Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

7日間ブックカバーチャレンジ(7日目)

2020年05月07日 | 本と雑誌

7日目の本の紹介です。最終日です。

古い本ばかり続いたので出来るだけ最近の本の紹介
です。

『マチネの終わりに』
平野啓一郎 箸

平成時代に一番面白かったのは、『夢をかなえるゾウ』
シリーズ(水野敬也 箸)だったかもしれません。
ただ、今回はあえてこの本を紹介することにしました。
 
テレビでですが、「過去はかえることが出来る」という
ことをロジカルに示してくれて、とても興味をもった
作家です。
この本は、多量の情報を入れながら人の深層心理を見事
にまとめ上げている小説で圧巻です。
 
他の本も読んでみたいと思います。読書はスバラシイ。


7日間ブックカバーチャレンジ(6日目)

2020年05月06日 | 本と雑誌
6日目の本の紹介です。
 
どうも硬い本が続きましたので、ここら辺で
気軽に読める本をアップしてみます。
 
『酒中日記』
吉行淳之介 編
 
吉行淳之介編と書いてあるように32人の作家達の
酒にまつわる話。酒飲みは酩酊状態になり失敗を
繰り返し、懺悔の気持ちを持つことが多いが、
自分だけではなく、あの有名人もこんなことして
るんだという話が満載の酒飲みのための本。
 
読めば、酒飲みに勇気と安心感を与えるはずで
ある。お酒を飲まない人も酒飲みの気持ちを少し
でも理解するために一読をオススメ(笑)
 
もう50年くらい前に書かれた話であるが、今も
遜色ないということは、「我々酒飲みは永久に
不滅です。」ということか。
 

7日間ブックカバーチャレンジ(5日目)

2020年05月05日 | 本と雑誌
 
5日目の本の紹介です。
 
禁酒も2週間になるといろいろと考えさせられることが
でてきます。ということかどうか、今回は考えさせられ
る本です。
 
『最後の親鸞』
吉本隆明 著
 
親鸞などと名前が出てくると宗教的なことのように思わ
れますが、そういうのは関係なく 素直に自然体で読むの
をオススメします。この本は難しい本です。難しい本で
すが、読んでみる価値のある本です。
 
「噛むように読む」そんな表現が合う本なのである。
吉本隆明の思想については様々な意見があると思います
が、一度は触れておきたいところです。
 
ちなみに「吉本隆明」は「吉本ばなな」さんの父親です。
 

7日間ブックカバーチャレンジ(4日目)

2020年05月04日 | 本と雑誌
4日目の本の紹介です。
 
今回は谷崎潤一郎の随筆。随筆と聞けば「ムムッ」と
なりそうですが、所謂「エッセイ」です。
 
『陰影礼賛』
谷崎潤一郎 著
 
建築を志すなら必読書、と言われて読んだ本です。
谷崎潤一郎の『陰影礼賛』と和辻哲郎の『風土』か
『古寺巡礼』と、どれにしようか迷ったのですが、
やはり『陰影礼賛』を選択。
 
短文なのですぐに読めます。ただ、内容を想像しながら
吟味してじっくり読むべき本なのです。
その後も谷崎潤一郎の本を数冊読みましたが、どうも
何かが合わないようで読まなくなりました。(笑)
 
日本の空間の美しさを文章で書くとこういう表現に
なるのだという随筆です。
 
 

7日間ブックカバーチャレンジ(3日目)

2020年05月03日 | 本と雑誌

3日目の本の紹介です。
 
今回は少し変わった本ですが、衝撃(笑)を受けた作品です。...
 
『哀愁の町に霧が降るのだ』(上下巻)
椎名誠 著
イラスト 沢野ひとし
 
ニヤニヤしながら面白く読める本です。

この本を皮切りに自らシーナワールドに入り込み、この後、
わしらは怪しい探検隊』シリーズへ突入していきます。
そして酒の飲み方を学ぶことになります。(笑)
 
人間的にも、とても魅力的な方で、すっかり椎名誠のファンに
なりました。