ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

Sookmyung大学での一週間

2015年11月24日 | 2015ソウル滞在

 

 

23日から一週間お世話になる、Sookmyung 女子大学。

100年ほど前、王家の人が「貧しい女子のために」って設立した大学だそう。

↓キャンパスは街の真ん中、素敵な建物でうらやましい

Ehwaじゃないの?って学生からメッセージが入り、なかなかカンボジア人もよく知ってるなと思ったのである。なんでも、以前Ewha大学を訪問したことがあるそうな・・・・さすがうちの学生は国際交流をいろいろやってるなと感心。

↓気合が入ってる今回のセミナー

ASEAN10日国から専門家を招聘する予定が、6ヶ国に限定することになったそうで、各国2名参加。男性はたった一人。

↓今回のテーマはICT、女性がどうSocial Mediaを活用すればいいかの政策議論

↓休憩時間に大学の本屋に行ってみた、これは社会学のセクション

ちゃんと優秀な学生さんが案内してくれて、ジェンダーの本を探してくれたんだけれど、1冊しかなかった・・・・

↓大ヒットだった焼肉、ちょっと甘いけれどおいしい!!

↓新聞には、何日にキムチ漬けを始めたらいいか巨大な記事が掲載

どうやら、今年は12月最初の週くらいから、次々に「キムチ前線」が広がる様子。

キムチおいしい、とっても幸せ〜

 

 


息子の誕生日

2015年11月23日 | 2015ソウル滞在

 

今日は上の子の誕生日。

↓田舎で農作業に専念しているらしい・・・・

わたしも小さい頃、田植えから稲刈り、畑作業とかいろいろしてたので、息子たちにもぜひやってほしいし、自分自身もぜひまた田植えとかしたいって思ってるんだけれど、なかなか・・・息子に先を越されてしまった!!

それにしても、三輪車まで持って田舎にいったのね・・・・5歳の誕生日、今頃ハノイで祝ってるはずだったのに、悪いことしたなあ・・・でも田舎で楽しんでてくれて、よかったと思おう。

 

 


大混雑の鉄板焼き

2015年11月23日 | 2015ソウル滞在

 

韓国大好き。

↓本屋さんを訪れるのも大好き、でも好きな韓国作家の英語版はなかった・・・

仕事でソウルに来るのは初めてだけれど、仕事できたとしても、何がうれしいって、美男美女をたくさん見れることと、おいしいものが食べられること!!韓国の人、美しい人が多くて、おもわずMISHHAでいろいろ買い込んだのであった・・・

あと、いたるところにスターバックスがあるのもうれしい。プノンペンの空港のスターバックスは、まだ工事中だったけれど、来月空港を使う時にはきっと開店してるだろうと期待が高まるのである。

↓明洞で、大混雑してたので入ってみた店、人気のタイプの焼肉?

↓こんな風になってきたら食べごろ

↓今回の部屋は、ソウル駅のすぐ横、駅周辺は大工事中

↓今回は、仕事が結構残ってるので、本は10冊だけ持参

出版された時、とても影響を受けたパウエルさんの本。今でも、大事に共感して忘れないように思っているのは、「どんな仕事も尊いということ。そして、つねに最善を尽くしていれば誰かがみていていてくれるということ」息子にも、ゴミ収集車をみたらありがとうっていう気持ちを持とうねって言ってるんだけれど、どの仕事も、人間の営みにとって大切な仕事。アメリカでトップに近い立場まで登りつめた人がいうと、説得力があるのである。

 

 

 


ソウルに無事到着

2015年11月22日 | 2015ソウル滞在

 

カンボジアをまた離れて思うのは、移動が多いほど、いろんなことの集中度が高まってること・・・・日記代わりにしているブログに、毎日のことをとてもとても書ききれないくらい、大量のことを次々こなしてるかんじ。

↓教授会、81歳の学長は1時間以上教員に訓示

↓女性に対する暴力撲滅のWHOメソッド調査お披露目会、

 

↓久しぶりに再会、チャンセレイ長官と

待ちにに待った調査の結果がやっと公表になった。これで、女性に対する暴力の取り組みに、統計がもっと活用されることにつながる。

↓「生きてた!?」って言われてしまった、長年鞄持ちしてたシデフィン長官、フーサミット長官

 

女性に対する暴力の調査結果は、予想通りだけだっただけでなく、かなり詳細にデーターがとれてて上出来。家庭内暴力のある家庭で育った子どもは、そうでない家庭の子の2倍の割合で学業に支障がでてる(留年とか退学とか)。

↓連れてったアシスンタントと学生、漫才コンビみたい

 

学生たちの感想は、「偉い人ばっかり、女性ばっかりスピーチしてて、みんな同じこと言ってたーーーフンセン首相が素晴らしいっていうことと、いろんな戦略があるっていうことだけ話してた」

↓子どもたちを散髪にも連れてく

 

↓あばれまくった子ども、初めての散髪

 

携帯に学生がYOUTUBEをセットしてくれたので、新幹線をみてもらって我慢してもらったのである。

↓プールでも日焼けしてもらう

 

なんだか、なにやってるのかよくわからない毎日だった・・・・走り回って飲んでただけの気が・・・ 

母は寒いソウルで、さっそく電車にのってホテルへ。

 

初めて一緒に海外出張する国家女性評議会の代表、長年の友達で、今回は1週間ずーっといっしょ。本来は役所では若手ホープで唯一のオトコと出張の予定だったので、ちょっとこまったなと思ってたら、その人は大臣の判断でドイツに行くことになったのだ。政府の人ってほんとに世界中とびまわってて、いつカンボジアで仕事しているんだろう?って思ってしまう。

今回いっしょの彼女は、数年前に子どもを産んだ後に参加したとある政府間ハイレベル会合で同じテーブルになった時以来、とっても仲良くなった。その時の会話は、

とある要人;お子さん元気?おおきくなった?そういえば、あなたの夫はどこにいるの?

わたし;わたし、シングルマザーなんです

とある要人;WHY?

評議会代表(当時はただの局長);WHY NOT? That's empowerment of women!

と、横から叫んで、その場が大笑いになったのだ。

↓日曜の明洞、ごったがえしてる

彼女は、ほんとにいろいろ悩んで、でも結局今の要職に就任することを引き受けた。女性が自分の能力を自分で判断して将来の人生設計をして、巨大な権力を持たざるを得ない要職に登るっていうのは、とても難しいんだなって思った。最近もいっしょに仕事したけれど、一緒にいても仕事の話はあまりしなくて、仕事に関係するけれど直結してはいない話をいろいろ共有したり意見交換できるからうれしい。韓国で修士をとって、世界中とびまわってて世界観も広いので、尊敬できる女性。一週間いっしょにいて、カンボジアの将来の方向性について影響を持つ女性といろいろ話せるからうれしい。そういえば、カンボジアの女性指導者のインタビューをとって本にまとめたいっていう夢もあって、来年にはぜひ本を書きたいな。

 ↓学生にギャルの鉛筆とか買ってきてと頼まれ・・・・

 

韓国、しっかり勉強して、食事も楽しもう。 

 

 

 

 

 

 

 


寒いソウルへと移動

2015年11月21日 | 2015ソウル滞在

 

4日間のプノンペン滞在は、学生たちのフレンズと、セックスワーカー調査であっという間にすぎ、次は韓国へ8日間の出張。

↓上海でリニアモーターカーに乗車したのはつい先日

リニア、いやあ、こわかった・・・めちゃくちゃこわかった

多分天候の関係で、最高でも301キロしかでなかったけれど、どんどんん加速する間は感激・興奮。

ところが、だんだん傾く・・・・・

↓こんな線路の上っていうのも、超怖い

ひええーーーって思ってると、次は反対に傾く・・・・・・

 

もう二度と乗らない。ほんとにこわかった。500キロでるなら乗ってもいいけれど、300キロでこの恐怖体験は二度としたくないかも。

 

韓国では、ホテルに缶詰だけれど、空港までの電車にのったり、地下鉄にのったりできるといいな。

 

 

 


たまには夜遊び

2015年11月21日 | カンボジアの生活

 

子供達と、久しぶりにトムヤンクンへとお出かけ。

同僚がヨーロッパ旅行から戻ってきたので、写真を見せてもらったり、子どもと地図の確認をしたり、夕食をしながら大騒ぎ。

↓パッタイ、ちょっと固まってる・・・・

↓かわいいチャーハン、子供達は大よろこび

↓大好物ヤムウンセン、イカだけにしてもらった

↓すっかり家族のようになってる先生、子供をいろいろ連れ出してくれる

↓生で食べるそうな、香菜たっぷりのエビ、ぷりぷり

母は、久しぶりに夜中まではしごして飲み歩いたら、夜の遊び場があまりにも静かでびっくり・・・・でも、街のイルミネーションがとってもきれいで、たまには夜遊びしないとな、って思ったのである。

 


慶州へ週末旅行

2015年11月20日 | 2015ソウル滞在

 

今回韓国滞在でけっこうびっくりした残念なことは、若い世代が漢字を知らないこと・・・・筆談できない!だけでなくって、なんとなく、古き良き文化を捨てて、携帯に走っている若い世代の勢いを、いい意味でも残念な意味でも感じたのである。

↓ソウルの朝はまた雪、でも野外でタバコを吸ってる人たち

首都地域では、男性の5割強がタバコを吸っていて女性は3パーセント以下の喫煙率、ただ女性の場合は高齢者の喫煙率が高くて5パーセントくらいまで上昇。これはなかなか面白い現象。

↓高速鉄道で慶州へ向かう

↓ガイドブックもパソコンもない旅行、でも観光 にはまったく困らない

↓まず目指すは仏国寺、700番のバスで駅から1時間

↓2つある塔のうち一つは修理中

↓修理中のほうは、2010年に破損がみつかったそう

仏国寺から、歩いて、仏様の仏像がある山の上まで一時間

けっこう散策している人がいて、景色も抜群

↓日本と同じで、鐘をついているのが印象的

夕食は、お宿の人がオススメしてくれた小さい家庭料理の店

この料理、食べるためにあるよりも、飲むためにあると思うのはわたしだけだろうか・・・・

 


学期末の打ち上げ

2015年11月20日 | SEX WORKER の子どもたち

 

 

夜11時に、「電話してもいいですか?」って学生から電話がはいったら、教員としてはどうするか。

ちょうど同僚と飲んでたので相談したら、「自分は夜中2時でもSMSして、クラスリーダーの女子学生から回答がくる」とのこと。

それはパワハラだからやめたほうがいい・・・・っていったんだけれど。

で、11時の電話は、「明日、パーティーしませんか?」という誘い。

ちょうど、ハーレー氏がまた約束を反故にしてラオスに行ってしまって夜の予定があいてたので、打ち上げすることに。

↓いろいろ話ができてうれしかったし、このクラスはほんとに大好き!!

↓サプライズだそうで、ケーキを準備してくれてた

「バカな質問してもいいですか、先生って2年前妊娠してた時からぜんぜんトシ取らないんですけれど、なんで?」みたいなかわいすぎる質問から、恋愛観とかLBGTの話とか、いろいろ話しできて、とってもとっても楽しい時間だった。教員やってて、一生懸命信頼関係つくれて、よかったと思う。ほんとにいい学生達だった。

↓左端はアニザ、最後まであきらめずについてきてくれて感激

アニザは、本人にもいったんだけれど、わたしが中学校の頃を思い出させる女性で(といっても彼女は優秀だし美人)、ほんとにいろいろあって、いろんな人を巻き込んで母親と娘の対立みたいなかんじで大変だったんだけれど、最後には和解してくれて、今回も参加してくれて、ほんとにほんとに大感激。どうしようもない女子は、実はとってもとっても能力がある場合が多いので、この子はきっとそうだろうと思ったら(ほかにも数名同じレベルがいた・・・・)、アニザは期待を裏切らなかった。こういうところ、やはり男子はやりやすいけれど(わたしは母親みたいなもの)、女子同士はいろいろあるのだ。

一人の学生は、結婚問題を耳にしていたので話しかけたら、親の決めた結婚で悩んでいて、いろいろ相談にのった。好きじゃないし、相当コントロールする10歳年上の男性。

「金持ちでも親が決めた結婚だったら一生親が決めた’箱’から出れないし、自分でなにかを探して試そうということにはならない。自分で決定したら、後悔せずに責任をとらないといけないから、どんな決定でも後悔しないようにじっくりがんばって」

韓国から戻ったらフォローしなきゃ。20歳の彼女、大学もやめたくないし、恋もあるし、とっても悩んでる。ラタナキリにいった時、「親から離れるの初めて」って言ってて、「夜に家から出るのは初めて」っていってて、わたしとの会話中もお母さんから何度も電話がはいって、大変だったのだ・・・・・

 

こうやってブログを書いてても、いろいろメッセージがはいってきて、FACEBOOKをやってないからまだいいとしても、ほんとにコミュニケーションの形態が変わってるなと思う。学生たち、3時くらいまで起きてて、それはわたしが起きる時間・・・・「2人とつきあっててメールを間違って送ったことがある」っていう学生は、わたしに間違って彼女あてのメール送ってくるし・・・・ははは・・・ほんとに楽しい。

 

 

 


Safe Cities for Women キャンペーン

2015年11月20日 | カンボジアで感じたこと

 

 

7月に実施した調査、都会に住む女性たちへの暴力問題の調査報告書の発表会と、その実施母体になってるキャンペーンのイベントを実施。

↓全員紫で統一、NGOって資金をしっかり確保しててえらい!

↓ラタナキリに一緒にいったグループ、大好きな学生ばかり

↓男子学生たちが注文したピンクばかりの飲み物・・・・

↓調査の一環で訪問したスラム地区、昼間から賭け事してたり・・

 

↓新しくできてた道路、カンボジアって発展してる!!

 

それにしても、TUKとモトでの移動ばかりの一週間だった。渋滞がひどい時は、学生のモトの後ろにのっかってインタビューに向かってたのである・・・・事故にあわなくてよかった。

 

 


大学でセックスワーカー協会職員から話を聞く

2015年11月20日 | SEX WORKER の子どもたち

 

 

セックスワーカーの子供達が通ってるインフォーマル学校の調査のため、セックスワーカー協会のリーダーに講義にきてもらって、協会の活動を紹介してもらうことに。

↓いろんなポスターで意識啓発を実施

講義後、学生を個別によんで感想をきいたら、「率直に過去のことを語ってくれて印象的だった」とのこと。

ある学生は、調査には参加する予定ではなかったんだけれど「いってみたい」ということで参加。「母親が、ああいう人達はきらいだから、わたしにもああいう人達に近寄ってほしくないって思ってる」とのこと. Those people っていう言い回しが何度も出て(その学生は英語がネイティブのカンボジア人)、差別の感情って、根強いなって思った。

 ↓大活躍してくれた、将来教員の卵たちのクラス、全員調査に参加

 

みんな、いい経験になったみたいで、よかった。やはり選別された学生たちを担当するっていうのは、達成感も高いのである。