ジョン・レノンのヌードで販売部数アップをはかろう、私も(2007.1.18)

2008-01-18 15:14:05 | Weblog

毎日、同じ本屋(私の場合、TSTAYA南桜井店)に行っても、日々買いたい本があるわけじゃありません。そんな日が続くと、無意識に、無意味な雑誌を買ってしまいます。<また、ジョン・レノンの裸の表紙だ>と、一週間ほど、冷ややかに見ていた雑誌に、昨日(1月17日)手を出してしまったのです。

このジョン・レノンのヌードの表紙は、そもそもは、米国 Rolling Stone 誌の1981年1月22日号に載ったものです。ジョン・レノンが撃たれた後で、もうものすごく売れたのでしょう。後日知ったのですが、この写真が、撃たれた日(1980年12月8日)に撮影されたという伝説があります。ほんとうのようです。 その日の午前11時ごろ撮影です。

Rolling Stoneは、1969年創刊ですから、ざっと40年になります。通巻1000号を越えています。私の手元に、7,8冊あるでしょうか。古くは銀座のイエナとか、大手町の紀伊国屋で、表紙だけを見て買っていました。
昨秋Rolling Stone1000号記念に、表紙だけを編集した本(1000 Cover)が出版され,買いました。その表紙は、例のジョン・レノンのヌードです。

昨年秋には、Rolling Stoneの日本語版も創刊されました。正確には2度目ですから復刊号です。前にブログに書きました。<ここです> その創刊号を買ったのです。<ジョン・レノンのヌード>ポスターがついていたので、買ったのです。

それから、その雑誌を手に取ることもなかったのですが、また表紙が<ジョン・レノンのヌード>だったので、手を出し、買ってしまったのです。
いささか自己嫌悪に陥りそうです。

たぶん、この雑誌は売れ行きで苦戦していると思います。
だから、ニッパチ(売れない2月8月)の一発逆転を狙っての<ジョン・レノンのヌード>だろう、と思います。

正確には、違うようです。
1000号のうち、70年代(70年~82年で)の実に139号分の、表紙の撮影者、アニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)のドキュメンタリー映画が、この2月に、日本公開されるようで、その記念だそうです。
アニー・リーボヴィッツは、1949年生まれ、つまり一枚目の写真がRolling Stoneに載ったのは、20歳の時です。つまり彼女(アニー)の70年代は20代です。

・・・とすると、この映画を、見に行かなくてはなりません。すぐに終わるから、気をつけていなければならない。春日部市にくるわけはありません。
映画のタイトルは、「アニー・リーボヴィッツ=レンズの向こうの人生」です。

ところで、Rolling Stone 創刊 第1号の表紙は、ジョン・レノンです。
ついでに、ジョン・レノンが出てくる表紙は、12枚で、その中で、オノ・ヨーコさんと一緒が4枚、ヨーコさんだけが1枚です。
(さっき数えてみました。間違っているかもしれません、しかし暇だなあ、とつくづく思います)

“1000 Cover(表紙)”には、撮影者索引がついています。
撮影者=ジョン・レノンがひとつあります。1968年11月23日号です。
もういろんな、本・雑誌が掲載している写真です。だから私も、無断掲載します。

この写真がついているCDを持っています。
そのCDは、ジャケット・カバー(表)は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコさんが真正面を向いています。

実は、このCDを、ロンドンの出張!時に見つけたときは、思わずにっこりでした。90年ごろでしょうか。普通のレコード屋さんで普通に買いました。
それまで、レノンのレコードやCDを一枚も持っていなかったのです。だから、この1968年に発売されたレコード(あるいは、CD)の日本の販売についてはよく知りませんでした。
 もちろんロンドンでも、ヘアだけでなく、丸出しで、店頭に並んでいたわけではありません。ちゃんと“腰巻”つけて並んでいました。
後日、日本の店頭、“正規盤”売り場で、顔の部分のみ丸く切り抜いて印刷したカバーになっているCDを見たことがあります。
今では、新宿あたりの外国盤屋さんには、丸出しを普通に売っているでしょう。

<ジョンとヨーコの初の共作アルバム。1968年5月19日夜、ジョンがヨーコを初めてウェイブリッジの自宅に招待し、夜明けまでに完成させた。・・・・・・ふたりの全裸のジャケット写真は・・・セルフタイマーを使って撮影。衝撃的なジャケットのためにEMIやキャピトルから拒否され、茶色の紙袋がかぶせられて別のレーベルから発売された>と書いている本(注)も、載せてるジャケット写真は<隠した盤>です。

今日のブログで、そのCDの写真を載せて、<部数=アクセス数>のアップをねらったのですが、どうも私の品格を問われるようなので、小さく掲載します。
今どき、ネットにはあふれているでしょう。

同時代のトップランナーとして、ジョン・レノンには注目していました。解説本(攻略本)はよく読んでいます。
でも、知っている歌、ただし熱狂的に歌える歌(?)は、Give Peace a Chance (日本語タイトルは、平和を我等に) 1969と A Happy Xmas (War is Over) (日本語タイトルは、戦争は終わった) 1971、の2曲だけ。ああ、イマジンも知っています。

だから、このCDを一度も聞いたことがないのです。“実は聞いていないロック評論家”状態です。
レノンやヨーコさんのヌードな思想が今もって理解できないのは、当然でしょうね。   

   【おまけ】

* 私の持っているそのCDは、SSI 9999でTwo Virgins Yoko Ono/John Lennon, Un finished Music No.1 1999 Made in USAになっています。

* (注)引用した文芸別冊“ジョン・レノン”に紹介しているアルバムは――――。未完成 作品第1集 トゥ・ヴァージンズ Un finished Music No.1 1968年11月29日イギリス発売、ビデオアーツ/ VACK-1125 。


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