golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

チャイコフスキー「交響曲第7番(補筆完成版)、ロココ風の主題による変奏曲」オーマンディ、ローズ

2015-05-24 18:44:50 | Weblog
鳥の足下に守られた猫発見!

通り掛かった神社では、狛犬の代わりが鳥でした。

その下に本物の猫が。

ダメだよ~、写真撮っただけで逃げちゃ。

でも、気持ち良く休んでいたところを驚かせてゴメン。

以前、お寺の門に招き猫があったのを思い出しました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/fe51a6704637ee956279814ae59f1da3)

レナード・ローズ(チェロ、変奏曲)、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(SONY盤)

チャイコフスキー12枚ボックスから。

ロシアの音楽学者、作曲家のセミヨン・ボガティレフ(1890~1960)が、チャイコフスキーが完全を放棄した交響曲を補筆して4楽章構成に仕立てた作品。

第1楽章は、チャイコフスキー自身が交響曲としての構想からピアノ協奏曲第3番に転用したものを編集。

第2、第4楽章は、チャイコフスキーのこの交響曲の草稿からタネーエフが編んだ「アンダンテとフィナーレ」がベース。

そして、第3楽章はチャイコフスキーの「ピアノのための18の小品」から第10曲幻想的スケルツォをオーケストラ用に編曲。

このような繋ぎ合わせの作品ですが、チャイコフスキーが交響曲として構想した素材が基本となっているためか、意外に違和感は少ないですね。

しかし、作品としての出来からすると後期交響曲3つとはやはり見劣りがし、これがやはり未完だったマーラーの10番などとの違いで、チャイコフスキーの交響曲全集に入れられないことが多い原因でしょうね。

まあ、ベートーヴェンの10番の交響曲(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/ff7f4561131a453d44118d5bd542e8b3)よりは、純正度、完全度ともずっと高いと思いますが。

一方、チェロ協奏曲調で有名な「ロココの主題による変奏曲」は、チャイコフスキーのオリジナル主題によるロココ時代を模した作品。

後年の作曲家によるバロック調など、この手の懐古調の曲は結構好き。

オーマンディの演奏は、とてもスッキリ明快で、それでいて情感も豊かな好ましいものでした。

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