golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

マーラー「交響曲第6番《悲劇的》」ミトロプーロス

2011-03-28 22:55:47 | Weblog
原子力を扱えるなんて、人間の思い上がりだったのでしょうか。

今回の事故でそんなことも考えます。

福島第1原発の3号炉って、プルトニウムを含んだMOX燃料が使われているのですよね。

プルトニウム239の半減期は2万4千年ほど。

プルトニウムの同位体には半減期が約8,000万年というものさえあるそうです。

今回、プルトニウムが漏れ出していないことを願うばかり。

ところで、化石燃料を使い始めて長きの間、人類はCO2の増大という問題に気付かなかったのですね。

ところがある時、それが環境を破壊し、このまま行ったらとんでもない事になってしまうことを悟る。

放射能もそれと同じ道を辿ったとしたら、CO2の比じゃない悲劇的な事態になります。

冷戦時代の度重なる原水爆実験や原発事故などに拠って、地球上の放射能は100年前と比べて、とんでもなく増大していることでしょう。

地球的規模から言えばまだまだ微量だとしても、寿命の長い放射能のこと、どんどん累積して行きます。

チェルノブイリや今回のような大規模な事故でなくても、放射能の塵は積もれば山となる訳です。

地球温暖化対策や、遠い未来に太陽が肥大化して地球に住めないような事態になった場合、他の星に移住して生活する為のエネルギーとして原子力は必要な力なのかもしれない(肥大化すれば、太陽光エネルギーが潤沢に使える?)などとSF的な事を思ったりもするのですが、その前に放射能で人類が滅亡してしまうんじゃないか?とド素人ながらとても心配。

日本の発電量に占める原子力の割合は3分の1ほどでしたでしょうか。

だったら、電気が7割弱しか使えなくなっても安全な発電の方が良いのでは、とも今回の件で思います。

今までが電気使い過ぎだったのではないでしょうか。

経済バブルはとっくにハジケたけれど、電気やガソリン、水などをふんだんに使う「資源バブル」はずっと続いていたのではないか。

計画停電など多少の不便さは甘受しても、安全を採りたいですね。

ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(DOCUMENTS盤)

地震発生の日に取り上げる予定だったディスク。

傑作揃いのマーラーの交響曲の中でも、6番は結構好きな部類に入ります。

なかなかにエネルギーに満ちた曲と思います。

ミトロプーロスの演奏は力強く造形力に優れたもの。

男らしいマーラーとも言えるかも。

この曲に合った素晴らしい演奏と思います。

もう少し遅くに生まれ、ステレオ期に活躍出来ていたら、ずっと名声を発揮していたであろうと思う指揮者です。

1955年のモノラル、ライブ録音。

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