今月で、東芝が120年間つくり続けてきた白熱灯の
製造を中止した。
エコのためにLEDの器具へと製造ラインをかえるようだ。
白熱灯の光が好きな人間としては残念である。
白熱灯の柔らかい光は人間の脳にも安らぎを与え、
空間に安心感をもたらす。そのようになかなか数値に
表れないものより、エネルギー消費量で判断されていくのも
少々残念な気がする。
パナソニック電工は 今のところ何も表明していないので
製造を続けてほしいものである。
ということか、どうか、今回は、照明の話をします。
日本の住宅は「1室1灯」(1つの照明器具で部屋全体を
照らす)が主流であるが、実は複数を組合わせる
「1室複数灯」が、今の多様な生活には合っているという話。
気になる電気代であるが、パナソニック電工が試算した。
14畳のリビング・ダイニング
蛍光灯2個 2000時間/年 電気代 6700円
小型照明10個 2000時間/年 電気代 6060円
という結果。複数灯のほうが約1割ほど省エネである。
他にも複数灯のほうの利点がいろいろとある。
いろいろな住まい方にも対応でき、住まい方にメリハリが
できる。いらないところは消しておけばもっと省エネになる。
とまあ、こんな話を新聞で読んだのであるが、
住宅をつくるときの照明器具は、特に大きな空間には
複数灯で設計している。
写真はリーズナブルな照明器具に杉板を加工してつくった例。
もちろん?白熱灯である。(笑) しかも、カンタン!
口金(根元の金具)があえば、蛍光灯でも使用できる。
住んでから、「もっと光を~」という対応にダクトレールを
設置している。(たたみコーナーの上の梁に設置)
住まい手は、このままの照度で十分明るく満足されている。
この照明の図面も描いたなぁ~。
これもいろいろとエピソードがあったなぁ~。
長くなったので、またいつか。。。思いついたときに(笑)