Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

昼の顔と夜の顔

2018年01月23日 | 日記

昨日が最後の授業であったが、その前の週に
ファカルティというものを実施した。
学生の授業に対するアンケートのようなもので
その中には講師に対する評価も含まれている。
 
これが、昼間の学生にはそこそこの評価を
もらえるのであるが、二部の夜の学生からの
評価は低い。夜は昨年が初めてであるから、
今期で2回目になるのであるが、どうも評判が
よろしくない。今期の分は後日メールで学校から
送られてくるのであるが、期待していない。
 
同じ人間が教えているのに何が違うのか、少し考えた。

昼は「環境工学」という日常から離れた分野の
講義で、日頃は使わない言葉などもあるので言葉の
意味から詳しく教える。
 
夜は「建築施工法Ⅰ」という身近にある現場の話で
ある。身近にあるので見ようと思えば、見られるので
詳しく教えるというより、興味が出るように話を
している。わからない言葉があれば、調べろよ、
という感じで教えている。
授業のなかで一言でも覚えていてくれたらいいかな、
という思いで話をしている。
 
内容的にはこっちの方が面白いと思うのであるが、
評判はよくない。テキストに書いてあることなど、
読めばわかることをいちいち説明しても仕方ないので
テキストに書いてないことを話する。
そうするとファカルティ的には評価が悪い。
 
授業内容なんて卒業したら覚えてなくて、それよりも
印象に残った言葉の方が覚えているもので、
出来るだけそういう話をしようと思うのであるが、
中々、伝わらない。
 
話を聞いてわからない言葉があったら、メモしておいて
調べたら、と思ってしまう。興味ある言葉が出たら、
調べたら、となる。わからんかったら、もっと聞きに
来たらいいのではないか、と思うのであるが、
そういう不親切な授業は駄目なのであって評判は悪い。
 
専門学校は義務教育ではないし、基本的には学びたくて
来ている人たちだと思っている。中にはそうではない
人もいるのであるが、そこら辺のレベル設定が難しい。
積極的な人もいれば、資格のため等で消極的な人もいる。
 
昼の学生は専門学校を卒業して即戦力など言われながら
活躍していくことになる。夜の学生はすでに昼間に
働いている人がほとんどで、資格のためにくる人が多い。
他には建築を学び直そうと思っている人たちである。
 
ボクは、義務教育を卒業してからの学校とは、如何に
興味を持たせてくれるか、どれだけ追求できるかという
ことが大切であって、それが将来的に続けられる分野に
なるのだと思う。
 
就職しても、そういう理解のある企業であれば、若しくは
興味を持てる分野であれば続けられると思う。
これは理系に限られているのかも知れない。
でも、人間なんて そうそう変わらないであろうから
理系も文系も何でも関係なく、興味あることは深く知ろう
とするし、時間を割いてでも調べる。
そういうもんだと思う。
 
それを極めると「マツコの知らない世界」に出演すると
いうことになる。そういう人たちが好きである。(笑)

 


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