golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「カンタータ第103番、第198番」ピエルロ(LFJ2015.5.2)

2015-05-03 19:08:40 | Weblog
今年も行って参りました、ラ・フォル・ジュルネ。

会場の響きの問題はあっても、素晴らしい演奏が格安で愉しめるのは素晴らしいことで毎年楽しみにしております。

お祭りの雰囲気も好きですし。

さて、例年は行き当たりばったり、初日の朝会場に足を運び残っているチケットを物色するのですが、今年は事前に購入。聴きたいコンサートが売り切れということも非常に多かったですから。

もっとも、チケットを購入したのが遅かったため、「マタイ」もメシアン「世の終わりのための四重奏曲」も既に売り切れ。残念!

しかし、フィリップ・ピエルロのバッハ・カンタータが取れたのはラッキー。もっとも、当日券も残っておりましたが。

ホールCという広い会場だったこともありましたが、他にも魅力的なバロックのコンサートも当日券がありました。

マタイなど一部を除いて人気無いのですかね、バロック?

マリア・ケオハネ(ソプラノ)、カルロス・メナ(カウンターテナー)、ハンス・イェルク・マンメル(テノール)、マティアス・フィーヴェク(バス)、フィリップ・ピエルロ指揮リチェルカール・コンソート

ラ・フォル・ジュルネではお馴染みのフィリップ・ピエルロ。

2年前にも聴いて感激しました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f42b81dc143f5c64be75ffd3ee491b2c/?ymd=201305&st=1&guid=ON)

今回は、大好きなバッハのカンタータということで楽しみに出向きました。

歌手陣の名前で目に止まったのはマンメル。

「美しき水車小屋の娘」のギター伴奏による録音で記憶にありました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/87a0d89aa366f03af921d7b9e2f8fa3d)

マンメルも美しい声を聴かせてくれましたし、ソプラノのケオハネも良かったですが、歌手陣で特に印象的だったのはカウンターテナーのメナ。(バスは一番出番が少ない)

検索したら、ペルゴレージ「スターバト・マーテル」のディスクでも聴いておりました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/a04cbf05b95aff1f0d40db6a8ad3e12c)

繊細で知的な美声で、アリアのみならず、レシタティーヴォも楽しく聴かせてくれました。

103番「汝ら泣き叫ばん」は今まで聴いたことあったかな?

短いながらも、フラウト・トラヴェルソの活躍など魅力たっぷりで、「バッハのカンタータに駄作無し」の言葉通り。

名品198番「侯妃よ、さらに一条の光を」は、前夜の飲み過ぎもありちょっとボーっとしてしまい、途中のコラールが終わったところで、「あれっ、こんな曲だったかな?」と思いながらも、周りの方々につられて拍手しちゃいました。(情けなし)

しかし、本来の終曲はマタイにも通じる哀調を帯びた音楽。

ピエルロのスッキリ美しいバッハ・カンタータを愉しんだ初日でした。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ