Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

もっと詳しく、公開実習in天川村

2009年03月31日 | うんちく・小ネタ

4月12日(日)に、天川村への体験ツアーを行います。
今回で3回目のこの企画、木の家がほしい と思っている人には絶好の機会かと。

開催日:平成21年4月12日(日曜日)
集 合:午前8:45 近鉄下市口駅集合午後5:00 同駅解散
募集人数:15名
参加費:1,000円(大人・子ども共通)
申込期限:平成21年4月6日(月)
主 催:天川村森林組合奈良県吉野郡天川村川合275-3
電 話:0747-63-0301 FAX :0747-63-0302
メール:ten-kawa@m5.kcn.ne.jp  担当:菊谷

■木の命・家の命

「家を建てよう」と思っているかたにぜひお勧めしたいこと。それは、柱になる木の故郷を訪ねてみることです。
家は命ある木を伐採して作ります。それを可哀想とか自然破壊という人もいます。けれども、私たちは衣食住のどれをとっても、他の命を受け継いで生きているのです。
そのことから目を背けるのではなく、体で感じ、いただいた命を大切に愛おしく使うこと。そんな家づくりであってほしいと、私たち天の木ネットの仲間は考えています。
木の命を実感する家づくりは、すごく楽しくなります。家は、モノではなく住む人のパートナーとなって語りかけてくるからです。

■実習では
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今回の実習は、奈良県天川村森林組合が初めから終わりまでご案内します。どうやって木を育てるのか、森林の機能は、そして伐採の体験も。
また、樹が柱に変わる製材も見学し、さらに製材された柱などが家になる仕組みも、実物を使って参加者みずから組み立ててもらいます。山から家まで一日で体験できるこんな実習は、たぶん他にはないと思います。
大峯修験の聖地・天川村ですから、山の神様への感謝も忘れずに。古刹・竜泉寺と天河弁才天へもお参りします。

■街での講座もあります

今回の実習に参加して、「天川の木で家を建てるのも面白そうだなあ」と思ったら、街へ帰ってからも参加していただける講座があります。
天の木ネット公開講座は、月に1回大阪とその周辺の古民家を会場に、木の家づくりのポイントをお伝えします。
この講座の最大の特徴は、設計事務所や工務店のウラもオモテもお話ししたいということです。失敗にこそ大切なことがあると信じて、恥を忍んでお話しします。今回の実習に来られた方には案内をお送りしますので、ぜひご参加下さい。tenkawanoie.jpg


■蛇足ですが

天の木ネットは、天川村森林組合と天川ファンの設計事務所・工務店で運営しています。ですから、「天川の木で家を建てて欲しい」というのが本音です。
けれども、実習や講座では、勧誘や営業は絶対にありません。馬鹿正直が一番の営業だと考えています。

■参加にあたってご注意

山の中での実習ですので、車いす等の方や赤ちゃんをお連れの場合など、参加できない部分があるかもしれません。あらかじめご了承下さい。

リンクしている「天の木ネット」を見ていただければ、様子がわかります。ギリギリのアップですが~木の家に興味のある方はどうぞご参加を! 参加すれば木の家のよさがわかります。


住まい体験 その4

2009年03月30日 | ブログ

淡路島の合宿も無事に終わり、2級建築士の授業が今週から本格的に始まる。

こちらとしては今だに心の準備ができておらず、木曜日の初授業までには準備をしておかなければ。今年は54名の学生がいる。今までで一番多い。どこまできめ細やかな授業ができるだろうか。結果がでる授業だけにそれなりのプレッシャーがかかる。

 

さてさて今回は、住まい体験なるものを書こうと思っているのであるが、あまり裕福な家庭に育っていないため、そうそう立派なことは書けないのである。人の設計した家に関してはそれなりにみてきたので、書けるのであるがそれでは面白くないので、自分が経験してきた家の中でテーマを絞って書いてみようと思う。

 

ボクが住んできた家で共通してことといえば、その狭さである。人口密度が高い。それはある一つの部屋に関してではあるが。。。その部屋というのは皆が集まるところ、すなわちリビングやダイニングである。今でも子供が小さいと食事することが家族のメインイベントであり、その周辺の部屋というのが家族の中心の空間になる。子供が大人になると時間的なことでなかなか一緒に集まれず、一体感がなくなるのは仕方ないことかもしれない。皆、自立していきますから。

 

ただ、許される限り、一緒に時間を過ごして一番楽しいのは食事をしている時間若しくはその後のまったりした時間を過ごす部屋である。そういう部屋というのは重要な部屋ではないだろうか。そういう意味では設計者としていろいろな仕掛けをつくって家族が一緒にいられる時間を楽しく過ごせるようなことに努力するのであるが、それだけではうまく機能しないときがある。結局は、その家族で楽しい時間を過ごせるようなことを意識して行動してもらわないといけない。器だけでは限界があるのである。

 

それでも理想を追いもとめて設計者は設計するのである。が、打合せをするのはクライアントであるご両親とするのであって、子供とはしない。最近は男性が家に興味を持っているようで、お父さんとも打ち合わせする機会が増えてきたが、子供の意見は聞けない。家族会議というものがあるのであれば、是非とも参加してみたい。まあ、お金を出すのがご両親であるから夫婦のつくった家というのであれば、子供の意見など聞かなくてもいいという意見もあるのである。ただ、最近は家の寿命を延ばしたければ住む人の感情移入が大切だと思うこともよくあり、そういうことならば、次世代につかう子供の意見を取り入れた住宅があってもいいのかと思う。

 

話しはすっかりそれてしまった。取りあえず、今回の話しをまとめていくと、住宅を長持ちさせるためには家に対して思い入れがないといけないと思っている。そのためには どんな些細なことでもいいので気に入っている空間がないといけない。それが、一番効果的なのが、リビングやダイニングであると思う。そこには家族の歴史が刻まれていくはずであるから、予算をかけて納得のいく空間をつくらなくてはいけない。他を辛抱してでも・・・。

 

これはワンルームに近いほど家族の絆が築かれていくということを実感している一人の設計者の意見である。家族の集うワンルームをどこに求めるか、どういう風につくるか、それが住宅のミソではないだろうか。


法律の本

2009年03月27日 | インポート
法律の本
合宿の成果の一つに建築基準法という建築の法律の本を使いやすいように改造するということがある。

まず、あまりにも分厚い本なので項目を見やすいようにインデックスをつける。その後、重要な部分にアカペンで線引きしていく。これがすごい量で~。 この作業を深夜までやりながら~これがタイヘンな作業なのである。

この作業が二級建築士受験への第一歩である。 かないタイヘンである


リセット

2009年03月26日 | インポート
リセット
この時期に淡路島へくるものは もう七回目。 そう、専門学校の合宿である。

多分、一年を通じて一番規則正しい生活を送る三日間である。

ある意味、ここで生活をリセットできる。心配事はたくさんありますが、どうしようもないので何も考えないことにする。。。

写真は宿泊先から見える夕日です。