golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ドビュッシー「ピアノ三重奏曲」プレヴィン、ローゼンフェルド、ホフマン、「弦楽四重奏曲」東京SQ.他

2012-06-16 22:47:54 | Weblog
雨がしとしと降る梅雨らしい良い1日でありました。

夏は暑く、冬は寒く、梅雨は梅雨らしく雨が降る、というのが自然の摂理で、農業も林業も商業も大方の産業にとっても宜しいのかと思います。

空梅雨も災害を起こす豪雨もご免ですが、今日のような穏やかなそぼ降る雨は詩情もあって好きであります。

1.「ピアノ三重奏曲」:アンドレ・プレヴィン(ピアノ)、ジュリー・ローゼンフェルド(ヴァイオリン)、ゲイリー・ホフマン(チェロ)
2.「夜想曲とスケルツォ」:スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、トーマス・アデス(ピアノ)
3.「弦楽四重奏曲」:東京クァルテット
4.「シランクス」:ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
(SONY盤)

ドビュッシーの代表作を集めた18枚BOXから。

ドビュッシー18歳時の「ピアノ三重奏曲」と彼の室内楽作品の代表曲の一つ「弦楽四重奏曲」を中心に小品2つ。

こんな雨の日に静かに聴くに相応しい音楽。

「ピアノ三重奏曲」は、後年の印象派ドビュッシーらしさはまだ希薄ですが、勿論習作ではなく、ロマン派の美しく親しみのある室内楽という印象。

第1楽章は、穏やかな川の流れ、風のそよぎを思わせる音楽ですし、リズミカルな第2楽章、ゆったりと歌うような第3楽章、動きが多くなるがそれでも穏やかさを失わない終楽章、とドビュッシーの代表作とは言えないかもしれませんが、なかなかの佳曲です。

「夜想曲とスケルツォ」もチェロの大らかな響きを活かした曲ですが、パーセル、ブリテンに続くイギリスの天才作曲家との評もあるトーマス・アデスがピアノを弾いているのが気になってしまいます。

少ししか聴いたことありませんが、作品と同様に品良く美しいピアノと感じました。

そして、名作「弦楽四重奏曲」は以前、春が相応しいと書きましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/a4b3cca385b8d2a83f910bfc690965b8)、今日のような柔らかな雨も似合う音楽です。

精緻で柳のしなやかさをも持つ東京クァルテットの演奏はドビュッシーの音楽にも合っていますね。

「シランクス」は、柔らかさに不思議感覚の加わった最もドビュッシーらしさを感じさせる曲の一つと言っても良いかもしれませんね。

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