ここのところどうも調子が出ないので、こうなったら思いっきりサイコな映画でも観て逆療法で脳味噌の灰汁を出そう、ということで『マシニスト』を借りてきました。
1年間不眠に悩む機械工(マシニスト)の主人公が、身の回りに起こる不気味な出来事を不眠でやせ衰えた身体と精神状態に鞭打って解き明かそうとするうちに、おそろしい事実が明らかになる、という話。
どこかの劇場で予告編を観たまま観そびれていたものです。
主演のクリスチャン・ベイル(バットマン・ビギンズ、まだ観てません)は実際に28キロ以上の減量をしたらしいが生身の人間の痩せ方としては限界に近いです(下のカバーの写真をごらん下さい)
それだけ入れ込んで役作りをしただけあって、なかなかの名演技なのですが、残念な事に脚本のひねりがちょい足らないので、途中で先が見えてしまいました。
設定とか小道具(冷蔵庫のPost Itにちょっとづつ足して書かれる不思議なメッセージなど)はなかなかいいので残念です。
DVDの解説には「『SAW』を超えた傑作」などと書いてありましたが、S設定の妙だけでなく最後の最後までわからない結末や情け容赦なさ度合いも加わり、圧倒的にSAWの方が完成度は高いと思います。
で、『SAW』の話。
これは廃墟のビルのバスルームで対角線上の両隅に足を鎖でつながれて倒れていたふたりの男。その間には自殺死体が。テープレコーダー、一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。犯人から告げられたメッセージは「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」といういきなり密室物の設定
そこから携帯電話を通じて閉じ込められた男の家族を巻き込んでの展開や、犯人を追う刑事がからんだしして、犯人の動機と過去の犯罪、2人の犯した罪そしてが徐々に明らかになり・・・となりながらも、次から次へと予想を覆す展開に、最後の最後まで息が抜けない作品です。
でも、残酷なのが苦手な方は見ないほうがいいと思います。
そのSAWのキャッチフレーズで言及されてたのが『メメント』。
こちらは、数分間しか自分の記憶を保てなくなった男が主人公。彼は妻を殺害した犯人を捜し出そうとするが、いかんせん記憶が保てないために、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨を入れて必死の捜査をする、というもの。
証拠や手がかりはあるが、なぜそれが手がかりなのかがわからない、という主人公が苦労しながら過去を遡るという、「前を向いて後退する」ようなストーリーの進み方なので、最初のうちは観ている方が戸惑ってしまうが、ちょうどなれた頃にクライマックスがきます。
これは、着想以上に、こんな脚本よく書けたな、と感心しました。
なんか昨日観た映画の紹介じゃなくなってしまいましたが、僕のお勧めは後から紹介した順です。
1年間不眠に悩む機械工(マシニスト)の主人公が、身の回りに起こる不気味な出来事を不眠でやせ衰えた身体と精神状態に鞭打って解き明かそうとするうちに、おそろしい事実が明らかになる、という話。
どこかの劇場で予告編を観たまま観そびれていたものです。
主演のクリスチャン・ベイル(バットマン・ビギンズ、まだ観てません)は実際に28キロ以上の減量をしたらしいが生身の人間の痩せ方としては限界に近いです(下のカバーの写真をごらん下さい)
それだけ入れ込んで役作りをしただけあって、なかなかの名演技なのですが、残念な事に脚本のひねりがちょい足らないので、途中で先が見えてしまいました。
設定とか小道具(冷蔵庫のPost Itにちょっとづつ足して書かれる不思議なメッセージなど)はなかなかいいので残念です。
DVDの解説には「『SAW』を超えた傑作」などと書いてありましたが、S設定の妙だけでなく最後の最後までわからない結末や情け容赦なさ度合いも加わり、圧倒的にSAWの方が完成度は高いと思います。
で、『SAW』の話。
これは廃墟のビルのバスルームで対角線上の両隅に足を鎖でつながれて倒れていたふたりの男。その間には自殺死体が。テープレコーダー、一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。犯人から告げられたメッセージは「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」といういきなり密室物の設定
そこから携帯電話を通じて閉じ込められた男の家族を巻き込んでの展開や、犯人を追う刑事がからんだしして、犯人の動機と過去の犯罪、2人の犯した罪そしてが徐々に明らかになり・・・となりながらも、次から次へと予想を覆す展開に、最後の最後まで息が抜けない作品です。
でも、残酷なのが苦手な方は見ないほうがいいと思います。
そのSAWのキャッチフレーズで言及されてたのが『メメント』。
こちらは、数分間しか自分の記憶を保てなくなった男が主人公。彼は妻を殺害した犯人を捜し出そうとするが、いかんせん記憶が保てないために、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨を入れて必死の捜査をする、というもの。
証拠や手がかりはあるが、なぜそれが手がかりなのかがわからない、という主人公が苦労しながら過去を遡るという、「前を向いて後退する」ようなストーリーの進み方なので、最初のうちは観ている方が戸惑ってしまうが、ちょうどなれた頃にクライマックスがきます。
これは、着想以上に、こんな脚本よく書けたな、と感心しました。
なんか昨日観た映画の紹介じゃなくなってしまいましたが、僕のお勧めは後から紹介した順です。
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![]() | メメント |