golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ストラヴィンスキー「ペトルーシュカからの3楽章」、プロコフィエフ「ピアノソナタ第7番」他、ポリーニ

2012-12-19 22:15:47 | Weblog
ここのところ、ちょっと仕事が忙しく、夜遅かったり朝早く行ったりで、ブログアップの間が空いてしまいました。

寝不足もあるし、書くネタも無いので前半短め。

マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)(Deutsche Grammophon盤)

昔、これはまたとんでもなく凄いピアニストが出て来たものと驚きました。

完璧なテクニックと、若いにも関わらず比類無き完成度の音楽。

ベートーヴェンの後期ソナタなどのLPを何遍も何遍も聴いたものです。

「ペトルーシュカからの3楽章」も大きな話題になった1枚でしたが、当時ストラヴィンスキーにはあまり興味が無かったため、この盤はスルーしておりました。

先日、店頭で見付け、ふと聴きたくなりました。

1.ストラヴィンスキー「ペトルーシュカからの3楽章」
2.プロコフィエフ「ピアノソナタ第7番」
3.ヴェーベルン「ピアノのための変奏曲」
4.ブーレーズ「ピアノソナタ第2番」

いやあ、これは面白い。

最近、リストにはまっていることもあって、超絶技巧系ピアノ曲はとても波長が合う。

「ペトルーシュカからの3楽章」は、荒々しくもユーモラスな曲を緻密に完璧に弾きこなし、さすが当時大きな話題になっただけある演奏。

ダイナミックであるにも関わらず繊細な響きも有する。第2楽章のなんと透明で美しいことか。

第3楽章の難曲も唖然とするテクニックで弾き切ってメチャ快感。

プロコフィエフ「ピアノソナタ第7番」もこんなに面白い曲だったとは…。

爆弾のような迫力ある音楽が、ただ力任せでは無く、知的に処理されているのが如何にもポリーニ。

ヴェーベルン「ピアノのための変奏曲」は、ヴェーベルンの例に漏れず、短かい12音音楽。

冬の澄み切った空に輝く星々のよう。

ブーレーズ「ピアノソナタ第2番」は、複雑緻密なセリー音楽ですが、無味乾燥にならず、迫力もあるし、フランス音楽らしい不思議な柔らかさも感じる曲で気に入りました。この曲の良さに気付かせてくれたのもポリーニの演奏に負うところ大か。

やっぱ、ポリーニ凄いですわ。

そしてまた、ピアノって凄い楽器だということも改めて思い知らされた1枚でもあります。

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