golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シェルシ「ピアノソナタ3番」、ベリオ「リーフ」、ダラピッコラ「アンナリベラの音楽帳」他、クレイン

2011-03-06 01:00:43 | Weblog
ここで大地震が来たら、アウトかなあ?

不安と息苦しさを感じながら、屈んで足速に歩く。

今日は、朝早い時間にゴルフスクールへ行き、その後休日出勤。

夕刻前、まだ明るい内に仕事を止め、昨夜の続きである調査へ。

今日は品川方面。

写真は、都営浅草線の泉岳寺駅近くにある、JRの線路を潜る自由通路。

私でさえ屈まないと通れない低さ。JR品川駅にも近く、線路が何本も走っている為距離も長く、天井が低いため息苦しいほどです。

10数年ぶりに通りましたが、もし地震が来たらとか、停電になったらとか考えると恐ろしい。

一刻も早く通り抜けなきゃと思いで一杯で、天井が無くなった時にはホッとしました。

お近くの方とかは、是非一度通ってみられては如何でしょうか。

大地震等アクシデントがあっても保証出来ませんが。

エリーザベト・クレイン(ピアノ)(CLASSICO盤)

激安現代音楽BOX「スナップショット」から。

いずれもイタリアの作曲家の作品。

1.ジャチント・シェルシ(1905~1988)「ピアノ・ソナタ第3番」(1939年)
2.ルチアーノ・ベリオ(1925~2003)「水のクラヴィーア」(1965年)
3.ベリオ「5つの変奏曲」(1952~53年)
4.ベリオ「ブリン」(1990年)
5.ベリオ「ラウンズ」(1967年)
6.ベリオ「リーフ」(1990年)
7.ルイージ・ダラピッコラ(1904~1975)「アンナリベラの音楽帳」(1952年)
8.シルヴァーノ・ブッソッティ(1931~)「友人への音楽」(1957年、1971年改)
9.フランコ・エヴァンジェリスティ(1926~1980)「音の反射」

シェルシは、初めて聴いた作曲家。

ピアノ・ソナタは26分ほどの、このCD中では最長の作品。

12音音楽に少しだけ印象派の香りを持ち込んだような独特の音楽。1930年代にしては随分と未来指向の作品。実際、スペクトル楽派(まだ聴けておりませんが)の先駆の様な存在らしいですし。

ダラピッコラは、「ヴィヴァルディは600の協奏曲書いたのではなく、1つの曲を600回書いた」という発言をしたとクラシックを聴き始めた頃何かで読みました。

「四季」からクラシックの世界に足を踏み入れた私は、当時ダラピッコラを「政敵」のように思っていました。そして、その後、上手い事言うなあ、とも思ったりして(笑)。

Wikipediaに拠れば、ダラピッコラは「抒情詩的12音音楽」と言われるようですが、15分ほどの「アンナリベラの音楽帳」もその印象。

上記のシェルシのピアノ・ソナタともその点で通じるか。

ベリオは、妻でもあった(その後、離婚)キャシー・バーベリアンの為の声楽作品(残念ながらディスクは持っていない)のイメージが強くありましたが、ピアノ曲もどこか「声」(叫びなども含む(笑))を感じる気が致します。こうして聴いてみると、結構好きなタイプの音楽。

ブッソッティ、エヴァンジェリスティは初めて名前を知りましたが、共にセリー系の作品。エヴァンジェリスティの「音の反射」が高々2分ほどの曲ですが、「暴力的なヴェーベルン」という感じでとても面白く聴きました。

なかなか魅力的な1枚でした。

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ハイドン「ピアノ協奏曲第3、4、11番」ヴィオランテ、グリエルモ

2011-03-04 23:01:40 | Weblog
今日は、終業後、仕事の関係で是非見ておきたい所があり、飲みの誘いを振り切って外出。

別に絶対行かなきゃいけないという訳ではないのですが、半分以上、いや9割方自己満足の世界。

それで、結局、五反田~渋谷迄3時間ほど歩いてしまいました。

でも、街をぶらぶら見ながら歩くのは楽しかったし、良い運動にもなりました。

大したことではありませんが、自分なりに持っていた仮説も裏付けられたし。

そして、ゴール(笑)は、タワレコ渋谷店。

ちょっと面白そうな現代音楽のCDが安売りしていたので1枚買いました。

ヨランダ・ヴィオランテ(フォルテピアノ)、フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン、指揮)ラルテ・デラルコ(BRILLIANT CLASSICS盤)

昨年、ハイドンのオルガン協奏曲には痺れました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/16eeae410876f150c435b26c5b5d4f19)

しかし、以来なかなか聴けていないハイドン。

評価良さげなピリオド楽器アンサンブル、ラルテ・デラルコのピアノ協奏曲を発見したので購入致しました。

オルガン協奏曲と曲は同じで、Hob.XV-Ⅲから第3、4、11番の3曲がフォルテピアノの独奏で演奏されています。

初めて聴いた独奏者ですが、粒揃いの音でコロコロと転がる躍動感はハイドンの音楽とも合致して、なかなか良ろしいのではないでしょうか。

ラルテ・デラルコもスッキリした音作りで好演。

是非このコンビでモーツァルトのピアノ協奏曲も録音して欲しいです。

それにつけても、ハイドンは楽しい!

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マーラー「交響曲第10番~アダージョ」シェルヘン

2011-03-03 23:31:18 | Weblog
今朝は、3月とは思えないような寒さでした。

まあ、暑がりの私なので、寒くて堪らないということはありませんでしたが、畑に長い霜柱が立っているのには驚きました。

この冬見た中で最長かな、という感じ。

富士山も真っ白でしたし。

でも、これがほぼ最後の寒さかも。

そして、辛い花粉の季節であります…。

ヘルマン・シェルヘン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(DOCUMENTS盤)

今日は、シェルヘン行きます。

ヘルマン・シェルヘンは、10年以上前に図書館でCDを借りてマーラーの7番を聴いたことがある程度ですが、結構「あざとい演奏」という印象があり、妖しげな7番ではこれがプラスに作用してなかなか面白い演奏になっていた記憶があります。

この10番でも、どんな「ひねくれた」演奏を聴かせてくれているのだろうかと、期待して聴き始めました。

しかし、思ったほどは変わった演奏では無いという印象。

でも、やはりシェルヘン。

或いは録音が悪い為もあるかもしれませんが、ヴァイオリンがやや突出していて音のバランスがユニークなように感じます。

しかし一方、低音部の厚みもあって、神経質なのか剛直なのか分からない演奏。

テンポの揺れも結構あって、途中止まりそうに遅くなったりして、ねっちょり演奏してくれる。

クック版の完全は後年のため、1楽章だけですが、この調子で全曲聴けたらさぞ面白かっただろうと思います。

1952年のモノラル録音。

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マーラー「交響曲第8番《千人の交響曲》」ストコフスキー

2011-03-02 21:35:17 | Weblog
先日受験する予定だった社内のテスト、明日受験しようかと思っております。

仕事の都合に合わせて、各人がパソコンでやる試験なのですが、システムの不備により延期になっていたもの。

別に結果で給料や賞与や資格が上下する訳でも何でも無いのですが、せっかくの機会だから少し勉強して知識習得に努めようかと。

3分冊のテキストを半分迄読み、今日残りを読もうと早く帰って来たのですが…。

呑んじゃって、どこまで読めるか極めて怪しい(笑)。

受験日を明後日に変更しようかな?

フランシス・イーンド(ソプラノ)、ウタ・グラーフ(ソプラノ)、カミラ・ウィリアムズ(ソプラノ)、マーサ・リプトン(アルト)、ルイーゼ・ベルンハルト(アルト)、ユージン・コンリー(テノール)、カーロス・アレグザンダー(バリトン)、ジョージ・ロンドン(バス)、レオポルド・ストコフスキー指揮ニューヨーク・フィルハーモニック、ニューヨーク・スコラ・カントールム、ウェストミンスター合唱団、パブリック・スクール少年合唱団(DOCUMENTS盤)

ストコフスキーさん、ごめんなさい。

私、大いなる誤解をしていたようです。

ディズニー映画「ファンタジア」などで、クラシックを広めた功績は高く評価していても、指揮者としての貴方の実力を理解出来ておりませんでした。

結構あざとい演奏をされるお方かという先入観があったようで。

バッハ曲の「編曲」も抵抗感の一因であったかもしれません。

先日、図書館で大好きなシェーンベルク「浄夜」を期待して借りたのですが、残念ながらピンと来ませんでした。

こんな事もあって、昨日は期待して聴いたロスバウトでしたが、今日は同じBOXから、「怖いもの見たさ(聴きたさ)」で恐る恐る貴方のディスクを取出しました。

ところがですね、聴き始めたらグイグイと引き込まれて参りました。

さすが、この曲の初演に立ち会いアメリカ初演もされた貴方のこと、作曲家への熱い共感が伝わって来る情熱的かつ真摯な演奏ですね。

心底、感動致しました。

傑作揃いのマーラー交響曲の中で、私的には必ずしも高位には無かったこの曲が、一躍上位に躍進したようにも思います。

これ、本当に1950年の録音ですか?

収録されているブラボーや大拍手と共に演奏会場に居る臨場感を感じます。

勿論、私も一声叫ばせて頂きます。

ブラボー!

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マーラー「交響曲第7番《夜の歌》」ロスバウト

2011-03-01 23:29:55 | Weblog
いつも無理矢理何か書いているのですが、今日は前半に書くことが浮かばない。

眠いので、メシアンでも聴きながら寝ます。

ハンス・ロスバウト指揮南西ドイツ放送交響楽団(DOCUMENTS盤)

昨日購入したヒストリカル音源による激安マーラー交響曲全集から。

色々な指揮者による面白そうな音源が詰まっています。

まずは、大好きな7番をロスバウトの指揮で。

CD2枚にまたがることも多いこの曲が1枚に収納されているのも通勤音楽としては有難いです。

オーストリア出身の指揮者ハンス・ロスバウト(1895~1962)は、クラシックを聴き始めた昔からずっと気になっていた名前でしたが、今まで未聴だったでしょうか。

当時購読していた「ステレオ芸術」(随分昔に廃刊)という雑誌の名指揮者特集にロスバウトも載っており、一体どんな演奏をする指揮者だろうと気になったものです。

もっとも、フルトヴェングラーやカラヤンなどの人気指揮者に何ページも割かれた後に、30人位の指揮者が載った「その他大勢」のページでしたが。

顔写真と2、3行の寸評だけで、どんな内容だったかは明確には覚えておりませんが、現代音楽を得意とする指揮者という様な記述でありました。

ちなみに、ステレオ芸術誌の「休刊」に関しては、当時この言葉の意味合いが解っていなかった私は、暫くの間、一体いつ復刊されるのだろう?と心待ちしたものです。

さて、その演奏。

現代音楽を得意とした指揮者だけあって、浪漫的な情感よりも、音響的な面白さに光が当たっているように感じます。

なかなかダイナミックな演奏。

中間楽章の、夜の妖しげな歌が大好きな曲ですが、そこもドライで力強ささえ感じます。

じゃあ、嫌いな演奏かと言うと、全くそういう事は無く、こういう解釈も十分あり。

最終楽章で突然様相が一変し、明るくなることで評価の分かれる曲ですが、この演奏だとその違和感は薄く、全楽章が一連の物と感じます。

録音が古いのが残念ですが、もしこれが良い録音だったら、この曲の名盤の一つに列せられていただろうとも想像致します。

1957年のライブ録音(モノラル)。

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