昨日のエントリが結果的には「その2」になりました。
当社に対する仮差押決定とその執行について
(2008年12月12日 春日電機)
本日、株式会社ソフィアホールディングスより同社の完全子会社である株式会社ソフィアモバイルを債権者、当社を債務者として東京地方裁判所に対して行われました債権仮差押命令申立及び動産仮差押命令申立の仮差押決定がされたことについて開示がありましたことをお知らせいたします。
また、仮差押決定に基づき、仮差押の執行が本日完了したこともお知らせいたします。記
1.仮差押決定がなされるに至った経緯
当社が、平成20 年11 月26 日付で東京地方裁判所より決定を受けております、当社代表取締役の違法行為差止仮処分命令申立の内容について、株式会社ソフィアモバイルが当社に対する債権の正当性を主張するため法的手段を取ったことによるものであります。
2.仮差押決定がなされた年月日
平成20 年12 月5 日
3.仮差押の対象
(1) 株式会社東京都民銀行当座預金 105,000 千円(当座預金の一部)
(2) 辰野物流センター(長野県上伊那郡辰野町)にて保管する棚卸資産の一部(製品、商品) 52,500 千円
4.今後の資金繰り等に与える影響について
現在における当社の財政状態からみた資金繰り及び売上等の経営状況に与える影響は少なからずありますが、今後の資金調達及び売上確保については万全を期してまいります。以 上
相手方である篠原猛(春日電機の代表取締役であるところがややこしい)+アインテスラ+ソフィア側の方がこの手のケンカに慣れていそうですね。
現在この春日電機の業務執行は、代表取締役の篠原氏とその関係者は特別利害関係人として意思決定から排除され、「問い合わせ先」になっている常務の佐藤氏(名誉毀損でソフィアから訴えられてます)が取り仕切っているということでしょうか。
取引の外形があり、争いになっている以上仮差押は通り、保全異議をしても本案で争いなさい、ということになってしまうのでしょうか(このへん詳しくないので間違っていたらごめんなさい)。
一方「現在における当社の財政状態からみた資金繰り及び売上等の経営状況に与える影響は少なからずありますが」というあたり、春日電機の真面目さが伝わってきます。
百戦錬磨風の相手に徒手空拳で立ち向かう地道な企業、という意味ではスチール・パートナーズ対ブルドックソースに似た構図になっています。
判官びいきとしては春日電機にはぜひともがんばってほしいものです。
(ただ、ここまでになってしまったあたりはきっちりと総括したほうがいいとは思いますが)
<関連エントリ>
春日電機
泥沼二件
春日電機その4
春日電機その5
春日電機その6