EUとカンボジア政府とのハイレベル協議があって、「家庭内暴力法の実施状況と課題」について女性省が発表しなければならなくなったので、プレゼンの資料を作成するために週末まで仕事になっちゃったわたし。
この際だし、せっかくなので、自分の作成したプレゼンがどう発表されるのか、対話の場を見学しようと思って、エクセレンシーの資料を持って同行することに。
↓3日間の対話、開催場所は外務省
↓入口をはいると、飾ってある地図
↓こんな銅像まである・・・・すごいなあ・・・・・
最初に参加したセッションは、選挙について・言論の自由について。EUの共同議長、発言とか質問はいいんだけれど、お経をよんでるみたい・・・・に超つまんない棒読み(読んでなくって、自分の発言なのにまったりしてる)、聞いてて寝ちゃいそう・・・なので、クメール語の通訳を聞きながら協議に参加。
↓カンボジア側、各省の代表が勢ぞろい
家庭内暴力については、ちゃんとした政府統計がないんだけれど、2005年と2009年の統計を比較すると、「家庭内暴力を犯罪だとおもう人の割合が増えた」とか、「ほぼ全員が家庭内暴力法が暴力予防に役立っていると思っている」などなどの成果を説明。課題としては、「場合によっては、夫は妻に対して妻が死ぬほどにまで暴力をふるう権利がある」と思っている男女がまだ3割以上いる点や、家庭内暴力法が法律家に十分に認知されていない点を指摘。
それにしても、いろいろな政府間での協議の場があるんだなあ・・・・・「活動家の殺人事件はどうなってるんだ」とか、「5万人選挙登録ができていない問題にどう対応するんだ」とか、なかなかするどい指摘もあって、おもしろかったのである・・・が、さすがカンボジア政府側はのれんに袖押しってかんじで、百戦錬磨なのである。