今日のGetUpEnglisもその本から紹介する。
With language, precision is important; pomposity, pretension, periphrasis, plagiarism and sesquipedalianism are to be avoided at all costs – as this sentence demonstrates – because it makes you sound like you’re trying too hard, which makes you sound like you’re using long words to cover up the fact that you don’t really know what you’re talking about.
言葉を使うにあたっては、正確さが重要だ。加えて尊大な言い方(pomposity)は厳禁だし、実際とは違うふうに思わせては(pretension)ならない。回りくどい言い方(periphrasis)も避けるべきだし、人の発言を自分の発言であるように(plagiarism)してはならないし、やたら長い語(sesquipedalianism)を使うのもやめたほうがいい。もはやおわかりかと思うが、わたしが書いているこの文がまさにそれだ。何か必死に伝えようとしているのはわかるが、そうやって自分が言っていることがわからないことを押し隠そうとしているように思えてしまうのだ。
pomposityもpretensionもperiphrasisもplagiarismもsesquipedalianismもなかなかお目にかからない名詞だ。これを名詞のまま訳すとかなり硬い日本語になってしまうので、試訳のように動詞に品詞転換して訳すとよい。
今日も更新が遅れてしまい、申し訳ございません。しばらくご迷惑をおかけします。
be caught with one's pants downは「不意をつかれる、不意をつかれて狼狽する」。
この場合のbe caughtは「捕まえられる」ではなく、「(まずいところに)人にやって来られる」とか「(まずいところを)見られる」。with one's pants downは「ズボンが足元に下ろしてあるとき」で、全体としては、「ズボンをはきかけて、まだ足元にあるときに、(思いもよらず、部屋に)入って来られる」となる。
これは確かに誰でも狼狽する。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
"Mr. Yanai's unexpected visit caught our branch office with its pants down."
「柳井さんの来社に、支店では不意をつかれて狼狽した」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"We hadn't expected a test before finals so we were caught with our pants down when the professor gave us a pop quiz today."
「期末試験の前のテストなど思いもよらなかったので、きょう教授に抜き打ちテストをされて不意をつかれて慌てたよ」
PERIPHERAL
ニュースサイトやオンライン・ショップのページは英語で表示できるのものはなるべく英語で表示している。
それによって、思わぬ語が学習できることがよくあるからだ。
Computers & Peripherals
という表示を目にしたが、peripheralsは「周辺機器」のこと。
今日のGetUpEnglishはこのperipheral(周囲の、周辺の)語を学習しよう。
○Practical Example
"They lead the industry in the development of peripheral devices."
「周辺機器の開発では業界をリードしている」
●Extra Point
「(活動・問題・情報など)重要でない」の意味でも使われる。
◎Extra Example
"Let's set aside the peripheral talk and get to the main subject."
「余談は差しおき、本題に入りましょう」
これはぜひ覚えておきたい表現だ。
precipitousは「断崖の、険しい」「急激な」。
今日のGetUpEnglishはこの表現学習する。
○Practical Example
"There has been a precipitous decline in book sales recently."
「本の売り上げがここのところ急落している」
●Extra Point
副詞はprecipitously.
◎Extra Example
"Be careful. The cliff drops off precipitously here."
「気をつけろ。崖はここからものすごく傾斜しているんだ」
今日も更新が大幅に遅れてしまい、申し訳ございません。
「お茶を濁す」は英語で何と言うか?
この日本語表現は「言い逃れをするためにその場をごまかして切り抜ける」ということだと思う。
よって、その場に応じて言い方を考えるしかない。
「はっきりしない態度をとる」ということであれば、pussyfoot(あいまいな態度をとる)という言い方を充てればいいだろう。
pussyfootは「(子猫のように)忍び足で歩く」から転じて「はっきりしない態度をとる」の意味でも使われるようになった。
○Practical Example
お茶を濁すようなことはやめてください。このプランについてどう思うかはっきり言ってください。
Stop pussyfooting. Just tell me straight out what you think of the plan!
●Extra Point
wiggle out of...(~をうまく回避する、~を言い抜ける)を使っても表現できる。
◎Extra Example
お茶を濁すつもりはありません。
I’m not trying to wiggle out of this.
本日も更新が大幅に遅れてしまい、申し訳ございません。
poundingは「叩くこと」「ひどい打撃」。
take a poundingは、ぼろ負けする, こっぴどくやられる[たたかれる]。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習しよう。
○Practical Example
"Advertising revenue has taken a pounding from the consolidation among retailers."
「広告収入は、小売業者間の統合によって大幅に減少している」
●Extra Point
昨日のレアジョブのDaily News Articleにこの表現があった。
https://www.rarejob.com/dna/2023/01/07/the-phantom-of-the-opera-extends-its-long-broadway-goodbye/
◎Extra Example
"Broadway took a pounding during the pandemic, with all theaters closed for more than 18 months."
「ブロードウェイはコロナ禍で多くの劇場が1年半閉鎖され、大きな被害を受けた」
レアジョブを始めたのは2011年1月、すでに12年になる。
基本的に毎日続けているので、会話力は向上したように思う。
最近はこのDaily News Articleを使い、summaryを1分でまとめて話す練習をしている。TOEFLのいい練習になる。しばらくTOEFLも受けていないので、ぜひ受けたい。
動詞pruneは「(木などを)刈り込む、剪定する」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
ディズニー・プラス配信の『ロキ』に、この語が効果的に使われている。
○Practical Example
"It’s up to the Judge to determine the Variant’s punishment… which is usually getting pruned."
「変異体にどんな処罰を与えられるかは判事次第だが……普通は『剪定』される」
●Extra Point
「(余分なものを)取り除く、切り詰める、縮小する」の意味でも使われる。
◎Extra Example
"Sasaki pruned a long novel and turned it into a short story."
「長篇小説を刈り込んで1本の短篇にした」
premiseは複数形で「(土地・付属物付きの)建物, 家屋」(リーダーズ)で使われる。
on[off] the premisesで「敷地内[外]で、店内[外]で」の意味で用いられることはすでにGetUpEnglishでも学習した。
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/0ff3c003e3eb19889333b7d314095a6a
このpremiseは単数形では「前提」の意味で使われる。
今日のGetUpEnglishはこの語のこの意味の使い方を学習しよう。
○Practical Example
"It is a fundamental premise of aid that it must be humanitarian."
「支援は人道的なものに限られるということが大前提になる」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"Agreement by the family is a basic premise for organ donorship."
「臓器提供には家族の同意が大前提だ」
rain on someone's paradeで、「いいところを見せようとする人にけちをつける、才能を発揮しようとする人の邪魔[妨害]をする、人の楽しいことに水を差す」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
"The gay enjoys raining on other people's parades."
「あの男はいいところを見せようとする人間にけちをつけて喜ぶ」
●Extra Point
Asahi Weekly, September 23, 2022の和田明郎記者のPhrase It Rightにこの例文があった。
◎Extra Example
"I’m excited to see the much-discussed suspense movie."
"Sorry to rain on your parade but that is a total failure. The detective is the culprit."
"Hey’ don’t give away spoilers!"
「話題のサスペンス映画を観るのが楽しみ」
「水を差して悪いけど、あれは駄作だ。刑事が犯人だ」
「ちょっと、ネタバレはやめてよ」
pullは名詞で、「魅力、優位、強み」の意味がある。
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
○Practical Example
"I was a sports kid and I grew up idolizing sports figures instead of comic book characters. So I never really understood the pull of Super Heroes."
「僕はスポーツ少年だったから、コミックのキャラクターよりスポーツ選手に憧れていた。スーパーヒーローの魅力が本当にわかっていなかった」
●Extra Point
状況によっては「コネ」の意味で使われる。
◎Extra Example
"She seems to have a lot of pull in economic circles."
「彼女は経済界にたくさんのコネがあるようだ」
ビジネス書を読んだり訳していると、注意しなければいけない語が出てくる。
partnerもその後のひとつで、「共同経営者」の意味で使われることがある。
このサイトにあるとおり、
https://allabout.co.jp/gm/gc/295307/
「パートナー」が、他のクラスと決定的に違う点は、「パートナー」はコンサルタントであると同時に、ファームの共同経営者であるということです。
ということになる。
現在、訳出中のトマス・J・デロング『Flying Without a Net 命綱なしで飛べ!』(仮題、2023年刊行予定、サンマーク出版)にも以下の表現が出てきた。
○Practical Example
Jeff was the highly successful partner of a small consulting firm, and I ended the story in that book with him reflecting on all the tasks that confronted him as he prepared to land in Boston after a long transcontinental flight. Now let’s continue the story.
ジェフは小さなコンサルティング会社の非常に有能な幹部社員だ。ジェフは今長い大陸横断の旅を終えて、ボストンに着陸しようとしている。ここで彼がしなければならなくなったあらゆることを考えつつ、本書を終えることにしたい。
さあ、はじめよう。
●Extra Point
もう一例。この表現もあった、
◎Extra Example
He couldn’t escape his frustrations about carrying one partner who hated travel, didn’t know how to sell business, and—while good at producing work that was assigned to him—hadn’t progressed as the firm had grown.
割り当てられた仕事を広げるのは得意なのだが、出張が嫌いで、仕事を取るノウハウのない同じ幹部のひとりを一緒に連れ出さなければならなかったのだ。
one partner, すなわち「ある(別の)共同経営者」と言っているが、「同じ幹部のひとり」とすれば意味が表現できると思う。
今日も更新が遅れて申し訳ございません。
CNN English Expressの2022年9月号の表紙はBTS!
https://ee.asahipress.com/index.php
それだけでも買ってしまいたくなる人は多いと思うが、決して買って損はしない。
今月号も魅力のある学習コンテンツが満載だ。
そして35周年の「ポジティブ名言集」は今月も元気が出るコメントばかり。
本日のGetUpEnglishはそのひとつJanet Jacksonのこのコメントを紹介しよう。
○Practical Example
You have to keep doing what you want to do in your heart, and you have to keep pushing forward and think positive.
「心から望むことをやりつづけなくちゃいけないし、それに向かって突き進み、前向きに考えること」
think positiveのpositiveは副詞。-lyがつかない形の副詞は単純形副詞という。
デイビッド・セイン『ネイティブが教える副詞の使い方』にこの記述がある。
https://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45297-1.html
3. ポジティブに考えよう。
A: Think positive.
B: Think positively. ▲
これもB のpositively(まったく、本当に)ではなく、A のpositive(ポジティブに、前向きに)を使った言い方のほうが、自然に感じるネイティブが多いはずです。B はネイティブでもうっかり使ってしまう人がいるかもしれませんが、1のThink smartly., 2のThink differently. と同じく英語としてやや不自然です。
先日訳了したこの本に、次の表現があった。
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/b849c499aa4cbba7e3c565011151ffe5
”THE IDEA IS PANTS!”
このpantsとは何か?
Oxford Advanced Learner‘s Dictionaryにある通り、
(BrE, slang) (also used as an adjective) something you think is of poor quality ■synonym rubbish
イギリス英語の俗語で、「バカな、バカげた」ということだ。
今日のGetUpEnglishはこの語のこの意味の使い方を学習する。
次のように使う。
○Practical Example
"Do we have to watch this pants performance?"
「このバカな出し物を観なくちゃいけないのか?」
おそらくイギリスの子供たちが使う“liar, liar, pants on fire”( 嘘をつくとお尻に火がつくよ)から来ている。
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"The author‘s new book is absolute pants!"
「あの作家の新作はクズだ」