golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1、2番、パルティータ第1番」マルツィ

2012-08-29 22:59:30 | Weblog
ノルディックスキー・ジャンプの女子エースの高梨選手が高卒認定試験に合格されたとのニュースを見ました。

そうかそうか、大会や練習で忙しくて、高校になかなか通えなかったので、高卒認定を受けたのか、エライ!と早とちりな私は思いました。

ところが、記事をよく読むと、高梨選手は今春中学を卒業したばかり。

すなわち、高校1年の夏休みに高校3年間の課程を全て終了してしまったことに相当する。(高校ではなく、高卒認定を目指す学校に通っているとのこと)

凄い!

こういう文武両道の記事を見ると、どちらもダメだった私などはただただ尊敬してしまいます。

ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)(EMI盤)

昨夜、タワレコで見付けた、バッハの10枚組から。

ワゴンセールを覗いていたら、他にも興味深いものが何点かありましたが、10枚組990円の激安に釣られ、ついついこちらを手に。(最近、激安BOXばっか)

オリジナル楽器派の私なので、現代楽器による古い録音を集めたこのBOXは、是非とも欲しいという類ではありませんでしたが、価格の安さに負けました。

ハンガリーの女性ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ(1924~1979)のバッハ無伴奏は、店頭で見掛け、一部で評判良いようで聴いてみたいという気持ちはありました。

先ずは、6曲の曲集の前半3曲。

聴き始めて意外にも(失礼)素晴らしいのに驚きました。

古楽器演奏の素晴らしさを知って以来、現代楽器による、まして一世代前のバロック演奏となると、厚手でスッキリしないロマンチックな響きを連想してしまい、ついつい聴く前から用心(?)してしまい勝ちです。

しかし、この1954~55年のモノラル録音は、凛とした響きで古臭さを全く感じないものでした。

背筋をピンと伸ばしたイメージですが、決して緊張で硬直している訳で無く、あくまでも自然体。

モノラルにも関わらず、響きの澄んだ美しさの聴ける演奏。

前にも書いたことがありますが、6曲の曲集中、この前半3曲は演奏によっては、やや重苦しく感じてしまうことがあります。

しかし、このマルツィ盤は、格調高いにも関わらず、心地良く聴けます。

これは、古楽器派の私も認めざるを得ない、思いがけない名演でした。

後半3曲が大変楽しみであります。

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