口出しできないのですが、本会報は市販されておらず、"身内"の小冊子と理解し「プライヴェート」に語るという体裁を取ります。

論点は二つです。一つは二六六五年間の世界に類を見ない我が国固有の歴史と伝統を平成の御世でいとも簡単に変更して良いのかどうかです。

万世一系、一二五代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、「男系」で今上陛下まで続いて来ているという厳然たる事実です。生物学的に言うと、高崎経済大学の八木秀次助教授の論文を借りれば、神武天皇のY1染色体が継続して現在の皇室全員に繋がっているという事でもあります。

歴史上八名一〇方(御二人が二度践祚されている)の、「女帝」がおられましたが、全員在世中、独身又は寡婦(未亡人)でいらして、配偶者を求められておられませんので、「男系」が守られ、「女系」には至っていない訳です。

二つ目は、現在のままでは、確かに"男子"が居なくなりますが、皇室典範改正をして、歴史上現実にあった幾つかの方法論をまず取り上げてみる事だと思います。順不同ですが、

1, 臣籍降下された元皇族の皇籍復帰。
2, 現在の女性皇族(内親王)に養子を取る事が出来る様に定め、その方に皇位継承権を与える。(差し当たり内廷皇族と直宮のみに留める)
3, 元皇族に、廃絶になった宮家(例=秩父宮・高松宮)の祭祀を継承して頂き再興する。(将来の常陸宮家もこの範疇に入る)
4, として、嘗ての様に、「側室」を置くという手もあります。国内外共に今の世相からは少々難しいかと思います。

余談ですが、明治・大正両天皇共に、「御側室」との間のお子様です。「継続は力なり」と言いますが、古代より国民が、「万世一系の天子様」の存在を大切にして来てくれた歴史上の事実とその伝統があるが故に、現在でも大多数の人々は、「日本国の中心」「最も古い家系」「日本人の原型」として、一人一人が何かしら"体感"し、「天子様」を明解な形であれ、否とに拘らず、敬って下さっているのだと思います。

陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりませんから、民主主義の世の中であるならば、国民一人一人が、我が国を形成する、「民草」の一員として、二六六五年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴かなければ、いつの日か、「天皇」はいらないという議論に迄発展するでしょう。


この意見は正論そのもの。ぼくも女系天皇には反対。フェミニスト達はたぶん勘違い、というか浅薄なため見当違いなことを言っているだけだと思う。誰もが女性天皇には反対していない。女系天皇に反対しているのだ。

愛子のガキが即位した場合、神武天皇から(一応)続いた系統が断絶され、新たな系統がが始まってしまう。あくまでも愛子の配偶者が男系男子でない場合が前提だ。愛子は男系の内親王殿下なので、即位するのは、全く問題ない。過去にも推古や持統など10代8人の前例がある。

つまり、父方を辿ると初代神武天皇に繋がるのが「万世一系」という考え方。

直系の男系男子がいない場合は、どれほど離れていようと、傍系の男系男子を選んで、世継ぎにするというのが、皇室の伝統的ルールであった。逆に、男系男子の後継者はいるが、まだ幼いので、成長するまでの中継ぎをするのが女性天皇の役割だった。

しかし、我々の祖先は、なぜそれほどまでに男系男子にこだわったのだろうか。それは血筋とは、男性によって伝えられる、という信仰があったためであろう。これは迷信だろうか?

現代の遺伝学は、それに相当する法則を発見している。性染色体はX染色体とY染色体の2種類があり、男性はXY、女性はXXからなる。この二人から生まれたこどもは、父親のX、Yのどちらかと、母親の2種類のXのどちらかの組合せを持つ。

男の子は父親のYと母親のどちらかのXを持つ。したがって、Y染色体は代々男親から男の子へとかならず継承されるのである。女の子はX染色体しか持っていないから、将来他の男子と結婚して、男の子を産んでも、その子のY染色体は自分の父親のものではない。だから女系ではY染色体は伝わらないのである。

「万世一系の皇統」とは、今上陛下や皇太子殿下、秋篠宮殿下が持っているY染色体が、遠く後醍醐天皇や天智天皇、聖徳太子や日本武尊、そして初代・神武天皇まで遡ることができる、という厳然たる事実なのである。

愛子が一般民間人と結婚し女系男子が即位したら、この万世一系のY染色体の系統が断絶してしまう。2千年もの間、我々の先祖がなんとか維持してきたこの伝統が子の時点で破壊する。

このことを踏まえると三笠宮の意見がいかに正しいかがわかる。

女系天皇を認めることにしたとしょう。三笠宮は立場上言えないかもしれないが、愛子がもし天皇になったら、婿がみつかるのだろうか? この時点で神武天皇から脈々と続いた皇族が絶えてしまうのではないだろうか。紀宮以上のブサイクさも然ることながら、天皇の旦那になろうなどという殊勝な野郎がいるとは思えない。もちろん品格その他を持ち合わせた男にだ。愛子を天皇にしようという輩は、とても人間とは思えない畜生野郎だ。ぼくは、そんな無惨なことは言えない。

男系天皇を守るためには、三笠宮がいう方法しかない。

1, 元皇族の皇籍復帰。
2, 女性皇族(内親王)に養子を取る事が出来る様に定め、皇位継承権を与える。


そして、

4, 側室」を置く。

これが一番ベストだ。古いものを新しい世界でも継承するためには、古い文化も引き継がなくてはならない。天皇も将軍も初代以降の最大の職務は子を生すことだ。これがフェミニズム野郎達の反対にあうのなら、天皇制なんかやめちまえ!

ブッシュ大統領来日控え、京都御苑を“完全封鎖”
日米首脳会談のためブッシュ米大統領が15日夜に来日するのを前に、京都迎賓館がある京都御苑(京都市上京区)で14日、テロを警戒して市民の立ち入り禁止が始まった。
市内各所で巡回する警察官の姿が目立ち、首脳会談に反対する環境保護団体が抗議行動を行うなど、秋の観光客でにぎわう古都は“厳戒態勢”。市民は「過度な警備は無粋どすな」と迷惑顔だ。 (読売新聞 2005年11月14日)

笑顔で手をふり出迎えに応じるブッシュ米大統領とローラ夫人
小泉純一郎首相は16日、ブッシュ米大統領を京都迎賓館に迎え、日米首脳会談を行う。大統領は「自由と民主主義」をアジア全体に広げる外交方針を強調し、イラクの安定化や対テロ戦争などで世界規模の同盟協力を強化するよう求める構え。両首脳は鳥インフルエンザ対策や北朝鮮の核開発問題などについても話し合い、グローバルな課題に日米が連携して取り組む姿勢をアピールする。
小泉首相は15日夜、新幹線で京都入り。首相官邸を出発前、「世界の中の日米同盟という視点から率直な意見交換をしたい」と記者団に語り、在日米軍再編などを通じ同盟協力を世界に拡大する方針を首脳会談で確認したいとの考えを示した。
ブッシュ大統領は15日夕、ローラ夫人とともに大統領専用機で大阪(伊丹)空港に到着、大統領専用ヘリコプター(マリーン・ワン)に乗り換え、京都迎賓館に入った。16日午前の日米首脳会談に先立ち、大統領夫妻と首相は同日朝、金閣寺を見学する。会談後、両首脳はそろって記者会見し、同日午後に大統領は東アジア外交全般について京都市内で演説。同日夕、韓国・釜山に向けて出発する。 (毎日新聞 2005年11月15日)


いまどきインタビューに「無粋どすな」と応える京都人がいるんだろうか? 捏造だろう。それに金閣寺というのは存在しない。浅薄過ぎ。

それにしてもこんな馬鹿なことがあるか!? 日本のプリンセスの挙式の日に、天皇家の「現住所」でもあり、聖地である京都御所の一角の京都迎賓館にヘリで乗り付けるなんて、まともな精神じゃないだろう!! 日本はアメリカの植民地か! バカヤロー!