golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第9 番《合唱付き》」クリップス

2008-12-01 21:50:12 | Weblog
晴れたる青空~♪

雪国の小中学校でもこの歌詞なのでしょうか?

東京の冬はほとんど毎日晴れですよね~。

それで12月になると、ベートーヴェン作曲のこの歌を歌うんだと思ってました、小学生の頃(おバカなワタシ)。

でも日本海側とかじゃ、冬場「晴れたる青空」は少ない訳でしょ。となるとやはり別の歌詞なのでしょうか?

いや、実は、雪国だからこそ「晴れたる青空」なんじゃないかな。

この季節、普通は雪か、冷たい雨、或いは鈍よりした暗く重い空。

それだからこそ、たまの青空がとても嬉しい訳です。

それで「歓喜の歌」とも言うんだ!(一人納得)

お後がよろしいようで…。

ヴィヴィアン(ソプラノ)、ヴァーレット(メゾソプラノ)、ペトラーク(テノール)、ベル(バリトン)、ゲート合唱指揮、BBC合唱団、ヨーゼフ・クリップス指揮ロンドン交響楽団(Madacy盤)

今日もミチョランマの消化ということで、ベートーヴェンの激安交響曲全集から。

数多(あまた)ある、第九の名演の中で、この演奏は正直目立たない存在かもしれません。

先日聴いた「田園」などと違い、クリップスの音楽性からも必ずしも向いている曲では無いかもしれません。

実際、おとなしめの演奏です。劇的であったり、壮麗であったり、斬新である訳ではありません。

しかし、恣意的なところが少しも無く自然で清潔な捨てがたい演奏だと思いました。

しかも、何気ない弦の入り方や管の響きにそこはかと無い気品があり、なかなかに魅力的であります。

普段、激辛ばかりで、ふと食べた薄味の素うどんがとても優しい味わいだった、と言った感じの演奏ですね。

って、今日もまた激辛ラーメンを食べてしまった私ですが…(汗)。


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