Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

石油ストーブの思い出

2020年01月10日 | うんちく・小ネタ

石油ストーブといっても灯油なのですが、何故か石油ストーブと言っていた。

それが石油ファンヒーターに変わって、今は様々な熱源の暖房器具がある。

暖房という機能だけでなく、生活に密着していたのが、石油ストーブだった。

 

石油ストーブは火がついているので、その上のプレート状になったところに

アルミホイルを引いて、さつま芋を焼いて焼き芋を作ったり、今の季節なら

餅を焼いたりしていた。そうそう、ミカンも焼いて食べていたなぁ~。

薬缶をおいてお湯を沸かしたり、兎に角、石油ストーブは大活躍であった。

 

少し専門的に言うと、湿度が上がりすぎて結露の原因にもなるのである。

が、湿度をあげるということは同じ温度でも体感温度は上がるので暖かく

感じる。なので石油ストーブは温まるという印象になるのである。

 

ボクは小学生の頃、書道を習いに行っていて、そこは自宅の一室を教室に

していて独り身のお爺さんが教えていた。その先生が冬になると暖房に

石油ストーブを使っていて、いつも上には鍋がかけられてあった。

何かの煮ものである。それがすごくいい匂いがしていて、とても美味しそうなのだ。

習字が終わってから、少しだけ皿に盛ってもらって食べるのが楽しみであった。

 

生活に火が見えなくなっている。ガスコンロを使っていたら、料理の時だけ

見られるが、IHヒーターだと火をみる生活はない。

石油ストーブはじんわりとした火がみられて火を活用できた。

囲炉裏も暖炉も火がみられる生活はいいと思う。

ボクは、火と直に接する焚火が大好きである(笑)

 

人は火に集まる。火のある生活がいいと思う。

火の色合いと温かさに勝るものはないと思う。

 


獣害

2017年09月05日 | うんちく・小ネタ

六甲菜園の周りにはイノシシに入られない様に夜間電気を通した線が張り巡らせてあります。

他の畑も同様に設置してあります。


聞くところによると、西宮市が企画した「そば作り体験農園」という企画で六甲菜園の下の方の畑で、そばを育てていたそうです。

ところが、イノシシに荒らされて、そばが全滅状態になったようです。
 
自分でソバを育てて実を収穫して臼でそば粉にし、自分でソバを打つという魅力的な企画だったのですが、残念です。
他にもアライグマにトウモロコシを食べつくされた方の話等、いろいろとあるようです。
 
一説によると山に餌(実のなる木)が無くなったから、動物が人間の生活圏内に入ってしまうということを聞いたことがあります。

国は実のなる木を植林せよという方針を打ち出しているようですが、すぐに出来るわけではなく、

時が経たないと実が出来るまでにはなりません。
何年も前からわかっていたことのようですが、なかなか対応出来ないのが現状のようです。
 
植林されたスギ、ヒノキや、広葉樹とのバランス等々、山に手を入れた限り、動物との共存はしっかり考えていかないといけません。

今後はもっと獣害が発生することが予想されますし、難しい問題です。
 
1つの方法としては植林されている木を使うことです。国産のスギやヒノキを使うことによって、山が手入れされます。

また、広葉樹を植林することも出来ます。


いろいろと思うところはあるのですが、長くなりすぎるのでこの辺で終わります。

※日本の国土の約7割は森林です。このうち約半分が天然林、2割が人工林、

その他3割が無立木地(樹木が生立していない林地)や竹林などで構成されています。


正しい酒飲みの姿

2014年10月11日 | うんちく・小ネタ
今日歩いていて突然、ふっと思ったのだが、「正しい酒飲みの姿」というものは、どういうものかということ。
さあ、飲むぞ!っと気合を入れて飲むのは正しい酒飲みの姿では無いような気がする。もっと自然に時間が来れば瓶とコップを片手にちびちびとほんの少しの肴で飲むのが「正しい酒飲みの姿」であるような気がする。
 
人から見れば飲み過ぎのように見えるかも知れないが、本人は心地よく酒と人生を語っているのである。時が来れば、睡魔に負けてそっと眠りに入るのである。
眠りに入っても朝に至らず、途中で目覚め、夜のひと時の反省をするのである。
酒の誘惑に負けるというよりも酒との時間が楽しみな人生なのである。
酒で身体の調子が悪くなっても酒が好きだから仕方がないと割り切れる人生なのである。
 
そして何よりもそういう人は、ある意味ストイックであるから痩せているのである。
酒のカロリーなど関係なく、痩せて顔にたくさんの皺がある。
男の人生を生きてきた顔である。
酒を飲むときに嬉しさのあまり、思わず音を鳴らしながら飲むのである。
立呑みの酒屋に行けばそういう人たちがたくさんいる。
彼らは気分を味わいたいのである。自分と同じように酒を好きな人たちが集まる場所で
同じ時間を過ごすことによって人生の孤独を忘れられるのである。
 
酩酊するのは、酒に負けたからであってヤケ酒ではない。むしろ気分が高揚して
酒に手伝ってもらっているうちに自分を見失うのである。
普段は無口であるが、饒舌になり、最後は気持ちよく静かに眠るのである。
太っていてく、酒を飲んでいる私はまだまだ「正しい酒飲みの姿」には、なれそうにない。
最近は酒の量が自分でもわかるくらいに減ってきた。
かなり飲めたときが懐かしい。
これからは、量ではなく質を大切にしていきたい。
「正しい酒飲みの姿」まで行きつくにのは、まだまだ修業が足りないのである。


ウサギとカメの話

2014年08月27日 | うんちく・小ネタ
ウサギとカメの話は有名で、余裕で、足の速いウサギが足の遅いカメが競争し、
最終的にはカメが早くゴールし、勝利する話です。
 
ツイッターかブログが何かで見たのですが(忘れました)、あるサラリーマンの
上司と部下の会話というものをみました。なかなか面白い話だったので
ブログにアップしておきます。
 
上司 「ウサギとカメ」の話を知っているよね。なぜウサギが負けてカメが勝ったと思う?」
 
部下 「ウサギが余裕をみせてさぼったから、その間にカメが先にゴールしたんですよね。」
 
上司 「もう少し視点を変えて考えてみよう。なぜウサギが負けた?」
 
部下 「ウサギが寝てしまったからじゃあ、ないんですか?」
 
上司 「こう考えたらどうだろう。ウサギはカメを見ていて、カメはゴールを見ていたから
     カメが勝ったのさ。その違いが勝敗を分けたんだよ。」
 

そうきたか!と思ったのでアップしました。
 



居心地のいい家

2014年08月07日 | うんちく・小ネタ
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毎日新聞の本日(8月7日(木曜日))の関西版、夕刊にコラムが載りました。
600字程度ということで書いたのですが、書き始めるとオーバーしてしまい、
かなりはしょりさしたが、良かったら読んでみてください。
夕刊はなんと50円です(笑) 以下に載せたコラムをアップしておきます。
 
  
居心地のいい家

                         Gen建築設計所  辻元 寿
  
一言で「どんな家がいい家か」と聞かれると、「居心地のいい家」だと答えます。
最近の家は、性能面が重要視され、数値化されて比較できるようになってきました。
 
しかし、例えば、人間で考えた場合、健康診断の数値が良いからといって、その人が
いい人かどうかまでは、わかりません。同じように家の性能の数値が良いからといって、
その家が本当にいい家かどうかという判断は難しいと思います。
 
いい家というのは、性能だけでなく、「居心地のよさ」が左右するのではないでしょうか。
勿論、基本的な性能は確保しての話になりますが、過剰に性能を上げるよりも
「居心地のいい家」を目指した方が、気持ちのいい、愛着ある家になります。
 
自分らしく生きていくためにライフスタイルを確認し、家に反映するのは基本的なことですが、
「居心地のいい家」とは、それ以外のことも充実させないといけません。
 
それは、「距離感と素材感」にあるのです。「距離感」というのは形になって表れます。
インテリアや室と室の距離感の良さというのは、人は敏感に感じるものです。
そして家全体の「素材」をどうするかによって、人は五感を通じて心地よさを感じます。
数値では表れないところに、自分でこだわったところに、家の魅力を感じます。
それらを充実させることにより、「居心地のいい家」になるのです。