golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ショパン「バラード、スケルツォ、タランテラ」ルービンシュタイン

2011-04-25 23:40:45 | Weblog
これは一種の戦争ではないかと思った。日本がかつて経験した事の無い種類の戦争。

通勤電車の中吊り広告で気になった記事を見ようと、会社帰りに本屋で雑誌を立ち読みする。

福島第一原発所長の記事。

目の前の原発に日本の運命が掛かっている。そして、現場の作業員の方は命懸けの危険の中、日々死闘を続けている。

当然、本社や政府筋からは毎日色々言って来る。

想像を絶するプレッシャーの中、過酷な環境の中、不眠不休の戦いの所長。

その双肩に日本の運命が委ねられていると言っても過言で無い。

そして、被災されている方々、救助や復興の為にやはり日夜戦っていらっしゃる方々…。

その一方、テレビを点ければバラエティーもやっているし、我々もこうして音楽聴いたり酒飲んだりもしている。

最前線との何というギャップの大きさ。

別に普通の生活をするのが悪いとは思わない。

狭い日本の中で、壮絶な戦いをしている人がいる一方、大多数の国民は、少なくとも表面上は平時と大きく変わらない生活が出来ている。

こういう様相も、かつて日本の戦争に無かった?

何だか色々考えてしまいました。

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)(RCA盤)

安いからついついBOX盤に手が伸びてしまいますが、途中まで聴いて未聴盤が残ってしまっているものがいくつかあります。

このルービンシュタインのショパン10枚BOXは、2枚だけ聴いた状態で中断しておりました。

1.バラード第1番~第4番
2.スケルツォ第1番~第4番
3.タランテラ

ショパンは、別に苦手という訳でも無く、1番のピアノ協奏曲など大好きな曲もいくつかありますが、聴く機会の少ない作曲家。

最近、メシアンを始めとして現代のピアノ曲を多く聴いていた為、保守本流と言うか王道と言うか、華麗なショパンのピアノは意外にさらりと耳を通り過ぎて行ってしまうように思います。引っ掛かりがなさ過ぎると言うか…。

やはり、異形の音に耳が慣れ過ぎてしまったのか?

しかし、やはりショパンはピアノ音楽の気高き名峰。

シューマンが、「ショパンの曲で一番好き」と言ったというバラード第1番は、なるほどシューマンが好みそうな内省的な、しかし華麗さも持った音楽。

また、例えば、スケルツォ2番など、鍵盤を縦横無尽に走り回り、これぞピアノ!という音楽を聴かせてくれる。スケルツォ3番の装飾的な下降音型も華麗で可憐で美しい。

ショパンもなかなか良いなあ~、と思うのでありました。

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