「トラウマ」という言葉を初めて知ったのは、6~7年前だったでしょうか。
ネットで見たのが最初だったのですが、「方位」みたい物だと勝手に理解して読んでおりました。
「丑寅(うしとら)の方角」とか「辰巳(たつみ)の方角」といった十二支を使った古来からの表し方の親戚筋かと思いました。
当時、風水などもブームでしたからねえ~。
ただちょっと疑問もありました。
「丑寅(うしとら)」にしても、隣り合う「丑」と「寅」の間の方向ですよね。(…、ね、うし、とら、たつ、…でしょ)「辰巳(たつみ)」だってしかり。
これに対して、「トラウマ=寅午(とらうま)?」の「とら」と「うま」って離れ過ぎ!
「大まかにあっちの方」という事かとも考えない訳でもなかったのですが、通常隣り合う2つの方位を重ねて更にその間の方位を表す緻密さと比べると、余りにもアバウト過ぎてどうにも合点がいかない。
東洋思想にも、ゲルマン的な流派とラテン的な流派が存在するのだろうか?などとも考えましたが、これもどうも納得がいかない。
自分なりに出した結論は、トラウマというのは「バイオリズム」という様なものに違いない!でした。
「寅年と午年の間」は運気が低迷する、みたいなことかと。
「子供の頃、トイレの中にお金落とした事がトラウマになっちゃっててさ…」
そりゃあ、確かに「うんき」が低迷するわ、なんて納得してた訳です。
「心的外傷」ということと知ったのは、だいぶ後の事でした。
さて第九、実はずっと苦手な曲でした。
それも、世紀の名演と言われるフルトヴェングラーのバイロイト盤がトラウマの原因だった様に思います。
LP時代、フルトヴェングラーは私にとって神様の様な存在でした。
ベートーヴェンの5,7,8番のシンフォニーをそれこそ擦り切れるほど聴きました。
どんなに期待して、ときめく気持ちで第九のLPをターンテーブルに載せたことだったでしょう。何しろ空前絶後の名演と言われていたのですからね。
ところが、これがどうにも面白く無い。録音の所為だったのかもしれないし、入手したLPが海賊盤で音質が悪かったからかもしれません。
しかし、もっと燃える様な演奏を想像していたものが、意外に落ち着いた演奏であった為かどうも馴染めませんでした。
その後、CD時代に入ってからも苦手を克服しようといくつかの演奏を聴きましたがどうもダメでした。
ようやくにして、数年前ある素晴らしい演奏に出会い、以来この曲が楽しめるようになりました。
その演奏は別途と言うことで、今日は先日ブックオフで250円で調達したショルティ盤です。
ノーマン(ソプラノ)、ルンケル(アルト)、シュンク(テノール)、ゾーティン(バス)、合唱指揮、合唱団、ショルティ指揮シカゴ交響楽団&合唱団(DECCA盤)
正直さほど期待せず聴き始めました。
この演奏の評判がどうなのか全く知りませんが、体育会系ベートーヴェンという感じで、ちょっとイメージ違うのかな、と全く勝手な先入観で考えていたのです。
ところが聴いてみると、どっしりとした響きで、じっくりと誠実に静かにベートーヴェンの情念の炎を浮かび上がらせる様な演奏で、なかなかの名演ではないかと思いました。
これからも折に触れ聴いて行きたい250円!CDがまた追加されました。
また、ブックオフで掘り出し物を探すぞ~!
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ネットで見たのが最初だったのですが、「方位」みたい物だと勝手に理解して読んでおりました。
「丑寅(うしとら)の方角」とか「辰巳(たつみ)の方角」といった十二支を使った古来からの表し方の親戚筋かと思いました。
当時、風水などもブームでしたからねえ~。
ただちょっと疑問もありました。
「丑寅(うしとら)」にしても、隣り合う「丑」と「寅」の間の方向ですよね。(…、ね、うし、とら、たつ、…でしょ)「辰巳(たつみ)」だってしかり。
これに対して、「トラウマ=寅午(とらうま)?」の「とら」と「うま」って離れ過ぎ!
「大まかにあっちの方」という事かとも考えない訳でもなかったのですが、通常隣り合う2つの方位を重ねて更にその間の方位を表す緻密さと比べると、余りにもアバウト過ぎてどうにも合点がいかない。
東洋思想にも、ゲルマン的な流派とラテン的な流派が存在するのだろうか?などとも考えましたが、これもどうも納得がいかない。
自分なりに出した結論は、トラウマというのは「バイオリズム」という様なものに違いない!でした。
「寅年と午年の間」は運気が低迷する、みたいなことかと。
「子供の頃、トイレの中にお金落とした事がトラウマになっちゃっててさ…」
そりゃあ、確かに「うんき」が低迷するわ、なんて納得してた訳です。
「心的外傷」ということと知ったのは、だいぶ後の事でした。
さて第九、実はずっと苦手な曲でした。
それも、世紀の名演と言われるフルトヴェングラーのバイロイト盤がトラウマの原因だった様に思います。
LP時代、フルトヴェングラーは私にとって神様の様な存在でした。
ベートーヴェンの5,7,8番のシンフォニーをそれこそ擦り切れるほど聴きました。
どんなに期待して、ときめく気持ちで第九のLPをターンテーブルに載せたことだったでしょう。何しろ空前絶後の名演と言われていたのですからね。
ところが、これがどうにも面白く無い。録音の所為だったのかもしれないし、入手したLPが海賊盤で音質が悪かったからかもしれません。
しかし、もっと燃える様な演奏を想像していたものが、意外に落ち着いた演奏であった為かどうも馴染めませんでした。
その後、CD時代に入ってからも苦手を克服しようといくつかの演奏を聴きましたがどうもダメでした。
ようやくにして、数年前ある素晴らしい演奏に出会い、以来この曲が楽しめるようになりました。
その演奏は別途と言うことで、今日は先日ブックオフで250円で調達したショルティ盤です。
ノーマン(ソプラノ)、ルンケル(アルト)、シュンク(テノール)、ゾーティン(バス)、合唱指揮、合唱団、ショルティ指揮シカゴ交響楽団&合唱団(DECCA盤)
正直さほど期待せず聴き始めました。
この演奏の評判がどうなのか全く知りませんが、体育会系ベートーヴェンという感じで、ちょっとイメージ違うのかな、と全く勝手な先入観で考えていたのです。
ところが聴いてみると、どっしりとした響きで、じっくりと誠実に静かにベートーヴェンの情念の炎を浮かび上がらせる様な演奏で、なかなかの名演ではないかと思いました。
これからも折に触れ聴いて行きたい250円!CDがまた追加されました。
また、ブックオフで掘り出し物を探すぞ~!
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フルトヴェングラーは聴き始めた頃、音質はもとより、テンポが速かったり遅かったりとついていけなくて慣れるまで相当時間がかかりました。ショルティは未聴ですが、迫力ある第九でしょうね。
カラヤンの1970年代録音のベルリン・フィルが初めてCDで聴いてから第九の良さがわかってきました。アバドはカラヤンには及ばないが、さすがイタリア出身なのかオペラで鍛えた素晴らしい合唱。最近になって魅力を感じたのはBRILLIANT CLASSICSからブロムシュテット、サヴァリッシュの「全集」で聴いたこと。温もりのあるブロムシュテット。正統派のサヴァリッシュ。共にN響指揮者ということなのかオーラを感じさせてくれます。
コメント有難うございます。
ショルティ盤、ハデ目の演奏を想像していたのですが、ゆったりとしたテンポの誠実な演奏でとても気に入りました。
ブロムシュテットやサヴァリッシュの全集ずっと気になっています。
コメント有難うございます。
ショルティ良くも悪くもダイナミックでハデ目の演奏という印象でしたが、このCDで再認識しました。また色々聴きたい指揮者が増えました。