僕、電通にいるときによく言ってたんですけど、「電博」(でんぱく)って言い方はやめたほうがいいと。電通のほうがもう圧倒的に大きいのに、「電博」って言い方するからスポンサーもなにかにつけ「電通と博報堂の競合にしよう」って思いますよね。スポンサーの中では一対一に近づいてしまうんです。
『経済ってそういうことだったのか会議 』での佐藤雅彦氏の発言です。
アメリカの「ビッグ3救済」でずっと思っている違和感が「今でもBig"3"」なのか、ということ。
3社を比較すると
GM フォード クライスラー
世界販売台数 936万台 655万台 267万台
従業員数 252千人 224千人 63千人
米国内販売シェア 22% 15% 11%
と、明らかにクライスラーの規模は小さいです。
かつては「ビッグ3」だったのでしょうが、公的資金による救済とその前提としての経済への影響の大きさを考えると、問題は「ビッグ2」のようにも思えます。
しかもクライスラーは投資ファンドのサーベラスが株主なので、その面からも救済すべきかという論点はあると思います。
逆にそれだからこそサーベラスは自分も救済策に滑り込もむために「ビッグ3救済」という必死のマーケティング活動を行っているのかもしれません。