ジェンダーからみるカンボジア

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Till I Find You

2012年02月20日 | カンボジアで感じたこと

 

マレーシア旅行の大きな目的の一つは、「また会う日まで」を読むことだったわたし。

ジョン・アービングの大作、日本語でいただいたので、ぜひ読みたいと思ってチャレンジしてたのだけれど、まとまった時間がなかなかとれなくて、読み進められてなかったのだ。なんせ、すごい大作なのだもの。

↓KLLCでお気に入りのチリ・レストラン

刺青の話が次々とでてくるので、ぴんとこないんだけれど、物語は、主人公の男性が、会ったことのない父親を探す話。

主人公はとっても素敵な男性なのだけれど、小さいときにいろんな年上の女性に「性的虐待」され、まあ、最初に射精をするシーンなんて、さっと読んだら意味が分からなくって、3回くらい読み直してなにが起こったのかわかったくらいなのであるが・・・・・ともかく、いろんな女性と関係をもつのである。

刺青師の母親に、「お父さんがわたしたちを捨てちゃった」と言われ、小さいときにお父さんを探す旅に出て、そのあとは寄宿舎生活とかをして成長し、俳優になって成功。そしたらお母さんが死んじゃって、その後に、自分の出生とお父さんとの関係とかについて、旅をしながら調べていって、最後にはお父さんと再会というのか初めて出会う主人公。

最後にお父さんと再会するのだけれど、このシーンは不要ではないかしらんと思ったりするわたし。会えないまま、あるいは、これから会うっていうシーンで物語を終えたほうが、きっとよほど素敵な話になったと思う。

それにしても、お父さんがいないで育つっていうのは、いろいろ大変なこともあるけれど、父親に捨てられたって思って育つ子どもはかわいそうだなあ。母親に捨てられてもかわいそうだけれど。いやはや、大作を読み終えると、なんだかマラソンを走ったような気持ちになり・・・・でも、いろいろと読み落としているところがあるはずなので、もう一回くらい読みたいなあ。