自然界から浴びる放射線量は地域によって結構差が大きいそうです。
今日は、ここ数年恒例となっている理化学研究所の一般公開見学。
埼玉県和光市にある物理、化学、生物、工学、医学などの日本で唯一の自然科学の総合研究機関。
展示を隅から隅まで見れば1日コースですが、到着したのが15時前で閉館まで1時間半しかない。15時半からは「放射線の基礎」という講演を聞きに行くつもり。色々見て回る時間は無いので、友人が説明員をしている「計算機の歴史」コーナーのみ見学。
珍しい算盤や電卓、手回し計算機、古いパソコンやら計算機に纏わる面白い珍品が色々展示されている。
写真は「世界最小のUSBメモリ」。なんとコネクタの中にフラッシュメモリが入っているのであります。
もう一枚は、「電磁石で浮遊するUFOの模型」。SuicaやPASMOなどの仕掛けを説明するコーナーにありました。
一通り「計算機の歴史」コーナーを見た後、「放射線の基礎」の会場へ。
飛来する宇宙線や大地から発するなど、1年間に自然界から浴びる放射線は、神奈川県が0.81ミリシーベルト、岐阜県は1.19ミリシーベルト。
「ラムサール条約」で名前だけ知っているイランの都市ラムサールは何と平均10ミリシーベルト、場所によっては260ミリシーベルトにも達する所があるそうな。
そんな自然放射線の多い地域でも放射線に起因する障害が多かったりする事は無いとのこと。
また、半減期について、物理的な半減期以外に「生物学的半減期」があるということを今回初めて知りました。放射能の種類によって、体内に留まり易いものとそうでないものがあり、排泄量を考慮した半減期だそう。
時宜に適った講演で、会場は満席で皆さん熱心に聞いていらっしゃいました。女性が半数以上?、多かったのが印象的。
放射線の許容量に関する国際基準は、放射能に関わる仕事に従事している人の「職業被曝」と一般人の「公衆被曝」に分けて色々定められているとのこと。
職業被曝の中で、救命活動に関しては、受ける放射線量は「制限なし」!というのが衝撃的でした。
但し、「情報を知らされた志願者」が対象だそうです。
ウィレム・タンケ(オルガン)(BRILLIANT CLASSICS盤)
震災&原発事故以来、メシアンとマーラーを聴くことが多いように思います。
どちらも大好きな作曲家ですが、世紀末的不安感がマーラーに、原発や放射能といった宇宙的、未来的感覚がメシアンの響きと何処か通じるから、というのは多分こじつけ。ちょうど、聴き続けていたBOX盤があったから、というのが事実でしょうか。
今朝から何回か、「オルガンの書」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/14a598dc124adfe03fbb262ce617c8ff)を聴いておりました。
そして今度は、この「聖霊降臨祭のミサ」。
「オルガンの書」に1年先立つ1950年の作。
30数分の作品で、「オルガンの書」よりはコンパクトでマイルドですが、オルガンの重低音から高音までを縦横無尽に活かし神秘的瞑想的な音響世界が現出するこれまた素晴らしい曲。
オーケストラ、室内楽、ピアノ曲、声楽曲、オペラと傑作を多ジャンルで傑作をものにしたメシアンですが、こうして聴いていると、やはり神髄はオルガン曲にあり!と思ってしまいます。
★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞
★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ