Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

蕎麦猪口偏愛

2018年02月15日 | 日記

以前は、和食器がとても大好きで、よく近くの店へ
行っていた。その中でも蕎麦猪口というのを
教えてもらい、それから使い続けた。
 
大きめの蕎麦猪口で、割れて金継ぎして
修理してもらったりしたが、今はもうない。
今使っているのは信楽で自分で焼いたものを
使っている。その時に親指の置き場所のために
少し凹めてあげると使いやすいよ、と言われ
実際につくったら、なるほどだったのである。
 
ただ、少し小さいのが難点なのだ。理想はもう少し
大きめの蕎麦猪口である。買ってもいいのだが、
自分で作ったのが壊れていないので使い続けようと
思う。ボクにとっては蕎麦猪口はとても使用頻度が
高いのである。
 
暖かいのみのもは蕎麦猪口で飲む。コーヒーにお茶、
そして味噌汁にスープ。全て蕎麦猪口でいただく。
モチロン、麺類大好きなボクは、ざるそば、ソーメン、
ひやむぎ、など本来の蕎麦猪口の役目であるつゆを
入れて使用するということは1年中あるのである。
 
夏場はその頻度が高く、3食ざる系麺類の時もある。
そして使い続けていると愛着というものがわいてきて、
蕎麦猪口を大切に使うという好循環が生じる。
 
モノに対する感情というのは、そういうもので、
長く使う、大切に使う、ことが大切でそのためには
どこかに好きな部分が無いといけない。形なのか、
色なのか、感触なのか、匂いなのか、人間の五感に
伝わるようなモノでないといけない。
 
実は建築の設計をしていて「どんな建物を自分は
つくろうとしているのだろう。」ということに関して
いろいろと考えてきたが、「どうも「愛着」がもてる
建築をつくりたい」、というのが思っていたことの
答えのような気がする。
 
ずっと、どんな建築がつくりたいのかと考えて、
気持ちのいい空間とか、落ち着く空間とか、省エネ
とか、自然素材を使うとか、いろいろやってきたが、
どうも、それは「愛着」に繋がるのではないか。
    
この辺りは、もう少し掘り下げて考えてみたい。


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