Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

暖房器具について考えた

2022年01月28日 | 建築、設計

実家の暖房器具は石油ストーブであった。ストーブの上で焼き芋を

作ったり、鍋を温めたり、それなりに重宝されていた。

しかし、石油ストーブやガスストーブは燃料を燃やす時に大量の水蒸気が

発生するので結露がすごかった。

 

その後、ファンヒーターに変わったが、結露状態は同じであるので

結局、石油ストーブに戻った。(笑) まあ、立上り(温まるまでの時間)が

早く、燃えているのを見られる石油ストーブが両親の好みだったのだろう。

 

火はみるだけで人に暖かさを与える。そういう意味で暖炉や薪ストーブは

効果的だ。ただ、この辺りの暖房器具は、煙突が必要になり、メンテナンスが

億劫なのである。この二つの違いは、ガラスの扉のあるか、ないかだけである。

しかし、この違いが大きくて温まり方も違う。

 

これに環境のことを考えて、ペレットストーブなるものが、出てきたが、

ペレット事態が少々高めかな。

 

一般的には、エアコンなどが多いだろう。ただ、エアコンは、対流式の暖房器具であり、

どうしても暖かい空気は、上にあがるので暖かさを感じにくい。

メーカーの努力でかなり変わってきていると思うが、ベストの暖房器具とは言えない。

 

やはり、理想の暖房器具といえば、床暖房だろう。輻射暖房で足元が暖かく、空気が上昇して

部屋全体が暖かくなる。欠点としては立上りが遅いので、タイマーなどでの対応が

必要だということだ。床材の選定も必要になるので限定されるということもある。

 

床にパネルを敷き込むので、それなりの工事が必要になるが、簡易床暖房としては

ホットカーペットですね。ただ、電磁波など気にする方は向いていないかな。

そして、そうなってくると炬燵も候補に挙がってくるが、今回は場所をとる

ということで除いて考えます。

 

今の時点で、コスト面と空気が汚れない、水蒸気を発生しない輻射暖房として

いいかなと思うのは、オイルヒーターです。今年から使い始めましたが、かなりいい。

立上りは遅いですが、部屋全体が温まり、輻射暖房なので乾燥することも無く、

とてもマイルドな暖かさです。全体暖房でなく、局所暖房になってしまいますが、

椅子にすわりながら、足にオイルヒーターを挟んで暖を取っています。(笑)

これが、すこぶるいい感じです。

 

コンセントに差し込むだけで簡単に暖を取れます。しかも空気を汚さず、快適な

暖房器具としてかないいいと思います。部屋間もキャスターがついているので

カンタン移動できます。ということで、この冬は日常と就寝する時は

オイルヒーターで過ごしています。

 

 

 


菜園と住宅(1)

2021年12月08日 | 建築、設計

菜園を借りて野菜を育てて、10年を経過して11年目に突入しています。

丁度、東日本大震災の少し前に始まりました。

始めた理由は、日本版「ダーチャ」をつくろうという意気込みで住宅地に

少し余裕のある地域で菜園をしながら、自然を感じながら、ある程度、

自給自足の生活をしながら住むという贅沢な暮らしを目指して10人ぐらい

のメンバーで活動を始めたのでした。

 

ロシアのダーチャについての概要を少しウィキペディアから引用します。

 

ロシア語でダーチャはダーチ(与える)という動詞に由来し名詞ダーチャは(与えられたもの)の意味である。

現在のような大衆的ダーチャは第二次世界大戦中から大戦後の食糧不足の対策として、市民に対し土地を与える

ように州政府や国に要求する運動が起こり、1960年代にフルシチョフ政権が一家族に最低600ソートック(平米)

の土地を与えるよう法制化したものである。

週末のみ利用する持ち主が多いが、特にの間は盛んに利用され、夏休みに家族そろって長期間ダーチャで過ごす

ケースも多い。かつての貴族の別邸から掘っ立て小屋のようなものまで、規模や質はさまざまである。

所有者は、この近くで菜園огород:個人所有の菜園のこと、国有のものはполе)を営んだり家畜を飼ったりしている。

 

ダーチャを日常化する。ダーチャの日本版を目指して、まずは自ら菜園を始めて野菜をつくろうとしたのです。

少し、郊外で土地の安いところで、菜園で野菜を育てながら、人としての本来の暮らしを

実現しようと試みたプロジェクトでありました。

実際にいろいろなところを見にいったり、どんなことが可能なのかを探りながら、

まずは、野菜だけでも育ててみようをいうことで、スタートしたプロジェクトでした。

 

そんなことがキッカケで始めたことですが、今はすっかり野菜作りが

ライフワークになってしまいました。そこから、いろいろとわかったことがあり、

その辺りを少しずつアップしていこうと思います。

 

今は、菜園生活=日本版ダーチャへのイメージも湧いてきました。

野菜作りの経験を踏まえてアップ出来たらと思います。

 

 


いい感じの木のベンチ

2020年05月08日 | 建築、設計

ブログにアップしだすと不思議なことにマメにアップしてしまう。

こういうのを習慣になるというのだろう。少しの間だけですが(笑)

 

今日はいい感じの木のベンチの紹介。

1つは地下鉄御堂筋線「新大阪」にある木のベンチ。無垢の木を

合わせて曲げ加したもの。シンプルだけど見た目もやさしい。

屋根がついているとはいえ、屋外なのでクリアー(所謂ニス)が

こってり塗っているので少々硬い。でも、暖かい感じがする。

もう一つはネットで知った木のベンチ。

「消費する、循環する、簡単に交換出来る、防腐剤を使わない、

ボルトを使わない、欠点材(虫害)生材も使える。」という

キャッチコピーの通りの角材2本を金具でつないだだけのベンチ。

これがよく考えられている。長さは角材を切れば調整できるので

2m、3m、4mと種類も豊富。多分4mまでなら自由に長さを

決められるはず。(知らんけど)

この角材は⒓cm×12cmなので、ちょうど建築で柱材に使用される

大きさ。特別に作らなくても市場に出回っている。

なんかいい感じでしょ。


高気密高断熱住宅について

2019年05月14日 | 建築、設計

久々に建築のことを書いてみる。高気密高断熱住宅について
である。地球温暖化が叫ばれている中、省エネの代表として
高気密高断熱の建物が必要だといわれている。
 
確かにそう思う。でも、そんなことは20年ぐらい前から言わ
れていて、漸く世間が騒ぎ出したという感じです。高気密高
断熱の住宅の作り方なんてポイントさえ押さえればできる。
 
それは技術面のことだけなので現場でしっかり監理すれば可
能なのです。ただし、それなりのコストがかかります。公的
に証明しようと思えばそういう申請も必要ですし、コストが
かかります。
 
それよりもボクは建物自体のプランや使い勝手を重視したほ
うがいいように思っています。以前も書きましたが、健康診
断で数値のいい人が、いい人だとは限りません。そういう数
字だけでは表せられないところが大切であって、そこを重点
的に考えていいた方が居心地のいい住宅が出来ると思ってい
ます。
 
自分だけが気にいる家でもいいのです。人が何を言おうが、
暮らすのは自分なのです。そういう自分だけの空間という
モノを大切にして欲しいと思っています。そういうことが
自分らしい暮らしができることだと思っています。
 
例えばアメリカの高級住宅などは個室に必ず、専用のトイ
レとシャワー室が付属しています。それが無駄でしょうか。
考え方次第だと思います。日によって違う部屋を寝室にし
たら面白いと思いませんか。
 
話は、やはり剃れましたが、技術面だけをアピールするの
は大切なものを忘れているような気がします。出来ない子
ほど可愛い、そういう感覚は大切だと思っています。


建築士定期講習へ行ってきた。

2019年04月24日 | 建築、設計

昨日、3年に1度受講しなければいけない建築士の定期
講習へ行ってきた。9:15~17:15と1日中しっかり
とある。最後に終了考査という試験を受けて合格したら
修了書をもらえる。
 
テキストをみながらの試験なので滅多なことでは落され
ないが、結構、範囲が広いので時間がかかる。1時間の
終了考査であるが、もてあます時間がないくらい時間が
かかった。
 
受講はDVDの視聴なのだが、これが眠い。ということ
で時々睡魔に襲われた。これが原因かどうか考査に時間
がかかった。(苦笑)
 
内容的には3年前とそう変わらないのであるが、建築士
の報酬の決め方など、この3年の間に法改正があったの
で変わったはず。。。である。。。
 
全体にまんべんなく知識の再確認みたいなもので広く浅
くであまり受ける意味がなさそうなのだが、これも法律
で決まっているので仕方ない。義務化される前は適当に
申し込んで仕事で抜ける人も多かったが、今はそうはい
かない。なんでも厳しくなっていく風潮なのである。
 
前回も思ったが、省エネに関することはややこしくなっ
ている。時代の流れなのだろうけど、省エネ化すればす
るほど工事費は高くつく。その分、冷暖房費のランニン
グコストは安くなるだろうけど、そこまで求めている人
は多いのだろうか。
 
それよりも気持ちのいい空間や楽しい面白い空間を求め
た方が生活が充実するような気がする。これは建築士の
エゴだろうか。。。