Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

住居考-4 (台所その1)

2014年09月23日 | 建築、設計
今日は、久々に吹田の万博公園にある太陽の塔にあってきました。
相変わらず、堂々と立派に存在しており、よくぞつくったという感じです。
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天気もよく、いい気分転換になりました。さて、今回は「台所」、いわゆるキッチンに「ついて書いてみたいと思います。
ただし、今回は手抜きで過去にブログで書いたものを手直ししてアップしますので、あしからず。。。
 
さて、「台所」について、僕が気をつけている点をl色々と書いていきます。まず>「台所」という
くらいですから台のある所」です。何の台かといいますと、買物に行ってきて台所に入った時に
買物してきたモノをおく台。そして調理する時に下拵えした材料を置いておく台。
食材を加工(切ったり)する場所の台。出来た料理のお皿をおく台。等々様々な「台」が
必要なスペースです。
そして食器などを片付けておくスペース、食品のストックのためのスベース(食品庫)、
作業スペースも必要です。
そしてそして、最近はゴミ分別のために数が増えたゴミ箱を置くスペース。
あの小さな空間に これほどたくさんの要素を組込んでいかなければなりません。 
こんなのを考えるだけでも大変そうですねェ~。

最初に「動線」の流れを考えてそれをつなげた、仮想の動線から台所の位置から考えてみましょう! 
買物に行くのが 歩いていくのが多いのか、車を使うのが多いのか(地方はこちらのほうが多い)、
から考えて 重い荷物を運ぶので、出来るだけ負担のないような位置に「台所」<を配置したいものです。
それには玄関以外の「勝手口」を設けて利用する方が便利です。集合住宅の場合は勝手口を
設けるのは難しい(でも可能ですが・・・)かもしれませんが、そういう時は玄関から入って台所までの
「動線」を考えます。廊下から直接入れるか、遠回りしなければならないかで、かわってきますよね。 
要は、この辺に出入り口があったら便利~などと考えるのです。

それと もう一つ大切なことは先ほどゴミ箱のスペースも考えなきゃあ、と書きましたが、
缶やビンくらいなら少しくらい置いておけますが、生ゴミなんかは臭いの問題もあるし、
すぐに屋外のゴミ箱へ出しておきたいですよね。この屋外のゴミ箱への「動線」も重要です。
「台所」>のすぐ側にないととても不便。ここでも「勝手口」が活躍します。「勝手口」を利用して、
その横ぐらいにゴミ箱を置いておけば すぐにゴミを出せて便利。集合住宅などで、ない場合でも
バルコニ(サービスバルコニーともいう)があればOK。
そして、屋外のゴミ箱からゴミ収集される場所までの「動線」も考えておきましょう!
あまりに遠いと面倒くさい。(僕だけか?)

そうそう、まだあります。それは他の洗面所、浴室)との位置関係、特に洗濯機の置いている
場所からは近いほうが便利~。家事をする時って、一緒に色々な作業をする場合が多いのです。
一時、台所に洗濯機スペースを置いているパターンも流行りました。
見た目は良くないので扉などでかくして使用してました。
そうなってくると、物干しとの関係もチェック。どんどん広がって話がそれるので、
もとに戻してと。建築の施工(工事)的にも設備の排水管が集まっているほうが、
コストが安くつくかと。まぁ、こんなことまでは考えなくてもいいですが。

ストックとしての食品庫のスペースは、もちろん「台所」のすぐ近くの取り出しやすい場所に必要。
おっと!もうこんなに書いてしまった。まだ中身に入っていませんが・・・。
あまりにも長くなると、最後までみていただけそうに無いので、、また次回に紹介します。



住居考-3

2014年09月20日 | 建築、設計
先週の盛岡への出張は楽しかったですね~(笑)報告しておきますと、わんこ蕎麦102杯
食べました!薬味には目もくれず、ひたすら蕎麦を飲み込むように・・・
100杯を食べきると手形?がもらえます。
昼食で食べたのですが、その日の夜は食べられず、まあ、当然ですが。
 
Photo
 
 
さて、今回は何を書こうかと思いましたが、玄関について書いてみようと思います。
いつものように思いつきで書きますので、どんな話になるかは、わかりません~。
「玄関」というのは、入口のことであり、外部から内部へと入っていく最初の空間でもあります。
日本の場合は特殊でここで靴を脱ぐという行為があり、素足で家に入るんですね
そこはいわば、異次元の空間の交わるところでsり、(大げさですが・・・)
 
内と外の異文化の遭遇するところであり、いわば文明と文明のぶつかるところでもあるわけです。
そういうところというのは、紀元前からそうだったようにいろんなモノが行きかうところに
なるわけで、いろんな需要が出てくるわけづすね~。表現がおかしいですが。
 
もとい、どういうことかと言いますと、玄関というのは、モノがたくさんあふれるところでも
あるのです。脱いだ靴にストックの履物。女性ならブーツにヒールにパンプスに~と
一杯あるわけです。
その収納にたくさんのスペースを使い、それに一番最初の家の中の空間ということで
家の印象がここで大きく変わるというとってもとっても重要な場所でもあります。
住んでいる人にとっても「家に帰ってきたなぁ~」と実感できる心落ち着く場所でもあるのですね~。
 
そんな「玄関」ですが、ボクが設計するときは出来るだけ広くとるようにしています。
理由は簡単!玄関そのものよりも脇に収納スペースをとるからです。
玄関というのは内と外の交差するところであり、生活の切り替えするところでもあり、
そういうところに大きな収納があるととても便利なのです。
 
靴の収納は勿論、趣味のゴルフバッグや釣竿、サッカーボールでも何でも収納でき、
ついでにコートなんかも収納スペースに収納して、部屋には持ち込まない。
来客なんかのコート類もさっと収納すると、部屋は広々と美しく~~~
ついでに着替えるスペースがあれば、着替えてすぐにくつろげる。
 
今までに玄関横の収納をたくさんつくりましたが、出来るなら靴で入れる方が便利。
異文化の遭遇するスペースには、それなりの収納スペースが必要な気がします。
肝心の玄関の話は少しでしたが、昔から言われているのは、道路に対して真正面に
もってこない、出来れば外開きよりも内開きか、引戸にして、人を招き入れるような設えとする。
そして玄関寿は長く、低く。扉は、透けるような仕掛けをつくって、明るくつくる。
なかなか今の住宅事情では難しい部分もありますが、その心遣いが日本の文化です。



 





住居考-2

2014年09月11日 | 建築、設計
土曜日の朝から盛岡セミナーへの出張があるので、明日から盛岡へ行きます。
盛岡の麺類は相当レベルが高く、特に盛岡冷麺は、日本中で3本の指に入ると思うくらい
美味しいのです。騙されたと思ってお土産用の盛岡冷麺を食べてもかなりいけると
思います。友達にも好評でした~。
 
さて、今回も建築のことを何か書こうとパソコンに向かっているが、、
今日はユーティリティルームである、家事室というものを考えてみる。
 
一般に家事室などというとアイロン掛けをしたり、ミシンを使ったりと使う人にも
よるが、家事にかんすることをする部屋と定義されている。
ただし、使い方と他の部屋との位置というものが大切なのですね~。
 
例えば、洗濯物を取り入れてユーティリティールームにもってきて、アイロン掛けて
たたんで整理して、各部屋のタンスへそんでおってボタンが外れてたら縫って・・・
なんて面倒なのでしょう。
もっと簡単に省略できないものか、などと思ってしまうのはボクだけでしょうか。
生活に必要な家事はしなくてはなりません。でも、簡単にできた方がいいのですよね。
 
家事室なんて大げさな名前がついていますが、ようは収納のための整理する部屋で
あって、どれくらいの広さがいるなんて定義はないのです。
ましてや、そんなのはない家が多いのではないでしょうか。
多くは、どこかの部屋に洗濯物を持ってきて、たたんでタンスに収納して、アイロン掛けて
また収納して、毎日でる洗濯物にj辟易してしまう。
 
もっと省略出来たらその方がいいに決まっている。省いた時間を他に使う方がいいですね。
まあ、クリーニング屋へ持っていくという選択肢もありますが、ほとんどの人は、
お金がかかるので全部出すというわけにはいかない。
 
じゃあ、ちょっと考えよう。まずは洗濯機から物干し場が近くにあることが都合がいい。
濡れた衣服は結構重いので出来るだけ洗濯してすぐの芭蕉で干せた方が都合がいい。
その次は取り入れ。取り入れた洗濯物はたたんで各部屋に持っていくよりも、下着などは、
脱衣室で収納できて、入浴するときに洗濯機に放り込めるくらいなら簡単だ。
洗濯機の近くに物干し場があって、洗濯機の近くに各個人の下着の収納場所があって、
入浴するときに取り出してというぐらいにした方が簡単だ。
 
いちいち、部屋からださなくでもいい。アイロンなんかはみんなが集まっている部屋でやって
大変さをしってもらったらいい(笑)。ということは、家事室なんてつくらずに、脱衣室というものを
充実すればいいのだ。脱衣室スペースに十分な収納と広さと明るさを持って来れば
清く正しく洗濯という家事が完結するのではないか。
 
そのためには収納スペースの充実が必要だ。各個人のスペースにタオルなどの収納スペースも
必要である。ついでにYシャツなどハンガーに掛けるもの以外は全部収納してやったら家事が
簡単になりそう。靴下もハンカチもTシャツも全部物干し場から取り入れて収納しておけばいい。
それも引出しにしておく方が便利だ。奥の方まで物が取り出せる。ただし、収納方法は工夫が
必要である。
 
洗濯してたたんだものを手前においておくと、いつも同じものの繰り返しになってしまう場合がある。
それを避けるためには奥のほうへ収納して前のものは手前に来るようにしないといけない。
そのためには、やはり引出し状になっているものの方が使いやすい。
 
脱衣室の充実。これにより、またもや個室が小さくなるかもしれない。(笑)
*何の準備もせず、その場で書いているので乱文はお許しください。


居住考-1

2014年09月08日 | 建築、設計
ちょっと、住むことについて考えてみることにした。
日常生活に追われて何も考えないと何も残らずに人生が終わってしまうような
危機感に突然思い立ち、何かブログで書いてみようと思い立った。
これも長続きするかどうかは、定かではないが、少しは頭を働かす機会をつくって
やろうという結論に達した。
 
簡素でわかりやすい名前をつけた方がやりがいがあるので、何か。
とすぐに出てきたのが、「居住考」。これなら範疇も広いので何かと話題にできそうな
気がして、早速アップすることにした。気がしているだけだが。
あんまりピンポイントにするとすぐにネタがなくなるという思考が働くのである。
 
さて、1回目の題材は、「個室は狭い方がいいのである」にすることにした。
家を狭くではなく、個室が狭い方がいいと思うのである。
どういうことかと、いいますと人間の生活範囲なんてたかが知れている。
なんせワンルームマンションなどという1つしか部屋がないところで人は堂々と
生活出来ているからである。
 
住宅はすっかりn+LDKなどと部屋がいくつあって、リビング・ダイニング・キッチンが
そろっていて、まともな住宅のように錯覚させられている。
はたして本当にそうであろうか。というと、あまりにも根本からの話になってしまうので、
まずは個室から考えたい。
 
今回の「個室は狭い方がいいのである」という主張には、この個室というものを充実させて
はたしていいのであろうかということなのである。
確かに一人になりたいときはあるし、ある程度の成長期には必要かもしれない。
だけどそんな一時のために広い個室なんて必要あるのであろうか。
一人で何かをしたい人間に広い個室を与えてもロクなことしないのでは、ないか。
と変なことを勘ぐってしまう。そりゃあ、趣味で必要なアトリエみたいな大きな空間が
必要な人もいるであろうけど、ほとんどの人はそんなたいそうな趣味はお持ちでは
ないのではないか。
 
ということで、ちょっと家のあり方を考えてみた。食事をつくるスペースに食事を楽しむ
スペース、そして団欒するできるスペース。これらは一体でもいいし、わかれていても
許す。(笑)ただ、個人の部屋(個室)なんてものは、3~4帖分くらいのスペースで
十分ではないか。それだけあれば、大きな本棚に机が一つ置ける。それだけで十分では
ないか。寝るときはみんなで寝た方が家族の繋がりがもてるというもの。
 
大きな寝室でみんなで寝て、大きな共用スペースでみんなだ騒いで、好きなことは
小さな個室で静かに過ごす。ただし、収納だけは大きくとる。極端にいうと個室は
4帖くらいでも収納は8帖くらいあって必要な時に取りにいく。
ああ、1人で想像して楽しそうな気がするのはボクだけであろうか。、