golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

武満徹「雅楽《秋庭歌》、三面の琵琶のための《旅》」他、宮内庁式部職楽部、横山、鶴田

2014-08-24 12:53:27 | Weblog
金曜日も会社近くの体育館のトレーニングルームへ行っちゃいました。

夕方の打合せが、前に居た事業所だったのをうっかりしていて、着替えもシューズも持って行っていたため、打合せ終了後、飲みのお誘いも断り、わざわざ電車で戻って体育館へ。(電車でたった2駅ではありますが)

金曜日の夕刻というだけあって、結構混んでいましたね。

マシンの数も私の地元と比較すればずっと多いのですが、それ以上に人が多いのがちょっと難点。

エアロバイク以外は、常に誰かがほとんどのマシンを使っている状態。

しかし、会社から近くて便利なので、平日毎週1回くらい行けると良いなと思っております。

宮内庁式部職楽部(1)、横山勝也(尺八、3,4,5)、鶴田錦史(琵琶、2,3,4,5)(Deutsche Grammophon盤)

1.雅楽《秋庭歌》(1973年)
2.三面の琵琶のための《旅》(1973年)
3.《秋》抄(1973年)
4.《ノヴェンバー・ステップ》より十段(1967年)
5.触[エクリプス](1966年)

国立劇場から現代の雅楽をとの委託で作曲された《秋庭歌》。

笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、高麗笛(こまぶえ)、琵琶、箏、鞨鼓(かっこ)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)という雅楽の管絃楽器により奏される16分ほどの楽曲です。

なお、どんな楽器かはこちらのサイトなどをご覧ください。→http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://www.hongwanji-kagoshima.or.jp/gayuukai/gagakki.html&source=s&q=%E9%9B%85%E6%A5%BD%E5%99%A8&sa=X&ei=jzv5U4upMYLd8AX594HwCw&ved=0CC0QFjAG

1970年代という前衛音楽真っ盛りの時代に作曲されたこの曲は、現代音楽なのか、はたまた古(いにしえ)の音(ね)なのか、という不思議な感覚を聴く者に抱かせます。

現代というより、むしろ昔の音楽を忠実に復元したらこうなったと言われても信じてしまいそう。

月やすすきを背景に、これからの季節聴いたらぴったりの涼やかで静謐な響きです。

3つの琵琶(ここでは一人の奏者による多重録音)による《旅》は、能を思わせる凛として神秘的な雰囲気。実際、台詞のような、或いは唸りのような声も入ります。

《秋》抄は、尺八と琵琶による静けさで、こちらも文字通り秋の夜長向き。

同じ楽器編成ですが、有名な《ノヴェンバー・ステップ》より十段の方が、尺八がメロディアスでしょうか。

《触[エクリプス]》も、尺八と琵琶という編成で、前2曲と似ていますが、尺八の息の長い歌いなどが印象的。

図書館からの借り物ですが、いずれ是非購入したいディスクです。

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