新潟市のクラシック狂から、「ラ・フォル・ジュルネ」への誘いがあった。バッハを聴きに来ないかというのである。
「ラ・フォル・ジュルネ」はフランスのナントで始まった音楽祭で、九五年に東京に、○八年には金沢に上陸し、今年ナント市の姉妹都市である新潟市で開催されることになった。ショパンとバロックがテーマの音楽祭で、一流の演奏家達がやってくる。
バッハのプログラムだけで、二日間で二十公演もある。どれを選んだらいいのか分からない。クラシック狂にまかせることにした。彼は五月一日のりゅーとぴあ能楽堂での「無伴奏チェロ組曲」全曲演奏の第二部と、燕喜館での「トリオ・ソナタ ト長調」という、恐ろしく通好みの選択をしてくれた。
果たして“理解できるだろうか”というよりも、“楽しんで聴くことができるのだろうか”という不安があったが、オランダのチェロ奏者ピーター・ウィスペルウェイの演奏が始まると、そんな不安はどこかへ吹き飛んでしまった。うなり声も聞こえ、弦を押さえる指の音まで聞こえた。
次の「トリオ・ソナタ」は、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ、そしてバロック・ヴァイオリンという古楽器によるもので、初めて聴く音もあった。たった八十人の聴衆のために、三人の演奏者が真剣に演奏している姿を見、バッハの曲に身を委ねているうちに、体が熱くなってきた。
二つの公演を聴いて、かなりの疲れを感じた。質の高い演奏で、聴く方も必死にならざるを得なかったからだ。三つは無理だと思った。しかし、クラシック狂は「あと二公演聴くのだ」と言って次の会場へ向かっていった。タフな男だ。
今回二日間で、約二万六千五百人が来場したという。来年も開催されることになりそうだ。年に一回くらい、新潟市にバッハを聞きに行くのもいいなと思っている。
新潟市のクラシック狂から、「ラ・フォル・ジュルネ」への誘いがあった。バッハを聴きに来ないかというのである。
「ラ・フォル・ジュルネ」はフランスのナントで始まった音楽祭で、九五年に東京に、○八年には金沢に上陸し、今年ナント市の姉妹都市である新潟市で開催されることになった。ショパンとバロックがテーマの音楽祭で、一流の演奏家達がやってくる。
バッハのプログラムだけで、二日間で二十公演もある。どれを選んだらいいのか分からない。クラシック狂にまかせることにした。彼は五月一日のりゅーとぴあ能楽堂での「無伴奏チェロ組曲」全曲演奏の第二部と、燕喜館での「トリオ・ソナタ ト長調」という、恐ろしく通好みの選択をしてくれた。
果たして“理解できるだろうか”というよりも、“楽しんで聴くことができるのだろうか”という不安があったが、オランダのチェロ奏者ピーター・ウィスペルウェイの演奏が始まると、そんな不安はどこかへ吹き飛んでしまった。うなり声も聞こえ、弦を押さえる指の音まで聞こえた。
次の「トリオ・ソナタ」は、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ、そしてバロック・ヴァイオリンという古楽器によるもので、初めて聴く音もあった。たった八十人の聴衆のために、三人の演奏者が真剣に演奏している姿を見、バッハの曲に身を委ねているうちに、体が熱くなってきた。
二つの公演を聴いて、かなりの疲れを感じた。質の高い演奏で、聴く方も必死にならざるを得なかったからだ。三つは無理だと思った。しかし、クラシック狂は「あと二公演聴くのだ」と言って次の会場へ向かっていった。タフな男だ。
今回二日間で、約二万六千五百人が来場したという。来年も開催されることになりそうだ。年に一回くらい、新潟市にバッハを聞きに行くのもいいなと思っている。
「ラ・フォル・ジュルネ」はフランスのナントで始まった音楽祭で、九五年に東京に、○八年には金沢に上陸し、今年ナント市の姉妹都市である新潟市で開催されることになった。ショパンとバロックがテーマの音楽祭で、一流の演奏家達がやってくる。
バッハのプログラムだけで、二日間で二十公演もある。どれを選んだらいいのか分からない。クラシック狂にまかせることにした。彼は五月一日のりゅーとぴあ能楽堂での「無伴奏チェロ組曲」全曲演奏の第二部と、燕喜館での「トリオ・ソナタ ト長調」という、恐ろしく通好みの選択をしてくれた。
果たして“理解できるだろうか”というよりも、“楽しんで聴くことができるのだろうか”という不安があったが、オランダのチェロ奏者ピーター・ウィスペルウェイの演奏が始まると、そんな不安はどこかへ吹き飛んでしまった。うなり声も聞こえ、弦を押さえる指の音まで聞こえた。
次の「トリオ・ソナタ」は、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ、そしてバロック・ヴァイオリンという古楽器によるもので、初めて聴く音もあった。たった八十人の聴衆のために、三人の演奏者が真剣に演奏している姿を見、バッハの曲に身を委ねているうちに、体が熱くなってきた。
二つの公演を聴いて、かなりの疲れを感じた。質の高い演奏で、聴く方も必死にならざるを得なかったからだ。三つは無理だと思った。しかし、クラシック狂は「あと二公演聴くのだ」と言って次の会場へ向かっていった。タフな男だ。
今回二日間で、約二万六千五百人が来場したという。来年も開催されることになりそうだ。年に一回くらい、新潟市にバッハを聞きに行くのもいいなと思っている。
新潟市のクラシック狂から、「ラ・フォル・ジュルネ」への誘いがあった。バッハを聴きに来ないかというのである。
「ラ・フォル・ジュルネ」はフランスのナントで始まった音楽祭で、九五年に東京に、○八年には金沢に上陸し、今年ナント市の姉妹都市である新潟市で開催されることになった。ショパンとバロックがテーマの音楽祭で、一流の演奏家達がやってくる。
バッハのプログラムだけで、二日間で二十公演もある。どれを選んだらいいのか分からない。クラシック狂にまかせることにした。彼は五月一日のりゅーとぴあ能楽堂での「無伴奏チェロ組曲」全曲演奏の第二部と、燕喜館での「トリオ・ソナタ ト長調」という、恐ろしく通好みの選択をしてくれた。
果たして“理解できるだろうか”というよりも、“楽しんで聴くことができるのだろうか”という不安があったが、オランダのチェロ奏者ピーター・ウィスペルウェイの演奏が始まると、そんな不安はどこかへ吹き飛んでしまった。うなり声も聞こえ、弦を押さえる指の音まで聞こえた。
次の「トリオ・ソナタ」は、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ、そしてバロック・ヴァイオリンという古楽器によるもので、初めて聴く音もあった。たった八十人の聴衆のために、三人の演奏者が真剣に演奏している姿を見、バッハの曲に身を委ねているうちに、体が熱くなってきた。
二つの公演を聴いて、かなりの疲れを感じた。質の高い演奏で、聴く方も必死にならざるを得なかったからだ。三つは無理だと思った。しかし、クラシック狂は「あと二公演聴くのだ」と言って次の会場へ向かっていった。タフな男だ。
今回二日間で、約二万六千五百人が来場したという。来年も開催されることになりそうだ。年に一回くらい、新潟市にバッハを聞きに行くのもいいなと思っている。
(越後タイムス5月14日「週末点描」より)
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