golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モーツァルト「音楽の冗談」ボスコフスキー

2009-05-09 21:09:25 | Weblog
今日はメタボ関連の薬を貰いに最寄りの総合病院へ。

土曜日の午前中でしかも出遅れて遅い時間になってしまったので、案の定混んでますねぇ。

後悔したのは本とか持ってこなかったこと。

熱があったり具合が悪かったりする訳では無い為、もの凄く待ち時間暇なのですね、退屈であります。

遠方のテレビをぼんやり見たりしていたのですが、声は聞こえないし、料理番組で人参切ったり、緑の野菜(種別判別不明)を炒めたりしているの見ていても全然面白く無いですね。

しかも、途中から前方の新聞おっぴろげオヤジに視界を遮られてしまい、フライパンが半月になっちゃうし。

バラエティー番組に変わっても相変わらず声も聞こえないし、小さくて出演者も誰だかさえ良く判らない。判明したのは、久本雅美とバナナマン。残念ながら、どちらもビジュアル的には有り難くない。(失礼)

余りの退屈しのぎに、ドラマの制作者になった気になって、「この待合室を30年前としてドラマの撮影に使ったとしたら時代考証的に問題の箇所は?」というどーしょうも無く下らないことを考えながら周辺を見回しておりました。

掲示物:ワープロ文書⇒手書きに変更要。
画鋲:プラスチック製⇒真鍮製に変えておいた方が良いかな。
テレビ:液晶⇒ブラウン管に変更要。
天井の電球:昔はこんな形の無かったよな~。でも、ソケットの型が違うから昔ながらの蛍光灯はここにはハマらないなあ。まあ、天井で電球の形までは映らないからこのままでも良いか。
待合室の椅子:このままでOK。
待合患者:ご高齢の方多く、風貌、服装とも申し分無く変更点なし、完璧。(笑)

この辺までチェックしていたら、名前呼ばれて退屈から解放されました。

ウィリー・ボスコフスキー(指揮、ヴァイオリン)ウィーン・モーツァルト合奏団(LONDON盤)

昨夜、帰宅途中で最寄駅のブックオフをチェック。

元々クラシックが少ないうえ、最近目ぼしい新入庫も無い店舗。まあ一応というつもりで覗いてみました。

いやいや、やはり時々チェックすべきですね。@250円で定評のある名盤3枚と500円のこの盤を購入出来ましたから。

CD持っておらず、前から欲しいと思っていた曲。

モーツァルトが当時の才能の無い作曲家や下手な演奏家を揶揄したと言われている作品。

でも実に面白いです、聴いていて愉快な音楽。

ディベルティメント様式の中に、作曲や演奏の「稚拙さ」を色々織り込んでいますが、それが帰って新鮮で新しく響きます。

ホルンが音を外すのが半音階的でなかなかに前衛的に響いたり、多調があったり、当時の音楽のルールから逸脱しているところが、結果として物凄く先進的。耳にも楽しい。

全体的な響きも、弦とホルンで木管が入らない構成の故もあると思いますがモーツァルトにしては「薄手」。これも同時代の他の作曲家っぽくて良いです。

この曲聴いていたら、同時代の他の作曲家聴きたくなりました。バロックとモーツァルトの間の時代は私にとって殆んど未開拓で、色々聴きたい興味のある時代ですので。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ボスコフスキー (eyes_1975)
2009-05-09 21:32:50
今年は生誕100周年。この曲、ボスコフスキーがヴァイオリンを担当しているのね。茶目っ気があります。彼はJ.シュトラウス作品に限らず、モーツァルトの室内楽曲も多数取り上げてます。オーストリアの指揮者ということもあるしね。
それはカラヤン、ベームも同様でしょう。
病院って診察待ち、処方箋が長ったらしい。余談ですが、医療費がかかる。軽い病状の時。笑い療法が注目されているならバラエティ病院にしたいですよ。だって、退屈しないんだもの。
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モーツァルトって… (ことねっち)
2009-05-10 01:20:24
ハイドンの「弦楽四重奏曲第38番『冗談』」って曲はどうしてそんなタイトルつけたんだか…。
参照 http://www.youtube.com/watch?v=__vrWsx8Gao

モーツァルトの『音楽の冗談』という曲名は初めて知りました。
彼にまつわる逸話として、下ネタが大好きらしく「俺の尻をなめろ」という曲があって、どういう訳かそれがカノンの曲一覧に紛れ込んでいたとは !!
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バラエティー病院 (golf130)
2009-05-10 13:20:31
eyes_1975さん
コメント有難うございます。
ボスコフスキーのモーツァルト、また色々聴いてみたいと思います。
バラエティー病院、吉本病院みたいの無いでしょうかねえ。昔大阪出張の際、吉本直営?の若手芸人が漫才とかをやるビアホールに行ったことがありますが、まだあるのかなあ?
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下ネタ曲 (golf130)
2009-05-10 13:24:44
ことねっちさん
コメント有難うございます。
テレビや映画アマデウスとかで結構有名になりましたが、下ネタの曲もあるんですよね。
残念ながら、CD持っておりませんが。
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同時代の作曲家 (もうやだ)
2009-05-11 07:06:00
 モーツァルトの同時代の作曲家の音楽、聴いてみたいですね。ボッケリーニ、シュターミッツくらいしか思い浮かびません。「音楽の冗談」題名のない音楽会で聴いた覚えがあるのですが、よく覚えてないですね。CDで聴いて思い出してみたいです。
 病院でドラマセットを想像とは、なかなかユニークですね。飲んだくれのお医者が消毒液で一杯やっていて、白衣を無造作に羽織っているそんな図が頭にうかびました。
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モーツァルトと同時代の作曲家 (golf130)
2009-05-11 23:57:11
もうやださん
コメント有難うございます。
CD持っていないのですが、映画アマデウスで有名になったサリエリも魅力的な音楽を残しているし、変わったところでは、当ブログで以前取り上げたことがある天文学者として有名な(天王星の発見者)ウイリアム・ハーシェルの曲もとても魅力的です。
ハイドンはじめ、有名無名色々いそうなので(私も良く知りません)、とても興味深いです。
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