golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番《皇帝》」タン、ノリントン

2011-12-04 19:50:25 | Weblog
残念ながら中継を見損なってしまいましたが、マラソンの川内選手凄いですね!

最近低迷気味の日本の男子マラソン界に、久々の明るいニュース。

実業団が当り前のマラソン界で市民ランナーが福岡国際でも日本人最高の3位。

ニュースでちょっと見ただけですが、走る楽しさが表情に出ていますし、全力を出し切る姿に日本人が忘れ掛けている(良い意味での)根性を感じます。

そして、何と言っても、これが真のアマチュアリズム!

是非ともロンドン五輪に出場して、あの情熱的な走りを世界に魅せて欲しいです。

メルヴィン・タン(フォルテピアノ)、ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(Virgin CLASSICS盤)

休日だから、普段通勤時に聴きづらい複数枚にまたがるCDを聴きましょう。

って、このディスク、ベートーヴェンのピアノ協奏曲5曲を2枚のCDに詰め込んでいるものだから、「皇帝」が割りを食って1楽章と2、3楽章とディスクをまたがってしまっている。

もし、ベートーヴェンの時代にこのCDがあったら、皇帝が怒るって。皇帝を真っ二つに斬られたって。

豊臣家が再建した寺の鐘の「国家安康」という文字に名前を分断されたと、徳川家康が怒ったという逸話を思い出しました。

ベートーヴェンの時代の皇帝は、残念ながらCDを知らなかったので、代わりに私が怒りましょう。

3枚にするか、2枚に詰め込むにしても、せめて一番好きな「皇帝」は避けて欲しかった。

さてさて、収録状況にはそういう欠陥がありますが、演奏の方はなかなか素晴らしいもの。

フォルテピアノとピリオドオーケストラによる演奏は、力強さでは現代楽器に負けるかもしれませんが、軽快に駆け抜ける爽快感は新鮮。

高貴な美しさの第2楽章もピリオド奏法の澄んだオケにフォルテピアノの柔らかい音が絡んで、室内楽的な親密さを醸し出しています。

現代楽器による、力強く輝かしい「皇帝」も好きですが、こちらもまた違った味わいが魅力的。

インマゼールやビルソンなど他のフォルテピアノ奏者による演奏も是非聴いてみたいと思います。

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