ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

教員による子供達の虐待

2015年11月19日 | SEX WORKER の子どもたち

 

大量の子供達が参加した、今回の調査。

↓僧侶の学生は大活躍、子どもの接し方が抜群

↓子供達からインタビューの許可を取るだけでも大作業

プノンペンから学生がくるということで、母親たちが子供達を大量に送ってきたのである・・・すでに閉鎖されてる学校でもそうだった。

↓大混乱、年齢を聞くだけでもすさまじく大変な作業

大勢の学生を連れてきててよかった・・・・20人を対象のはずが、50人くらいいたので、わたしに同行してくれた学生も10名くらいいて、安全確保要員までちゃんと確保できたのはよかった。

↓学校大好き!!「でも公立学校はいや!」

いやあ、喉がかれた・・・・さすがに叫ばざるを得ない場面が何度もあったのである。

↓母親たちからもインタビュー、「子どもにはちゃんと勉強してほしい」

この地区はスバイパーで、多くのセックスワーカーは在宅で電話でクライエントをとってる。「警察につかまることは、もうないわよ。前はいろいろあったけどねえ」

↓インタビュー中に登場、先生に虐待されたばかりの子ども

文字がちゃんと書けなかったから体罰。

こんな学校、行きたくないよな・・・・「ガソリン代」ってことで教員がお金を集めてるそう。

 

 


セックスワーカーたちの身柄拘束

2015年11月18日 | SEX WORKER の子どもたち

 

 

 

↓今回調査は、遠出なので、いくつかのグループに分けて実施

誰の男子の後ろに乗るとか、いろいろかけひきがあって、「みんわたしとTUKにいっしょに乗ればいいのに・・・」と横目に、フレンズ状況を眺めて楽しんでるのである。

↓セックスワーカー協会の職員の方にインタビュー

本筋のインタビューでは男子学生も参加してもらったので、そのあとに女性だけ個別に時間をとってもらって、最近の警察の取り締まりについてインタビュー。

「3日間警察署で拘留されて、蚊にさされまくって、そりゃあつらかったわよ」っていう話から、「社会福祉省の厚生施設よりも刑務所のほうがまだましだ」みたいな発言続出。

いやはや、この国の人権侵害はひどい。

学生が、「これから日本のサッカー試合をみにいく!」って張り切ってたのに、仕事の締め切りがあって、一緒に行けなかったわたし・・・・

↓8時頃にきりあげて、子どもと合流して夕食

ビール飲んでたら、「2−0by Honda」みたいなメッセージがはいってきて、ああああ・・今年最大の後悔のひとつは、この試合をみれなかったことだなあとほんとに残念。

 

 

 

 

 


セックスワーカーの子供達

2015年11月17日 | SEX WORKER の子どもたち

 

今週は、セックスワーカー週間。

といっても、彼女たちの子どもの教育についての調査を、学生たちと一緒に実施するのだ。

↓上の子がまだとっても小さい頃、ほんとに💓

このセックスワーカーの子どもの調査は、「子どもたちが困ってる・・・」って聞いたので、とりあえずボランティアで引き受けたんだけれど、せっかくだから、自分がやりたかった調査の一部も実施することに。

それは、セックスワーカーが、警察によって違法に拘束されている問題。7月と9月にこの話をセックスワーカーから聞いて、「警察につかまったら、子どもが家に置き去りになってとても困る」っていう話をきいてて、ぜひこの問題を本にしてまとめたいと思ってたのだ。

↓カンボジアに戻ってきて数時間後には学校でインタビュー

今回は予算が一切ないので、ちょっと遠くまでインタビューに行かないといけないのは困った・・・と思ってたら、最小限の交通費くらいはセックスワーカー協会が出してくれることに。車が故障しまくってて、さすがに運転していけないって思っていたので、TUKのお金くらいは補填してくれそうなので、助かったのである。

↓インタビュー中に、電車が、がたごと通過・・・

 

 ↓インタビュー中、祖母たちも多数参加

違法逮捕のはなし、すごすぎる・・でもこのばたばた状態で、本をかいてる暇あるんだろうか。

明日も朝からインタビュー。

 


地方自自体女性指導者たちの苦悩

2015年11月17日 | 地方時自体女性指導者調査2015

 

 

10月に23人の女性指導者を対象として実施した、地方自治体の女性指導者が予算確保に苦労している状況の調査。

↓調査参加者にプノンペンに来てもらって、報告書の草案について協議

「ほんと??」って確認された、とある自治体の問題・・・・ある自治体では、女性子供委員会の予算がゼロなのだ(2015)。それで、どうやって仕事しろっていうんだ・・・・「自分のお金を使って仕事をしてます」とのこと。きっと与党の人だろうなあ・・・

↓州レベルの指導者者たち、服装からして違う・・・・

この報告書は、参加者の声がたくさんちりばめてある。そういう風に作ったのだ。で、ありがちなんだけれど、報告書の翻訳が相当悪い出来だったようで、「こんなこと言ってない」ってかなり苦情がでたのである。まあそうだよなあ、クメール語を英語にして、さらに英語からクメール語になってるんだけれど、この2回の翻訳者は別々の人間なのだ。

↓NGOの協議、実は一番活発に意見がでた

↓小腹がちょっと空いた時・・・・AEONがあるって便利!!

4日間だけのプノンペン滞在。

師走だ・・・・


蘇州みやげ

2015年11月16日 | 蘇州2015

 

蘇州では、スターバックスで購買意欲が今年最高潮に達して散財したのだけれど、それ以外にもいろいろ買えてよかった。

友達に買ってもらったIPHONEを使い始めて1ヶ月・・・・ド派手なカバーを使ってたんだけれど、蘇州でも買ってみた。

↓夜しか開いてない、携帯カバー屋さん

↓1月の調査で使おうと思って首からかけられるタイプを購入

↓これも超かわいいのでスペアに購入

 

サムソンはお手伝いさんにあげたので、カバーを買って帰って上げる約束をしてたのだけれど、売ってない・・・・中国ではアップルか、現地で生産している携帯が主流の様子。

↓文具の買い物が止まらない・・・超かわいいペン

 


ノートとかペンとか、さらにはキーホルダーとかイヤリングとか、たくさん買い込んだのである。 

↓いろいろ買った中でも大ヒットはこの新米!!!新米というだけで超幸せ!!

古米とか売れない米ばかり食べさせられて育ったので、米に対しては超こだわりがある。思春期に米嫌いになったのは、ぜったいあの幼少期にまずい壊れてる米ばかり食べさせられていたせいだと思う。

↓予想と違ったけれど、塩味がきいてておいしかった麺

 

旅行の楽しみは食べることと飲むことだけれど、旅行先で米を買うのも大好き・・・・・本当は玄米がよかったんだけれど、こちらがおすすめということで、買ってみた。2.5 kg で40元なので、ちょっと高いけれど(1キロ400円くらいかな・・・)、中国の大地でとれたばかりの新米というだけで、わくわくするのである。蘇州滞在中、10時と3時の間食にはスターバックスでサンドイッチとかラップばかり食べてたので、カンボジアにもどったら、また米を間食にする生活にもどろう・・・

↓結局この麺は何回食べたかな・・・・肉がぷりぷりで超美味しい

蘇州には米屋がぜんぜんなくて、スーパーとかで米を探してたら、5キロで240元の米がオススメっていわれて「ちょっと・・」って断った経験も。それにしても、この中国で1キロ1000円くらいする米って、どんな味なんだろう。買ってみても良かったかな。

↓モンゴルの焼きそば、量が多すぎてちょっと残してしまった・・・

↓抜群だった羊肉、大自然の香りでいっぱい!!

おみやげでトランクはぎゅうぎゅう。数日後に行くソウルでは寒いだろうと思ってくつ下もしっかり買ったし、思わず買ってしまった卓上ライとこちらも衝動買いのバスマット・・・・中国ってものが安いのである。日本の雑貨と韓国の雑貨屋さんもあって、かわいくってほしい!!って購買意欲が爆発したのであった。

 

 


蘇州で読んだ本(日本語)

2015年11月16日 | 蘇州2015

 

蘇州では、数冊だけ日本語の本も読む時間がとれた。

↓いろいろ考えさせられた、紅衛兵を立ち上げた人の自伝

↓夏に日本で読み終えらず持参・・・中国留学のところとか面白かった

↓お店の人おすすめの辛口麺、とーってもおいしいくて体があったまった

↓戦後の日本には素晴らしい女性がたくさんいたんだな、って思う本

↓ビールのあてに水餃子を頼んだら、スープででてきちゃった

↓女性の視点でしか書かれてないのがちょっと残念な離婚問題のはなし

↓地下鉄には毎日のように乗車してお出かけ、気分転換によかった

のんびり読書を楽しめるって感じではなかったけれど、ジェンダーの本を書くためにジェンダー関係の文献を必死で読めたのはよかったのかもしれない。あと5日で書き上げないといけないテキスト、カンボジアに戻って気合いを入れ直して、がんばろう。

 

 


家庭内暴力の原因・理由

2015年11月15日 | カンボジアのジェンダー規範

 

神戸マラソンの日、家庭内暴力の章をえんえんと仕上げるのである。あーあ、マラソン出たかったなあ・・・来年がんばろう。

↓毎日通ってた麺屋の隣、はやってたので入ってみた

家庭内暴力は、学生たちが将来で一番「被害に遭う可能性が高い」暴力。カンボジアでは4人に1人の女性が被害にあってるわけで(この統計はWHOの調査結果次第ではもうすぐ覆されるかもしれない・・・・もっと高いかもしれない)、「家庭内暴力の被害にあったら自分を責めない」ことと、「社会そものに男性に暴力性を持たせるという問題があって、男性を加害者としてだけみるのはダメだ」という点を強調したい。男性については、別の章でマスキュニリニティとジェンダー暴力を書いたので、ジェンダー学としては、男性学もしっかり取り入れていて、なかなか悪くない構成だと思う。

 

Definition of DV varies across the countries, but most commonly, in includes physical violence, physiological violence, sexual violence and economic violence. DV is a pattern of abusive behavior in any relationship that is used by one partner to gain or maintain power and control over other intimate praters.

Physical violence: Hitting, kicking, beating, slapping, shoving, grabbing, pinching, biting, hair pulling, etc. This includes the denial of victim to seek for medical care, or forcing a partner to use alchohol/drug use against their will.

Emotional violence: Constant criticism, causing fear by intimidation, theretening physical hard to her/him or to children/family/relatives, destruction of family property, forcing isolation form family, diminishing one’ abilities, or controlling one’s relationship with her/his children, parents/siblings or relatives.

Sexual violence: Marital rape, attacks on sexual parts of the body, or threatening one in a sexually demeaning manner Coercing or attempting to coerce any sexual contact or behavior without consent.

Economic violence: Control over financial resources and access to money, forbidding one’s attendance to school or to employment. It also includes neglect by household head to supply for family members who are dependent on him/her.

上記は、自分の講義内容と、アメリカ司法省の定義を参考にした。http://www.justice.gov/ovw/domestic-violence 

↓すごい量の麺、12元・・・食べ過ぎてお腹がもたれた・・・

なぜ、家庭内暴力なのか、という点について。

There are multiple reasons of why DV happens, but an important fact to remember is “victims has nothing to be blamed of”. No matter whatever “appropriate” reasons may be provided by a perpetrator, often times a man, there is no justifiable reason of the perpetration of DV. Also it is inevitable to understand dynamics of masculinities to understand the causes of DV from perpetrator’s side.

From academic researches, it came to become clear that DV may start when one partner feels the need to control and dominate the other. Abusers may feel this need to control their partner because of low self-esteem, extreme jealousy, difficulties in regulating anger and other strong emotions, or when they feel inferior to the other partner in education and socioeconomic background. Deep-rooted ideas about ‘appropriate masculinities” can also play a central role in the male perpetration of DV. Some men with very traditional beliefs may think they have the right to control women, and that women aren’t equal to men. Or, they need to show their ‘masculinities’ by using violence against their intimate partners. This was already examined in Chapter 12, so read it again to link masculinities and causes of DV. 

↓上の麺を作ってるキッチン、次々とお客さんがやってくる

なぜ、家庭内暴力なのか、という点については、以下のサイトがかなり充実していたので、こちらを借りつつ。

http://www.nij.gov/topics/crime/intimate-partner-violence/pages/causes.aspx

以下はサイトからの引用、

Research supported by NIJ and others has identified some of the causes of, and risk factors for, intimate partner violence (often called "domestic violence"). Intimate partner violence has serious physical, psychological, economic, and social consequences.

  • One in five women killed or severely injured by an intimate partner had no warning: the fatal or life-threatening incident was the first physical violence they had experienced from their partner. A woman's attempt to leave an abuser was the precipitating factor in 45 percent of the murders of women by their intimate partners (Block, 2003).
  • Early parenthood is a risk factor. Women who had children by age 21 were twice as likely to be victims of intimate partner violence as women who were not mothers at that age. Men who had fathered children by age 21 were more than three times as likely to be abusers as men who were not fathers at that age. (Moffitt and Caspi, 1999).
  • Although alcohol is not the cause of violence against women, a significant relationship exists between male perpetrator problem drinking and violence against intimate female partners. Severe drinking problems increase the risk for lethal and violent victimization of women in intimate partner relationships. More than two-thirds of the offenders who commit or attempt homicide used alcohol, drugs, or both during the incident; less than one-fourth of the victims did (Sharps et al., 2003).
  • Severe poverty and its associated stressors increase the risk for intimate partner violence—the lower the household income, the higher the reported intimate partner violence rates (Carlson et al., 2000). Moreover, researchers found that reductions in benefits from Aid to Families with Dependent Children (AFDC) were associated with an increase in intimate partner homicides (Dugan, Nagin, and Rosenfeld, 2003).
  • Intimate partner violence is linked with unemployment; one study found that intimate partner violence impairs a woman's capacity to find employment (Goodwin, Chandler, and Meisel, 2003). Another study of women who received AFDC benefits found that domestic violence was associated with a general pattern of reduced stability of employment (Meisel, Chandler, and Rienzi, 2003).
  • Women who have experienced serious abuse face overwhelming mental and emotional distress. Almost half of the women reporting serious domestic violence also meet the criteria for major depression; 24 percent suffer from posttraumatic stress disorder, and 31 percent from anxiety (Goodwin, Chandler, and Meisel, 2003).

この章がおわったら、モンゴル料理を食べに行く!!と思って、神戸マラソンの写真をネットでみて励ましてもらいつつ、モンゴル料理めざして頑張るのである。

 

 


中国のセクハラ訴訟

2015年11月15日 | 蘇州2015

 

蘇州滞在も、「ありがたいことに」もう終わりに近づいていて(学生たちと調査の話をしたい・・・)、日本語書籍はほぼすべて寄贈したし、あとは英語の本で寄贈できるのを読み切るのみ・・・・・・

12日間の一人旅、蘇州滞在。短かっった・・・・・母親に電話してて、「今日は金曜だから夜はちょっと遊びに」って言ったら、「今日は土曜日でお父さんはさっさと散髪にいったわよ、明日は日曜で神戸マラソンよ」って言われたのである。さらに、パリでのテロをきいて、先週までパリいにた同僚とスカイプでの議論が終わらず。

それにしても、もう終わる今回の旅は、「図書館」移動の旅行だった。結局本ばかり持っての重い移動だった。

だから、本とかは処分して、帰路はしっかりおみやげでいっぱい。 あの人にこれ、あれ、って、とってもたのしい。でも最初に買ったおみやげが息子たちのパンツだったのは、一人旅だったからだろうなあ・・・・・

今回、教科書を書くための資料として持ってきていた参考文献、Women Worldwide, Reading 46: No Longer silent, (pp.388-389) に、深圳で働いていた女性、Chen Damが上司をセクハラで訴えて勝訴した事例が詳細されていた。

↓毎日買い食いにいってたモンゴル・羊肉のはいった焼きナン

中国人女性労働者のChen Dam に抱きついた上司は、5ヶ月の実刑(刑事事件として勝訴した事例、これ以降の訴訟はほぼ民事訴訟)。中国で最初にセクハラ訴訟が起こされたのは西安で、当時はまだセクハラを訴える法律がなかったため「人民の尊厳」を侵害する行為として被害者がうったえた。残念ながら、裁判所は「セクハラ行為」と「人民の尊厳」の関連性を正当とせず、訴えは却下されたそうな。

↓時代広場とやらに行ってみたが、広すぎ・・・・

 

中国では、2009年時点で7億1千100万人以上が労働していて、その半数は女性だそう。このうち、3割程度は間違いなくセクハラの被害にあっていて、過去の資料では8割の働く女性が被害にあっているという調査結果もあるそう。

↓大洋百貨店で、台湾料理にいってみたら超美味しい!!

ご飯ものも食べようと思いつつ、どうしても麺がおいいしから、麺ばかり次々食べてしまうのである。

飲み過ぎ食べ過ぎの毎日・・・ストレスだからだろうか・・・・カンボジアに戻ったらダイエットしないとまずい。

↓何食べようか迷ってたら、オススメされた辛口麺、超美味しい!

食べても食べても太らない体がほしい・・・・

 

 

 

 


クメールルージュ時代の調査はまだ続く・・・

2015年11月14日 | CHILDHOOD in KR

 

 

10月に気合を入れて実施した、クメールルージュ時代に子供グループにいれられていた人たちの調査。

↓仕事場と化してたカフェ、スターバックスとこちらで仕事に没頭

残念ながら、わたしもまだまだ勉強不足だなと反省するような失敗が多く、1月に調査手法を変えて第2ラウンドを実施することに。すでに、学生から次々と提出されてくる翻訳をみて、なんとなく「ダメかも・・・」って思ってたんだけれど、学生が提出してくれた事例(翻訳をライフストーリーとしてまとめてもらった)の一部を蘇州に持ってきていて、じっくり読んでみて、「追加でやらないと無理だな」と判断。要は、本としてまとめるには、十分な情報が集まってないのだ。

↓ラタナキリの被害者の事例、コメントびっしりで返却

かなり頑張ってくれてるんだけれど、いまいちなんだよな・・・・だから!!ってところで踏み込んで聞いてくれてなくて、どうも消化不良なのである。やはり自分でちゃんとインタビュー取らないとダメかなあ。いや、手法の問題だろうなあ。経験則からいって、学生は相当能力が高いので、わたしの指導が不十分だったのだ。

↓バブリーだなと思った、スターバックスでみた大量買いの様子

 

10月に実施した調査で、不十分にしか情報を集められなかった理由は、きっといくつかあるんだけれど(大学で学生からも意見を聞く予定)、ざくっと検討してみたのは・・・

1 質問項目が多すぎた(準備しすぎた)

2 インタビューの最初で、回答者の多くが「小さかったから覚えてない」という発言を繰り返してて、このネガティブな過去の振り返りが、そのあとのインタビューに悪影響を及ぼしたー前回の母性の調査インタビューでは、戦争前の経験を振り返るのにみんなとっても楽しそうで、幼少期のことを聞くのは戦争期の思い出にも鮮明につながったので大成功だった

3 子供グループにいた人たちは、戦争期のことを聞くには、ちょっと幼すぎたのかもしれないーでも相当苦労している人もいるから、一般論では語れない

4 「若者グループに聞いた方がよく知ってるし、あの人たちのほうがよほど苦労してる」って発言がかなり出て、学生たちの「聞く」意欲がそがれた

 

 

 

 


科挙博物館を見学

2015年11月14日 | 蘇州2015

 

ホテルから一番近いところにある博物館、科挙で首席になったひとを祀ってる博物館に行ってみた。

誰かのお家を博物館にしたらしい・・・それにしても、誰もいないし、見学中も誰にも会わなかった。

↓科挙で国家主席をとった人たちの一覧と出生地

広大な中国で、科挙でトップになるというのはとても名誉なこと。大学時代に読まされた明朝の科挙制度のことを思い出すのである・・・・それにしても、あのころは、「なんで男性だけ?」なんて考えなかったなあ・・・

↓巨大な表彰状というのか、成績書がもらえる

↓とっても素敵なお家、この家からも首席がでたんだろうなあ・・・

↓勉強部屋?こんなところで勉強したい・・・・

↓かなり素敵で広いお家、ぐるぐるまわりながら見学

↓超笑ったのは、カンニング用のノート、こんなのではとても不足だろうなあ

中国は、文革さえなければ、もっと早いスピードで発展してたかな。そもそも、人口が多から、最優秀な人たちをとったとしても、すぐに100万人とかになるのではないだろうか・・・・カンボジアとか小国を支配しようとする、っていう国際的な批判は、決して間違ってないような気がするのである。