Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

労働組合と裁量労働制

2018年02月20日 | 日記

ボクが初めて就職したところは、設計事務所
なのであるが、珍しい「ユニオン・ショップ」
制度を導入している会社であった。人数は
30人弱ぐらいであったが、バブルのおかげで
順調に人が増えていき、ボクが辞める頃には
10人ぐらい増えていたと記憶している。
 
「ユニオン・ショップ」と言っても元々、
労働組合運動で出来た会社で全員が組合員で
あったので、自然な流れだったかもしれない。
だが、新入社員で入社した若者は何もわからず、
労働組合に入ることになる。
 
そして1年間の内、何回か研修を受けさせられ、
メーデーの参加や大阪府が支給している、西成の
釜ヶ崎(あいりん地区)の労働者へのボーナスを
支給する手伝いなどをやっていた。
そういえば、ビラ配りなどもやっていて、ボクは
ビラを配るのが、得意でノルマ達成が早かった。
 
もう30年以上前なので、研修内容なんかは
覚えていないが、皆勤賞をもらったなあ。(笑)
そんな中で一言だけ覚えている言葉がある。
「裁量労働制」という言葉だ。その時の組合長の
方とは小中学校が同じ出身であり、いろいろと
話をしている中で聞いた言葉だ。
 
「裁量労働制」とは、労働形態のひとつであり、
労働時間と成果・業績が必ずしも連動しない職種に
おいて適用される制度~~Wikipedia~~
 
その時は、デザイナー等、時間と関係ない成果を
求められる職業に使われる制度で、本来は「建築士」も
そうなんだよ、ということを聞いた。
 
デザイナーやソフト関係の職業などは、時間でなく
成果が求められるのでそういう制度が出来たと記憶
している。本来は建築士もそうなのであるが、実際は
時間を積上げて設計料を算出する方法も多く取られていて
その場合は、「裁量労働制」でもなんでもない。
そうなるとソフトの部分や専門性がが評価されていない
ということになり、そこには価値が見出されていない。
 
というようなあいまいな記憶ではあるが、そういう
理解をしていた。国会でいろいろもめているが、
職種によって「裁量労働制」を決めている今の現状で
何がいけないのであろうか。よく勉強していないので
よくわからない。国は何をしたいのか。


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