この間の日曜日(12月8日)、春日部と円空・円空仏が話題の集まりがありました。春日部まちづくり応援団が毎月やってる市民サロン=ウィークエンドブランチ(17回目)です。博物館のガラスケースの中でなく、手近に、円空仏をみながら、コーヒー片手に、<春日部と円空仏>をしゃべろう、という集まりだったのです。
いつも20~30名のおしゃべりサロンなんですが、今回は、お名前を書いていただいた方が82名。関係者10名ほど、ざっと100名だったでしょうか。部屋の定員は50名です。トップの写真です。
全然、広報していないのに、この、円空・円空仏の人気には、びっくりでした。音楽、ジャズ、桐ダンス、羽子板、の春日部は、市のセールスポイントですが。、円空仏の春日部なんて、全然マイナーな、はずなのですが。
*ポスターデザインは、いつものN妻さん。
お話は、春日部郷土資料館の実松館長さんです。春日部市教育委員会の出前講座としてやってもらいました。びっちり90分、<春日部の円空・円空仏、その魅力>を詳しく、やさしく話していただきました。
*実は、さわって、抱き上げて、もっと間近に、円空仏の微笑みを感じてもらう予定でした。そのため30枚ほどの白手袋も用意していたのです。でも混乱・危ないかなと、やめたのです。春日部市指定の文化財でもあります。
春日部市には21体の円空仏があります。円空仏を、拝借して、持ち出して、<円空>話題でサロンをやりたい・・・と、今から思うと、無謀!なプランを、ずっと持っていました。
円空仏は、神様仏様です、日々、拝んでいらっしゃるかもしれません。なのに知人の紹介で、市内の矢島さんを訪ね、お願いしたのです。
*左から、恵比寿様、大黒様、聖観音菩薩様です。恐るおそるお願いしたのです。いいですよ、と。当日は、所蔵者・矢島さんの奥様と友人さんも来ていただきました。
*矢島さんは、古くからの神社の宮司さんです。明治維新後すぐ、新政府の<宗教政策>までは、このお宮は、修験寺・南蔵院でもありました。
*近くの畑の中に、石仏がぽつんと。ここらは、古くからの道が残っていて、歴史散歩には、とてもいい地域です、春になったら歩いてみたいと思っています。
【おまけ】
*春日部郷土資料館は、過去に2度程、企画展<円空>を開いています。左は、その図録です。
*春日部の円空仏といえば、小渕の観音院です。1m80㎝の像ほか7体があって、全国的に有名です。大宮の県立博物館に寄託されていて、同館が時々開く<円空展>では、必ずポスターに、観音院の円空仏が登場します。
<お礼とお詫び>
*50人の参加者を想定して、コーヒーも、椅子も、配布資料も50人分用意していて、100人でした。それでも、混乱なく実施できました。参加者の皆さまのご協力にほんとに感謝します。ありがとうございました。
*手渡らなかった配布資料がほしいとの要望が、たくさん寄せられています。増刷して、市民活動センター(ぽぽら春日部)の事務室で、受け取れるように準備を進めています。