Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

カーリング女子が面白い。

2018年02月21日 | 日記

平昌オリンピックもメダルラッシュで盛り上がり、
すっかりテレビにかじりつきの毎日である。
今晩も高木美帆さんがパシュートで金を取れば、
金銀銅の三種類のメダルを獲得できるという、
とても興味深い種目が待っている。
 
以前、どこかで読んだが、日本人は「間」のある
スポーツが好きな国民である。「間」とは所謂、
解説者として、つっこむ時間があることを言う。
観戦していて、自分なりの意見があって、それに
対して違うとつっこみ、同じ場合はよーしよしと
なるのである。
 
代表的なのが、野球である。1球ごとに変化があり、
そのことに対して解説者のごとく、いや監督のごとく
意見をいう。マラソンもそうだ。2時間と少し、
ずっと走っているだけなのに、ずっと観る。そして
レースのポイントになると叫び出す。(笑)
 
羽生さんや小平さんを観て喜ぶのは、「金メダル」と
いう世界1位の報酬があり、その達成に及ぶ、
エピソードに感動するからである。
 
だが、日本人の好きなスポーツの本質は「間」で
あり、そういう意味では「カーリング」が合って
いるように思う。今、注目を浴びているカーリング女子は
「そだねー」などの方言もあるが、それよりも
何よりも「間」が十分あるスポーツなのである。
しかもストーンを投げる前に検討する状況があり、
その検討している姿も声もわかるという、まさに
日本人が好む要素をそろえたスポーツである。
 
攻防が一瞬にして変わるのではなく、ゆっくり、じっくり
考える「氷上のチェス」と呼ばれるくらい考えながら
観るスポーツなのである。変わりゆく氷上に対して
ストーンをどう滑らすか、僅かな摩擦を考慮して、
微妙な力を加減する。
 
いやあ、奥が深い。そして勝負事の醍醐味である、
「駆け引き」というものが、微妙にストーンに
伝わる。団体競技というのも日本人が好きな要因だ。
一人で勝つことは素晴らしいことだが、団体で勝つと
感動が増加する。これは一人+他人の組み合わせで
より困難なことがわかるからだ。
 
スーパースター一人だけでは勝てないのだ。他にも
人材がいないと成り立たないのが団体競技である。
この辺りも団体競技の好きな日本人らしい。
 
日本人と書いているが、自分に置き換えても
いいのだ。ということで今晩の「カーリング女子」は
楽しみである。なんとか、決勝に残って1試合でも
多く、試合を観てみたい。
 
結果はどうであれ、「カーリング」はとても面白い。
好きなスポーツなのである。「そだねー」期待している。
流行語大賞にも残りそうだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿