昼に突然電話がなった。
「今月一杯で店を閉めることにした。儂も肩が痛くて上のほうの
掃除が出来ん。女房も心臓の調子が悪いし・・・」といきなり言われた。
「えっ」と沈黙してしまった。
「居抜きで店を譲る人も探したが、誰もやってくれんし、解体して
引き渡しになる。〇〇工務店と不動産屋と打ち合わせをするけど、
店は今週中ぐらいまでかな」
「それまでには絶対にいきます。」
他に少し話をして電話を切った。
ビストロPEPE、事務所で設計監理をした店舗である。
http://blog.goo.ne.jp/gen1724/d/20100605
残念だが、体調がよろしくないようであり、仕方がない。
以前から、もうしんどいので閉めようと思っているといわれていた。
よくぞここまで頑張って店をやってきたと思う反面、あれほど
元気だったマスターもやめる時が来るのだという寂しさが
こみあげてくる。
不思議な縁で知り合ったマスターだが、「設計するときは必ず
頼むからな」といわれていた。が、事務所を引越し、ご無沙汰して
いたにもかかわらず、ある日 電話がかかってきて
「おう、元気か。新しい店をやるぞ。約束してたからな。頼んだぞ。」
と依頼された。
70歳を超える年齢にもなんのその、店の引越しからオープンまで
そして新たな土地で一から奥さんと二人三脚でがんばってきた。
料理をつくるのに生きがいを感じておられるのがよくわかる人である。
本当にお疲れ様でした。
最後は笑顔で美味しい料理を食べに行こうと思います。